2017年10月22日

雨の投票日

RIMG2344長雨の仕上げに「超大型で非常に強い台風」がやってくると聞いて、何やら怒りがこみ上げてきました。

台風に対してではありません、よりによってこんな日が投票日となった、総選挙に対してです。

誰かの馬鹿な思い付きのおかげで、なんと多くの善良なる日本国民が、足を濡らし、衣服を濡らして一票を投じに出かけねばならなかったことでしょう。

もちろん店主も朝、店に来る前に権利を行使してきました。この怒りの一票が鉄槌となって、為政者の頭に振り下ろされることを夢見て。

まあしかしその夢は、はかなく打ち砕かれる公算が大です。せめて彼の笑い顔だけは、見たくないものですが、このささやかな願いさえ叶えられるかどうか。

何しろ店主は、かつて選挙において、当選者に票を投じたという経験を持ちません。単なるへそ曲がりに過ぎないといえばそれまでですが。

それにしてもマスコミなどの報じる選挙予測と、店主の周りで聞こえる世間話との落差が、今回ほど大きかったことはありません。

これで事前に予測されたような結果に終わるなら、店主の周りは、よほど偏った人間ばかりの集まりということになります。

類は友を呼ぶということでしょうか。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2017年10月21日

備えたつもりが

ついに店のPCがダウンいたしました。帳場の机に置いて、ふだんの作業に使っていたPC。

RIMG2354もう半年ほど前から様子がおかしかったので、後継機は用意してありました。店の裏でスタンバイさせてあったのです。

しかしいざダウンしてみると、切り替え体制に、まったく手抜かりがあったことに気が付きました。

アプリケーション類は、早々にインストールしておいたのですが、データ関係はいちいち同期を取るのが面倒なので、ネットワーク上で作業を済ませていたため、後継PCへ移行しておくことを失念していたのです。

早い話が、バックアップをさぼっていたということです。

仕方なく、しばらく前にクラウドサーバーにバックアップしてあったデータをダウンロードして、何とかつじつまを合わせようとしておりますが、これからしばらくは、不便な状態が続くことと思われます。

備えあれば憂いなし。古来からの金言を噛みしめるのはこんな時です。

そういえば同じようなことがもう一件ありました。昨日、市場で眼鏡が壊れたのです。仕事中に落としたりぶつけたりも始終ですから、傷んで壊れるのも仕方ありません。

そのために、さして高くはない老眼鏡を複数購入して、予備を常に持ち歩いています。早速バッグから取り出したところ、いつの間にかこちらも壊れてしまっておりました。

なんとも間抜けな話です。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2017年10月20日

止まない雨はない

明治古典会を終えて、いつもの仲間と食事をして、店に戻ったのは午後9時半。

もちろんバイトのΧ君はすでに帰ったあと。帳場に立っておそるおそるレジの精算をすると、今週になって初めてまともな数字が現れました。

そのまともというのは、最近では平均的となってしまったレベルということに過ぎず、かつてなら頭を抱えていた数字です。

つまり開業当時なら青ざめていたような数字が、昨今の平均値というわけ。

そんな風に低空飛行に慣れてしまった近ごろでも、この数日はさすがに焦りを感じました。

極めつけは昨日。お昼からTKI定例会議のため古書会館に出かけたのですが、午後5時になって「いま初めてお客様が」と、喜びのあまり(?)家人からLINEで報告が入ったほどです。

お天気のせいだと思いたいところですが、果たして雨や寒さの影響だけかどうか。

この滅入るような天候は、まだしばらく続くといいます。一週間後には「神田古本まつり」が始まりますので、関係者の不安は一通りではありません。

これだけ雨が続けば、一転、この先は好天が続く。そう期待したいところですが、こればかりはまさに運を天に任せるだけ。
jimbo
今日、市場で今年の神保町公式ガイドを貰いました。小型化(A5判)して内容もシンプルに96頁。その代り部数を多く(7万部)刷って無料で配布。

ガイドブックとしては、かえってすっきりしたと、店主は思います。

konoinfo at 22:42|PermalinkComments(0)

2017年10月19日

新刊割引

「新刊割引」というのは今では死語でしょうか。その昔、古書店では麗々しくその文字が印刷された帯を巻いて、割引価格が書き込まれていたりしました。

割引額は大抵1割。新刊の卸価格は8割前後ですから、千円の本を売って百円の儲け。定価が高い専門書の場合、掛け率はさらに高いことが普通で、1万円の本を9千円で売っても7百円しか儲からないというような具合でした。

RIMG2356市場で安く仕入れることができたのではないかと思われるかもしれませんが、新刊割引として売れそうな状態の本なら、ほとんど卸価格と変わらない値になっていたようです。

振り市全盛の時代、ある名物古書店主は、その手の本が出ると一瞬で卸価格を計算し、間髪を入れずそれよりわずかだけ安いハナ(初)声を出したそうです。

そんな薄利で商売が成り立つほど本が売れていた、今から思えば夢のような時代の話です。

さて現在、小店では、新刊同然という本が手に入り、それがAmazonなどで新刊価格と同等あるいはそれ以上でしか売られていなければ、2割引きの値を付けて「日本の古本屋」に出しています。

正確に言うと、送料を加えて2割引き。1割引きなら、大学生協でいつでも買えるだろうからです。

そうして出品した本を、まるで待ち受けていたかのように注文される方がいます。どうやって網を張っておられるのか、実に反応が早い。

そんな本がいつも入荷できるわけはなく、売れてしまうともう少しつけておけば良かったかと悔やむのですが、多少高くしたところで増える儲けは知れています。それで売れ残るよりは、薄利でも売れる方がまし。

しかし、これが多売につながらないところが、大いなる悩みなのです。

konoinfo at 20:36|PermalinkComments(0)

2017年10月18日

ラリーの日々

「古書の日」スタンプラリーの全店制覇第一号は、すでに先週の初めに出ております。

店主がそれを耳にしたのが10日だったと思いますから、連休中に回りきられたのでしょう。

となるとあの男性の筈です。確か7日の土曜日、店に入って来られてスタンプを押し、その時点で「40店ほど回った」とおっしゃっておられました。

4日から9日までの間に小店でスタンプを押された方は、せいぜい5〜6名に過ぎません。しかもラリー途中と思われたのはそのうち3名だけだったと、9日のブログにあります。

RIMG2352この3名中にしか完走者はおられない理屈で、となるとやはり「自分でも何でこんなことやってるのか分からないですよ」と言いながらスタンプを押し「今度またゆっくり来ます」と早々に立ち去られたあの方以外に考えられません。

改めてスタンプマップを拡げると、全店制覇のためには、かなりの難関が横たわっていることが分かります。遠隔地はともかく、無店舗営業の店、開店時間の限られている店など、よほどうまく時間を調整しなければならなかったでしょう。

機会があれば、完走体験談を伺いたいものです。「東京の古本屋」に手記を寄せていただく、というのも面白いかもしれません。

それ以降も、日にお一人、お二人とスタンプを押しに来られます。意外なのは当初予想したリタイア世代男性より、本屋めぐりも楽しみながら風の若い女性が多いこと。

ちなみに娘がツィッター情報でキャッチしたところによると、世の中にはスタンプマニアという方がおられ、当然のごとく「古書の日」スタンプも集めておられるとか。

いつかは小店にも来られるのでしょうか。

konoinfo at 19:30|PermalinkComments(0)

2017年10月17日

在庫を処分する

今日の洋書会で、ようやく「洋書まつり」が終わった、という気分になった同業も多いことでしょう。

RIMG2343いつ頃からか、バーゲンの売れ残りを、まとめて洋書会に出すというパターンが定着しております。もちろん多少とも仕分けをして、札が入るように工夫しなければなりませんが。

そうしてあらかたを売り捌くことができて、はじめて一件落着となるのです。

かつて輸入書籍協会の書店さんが参加されていたころは、在庫処分がそもそもの目的でしたから、残った本は洋書会が丸ごと引き受けるのが決まりでした。

輸入書店の参加がなくなった今、今度は洋古書店自身が、在庫処分をするようになっているわけです。

この変化の背景には、各店が過剰在庫を抱えているという現状があるのでしょうが、それぞれが専門分野の本ですから、以前なら市場で簡単に処分はできませんでした。

それを可能にした大きな理由の一つが、ディスプレイ需要にあることは確かです。ハードカバーの本であれば、まず買い手がつかないことはありません。

仕分けに悩む必要もなく、ある程度の量をまとめさえすれば、ディスプレイを専門にする何店かの競合入札となり、結構良い値になったりします。

残り物を売り捌くのには、実に有り難い状況ですが、良いことばかりではありません。

ウブ口が大山で出品されたりすると、その業者さんたちと厳しく競い合わねばならないのです。

konoinfo at 19:30|PermalinkComments(0)

2017年10月16日

景気の良い話

RIMG2253昨日よりまた一段と寒くなって、冷たい雨が降り続き、とうとう12月初旬の気温だとか。

こうなってくると、先週末の「洋書まつり」は、まだお天気に恵まれていたのだと思えてきます。

今日に至っては、店に入って来られたお客様すら数えるほど。もちろん、そのどなた様もがお買い上げくださったわけではありません。

しかし、こんな景気の悪い話はやめて、先日、同業から聞いた何とも羨ましい話をひとつ。

ポルトガルのポルトに世界一美しいと言われる書店があります。これだけのヒントですぐ検索できるのですが、その書店の名は「レロ・イ・イルマオン」。

100年以上前に建てられたという建物が一躍有名になったのは、ハリー・ポッターの魔法世界がこの店をモデルにしている、と知られるようになってからだそうです。

以来、見学客が引きも切らず、あまりのことにたまりかねて入場料を取るようにしたのだとか。お一人様4ユーロ。それでも毎日、入場待ちが列をなして、優に千人を超えると聞きました。本など売れなくとも、充分に収入が上がるわけです。

ハリー・ポッター人気おそるべしと、実際にそこを訪ねてきた同業が語ってくれたのですが、あまりにも次元の異なる世界の話で、羨むにも実感が伴いません。

むしろその同業のポルトガル旅行のほうが、店主にとっては羨ましい。聞けばさらに大西洋上遥かなアソーレス諸島を巡る旅だったとか。そういうゆとりのある人たちも、この業界にいるのです。

konoinfo at 19:30|PermalinkComments(0)

2017年10月15日

打ち出せなかった「第50回」

昨日より一段と冷たい小雨が一日中降り続いて、ドアを開けたまま店番をしていると足もとに寒さを覚えるほど。

本当は、人気もまばらで、レジの鳴ることもほとんどない有様ですから、寒さを覚えるのは首筋のほうなのですが。

まあ今朝は起きた時から、こんな一日になるだろうという予感はしておりました。しばらく店の仕事が手つかず状態でしたから、やらなければならないことは山積しておりますが、不思議なもので、あまり店がヒマでも、仕事に取り掛かる意欲が湧きません。

結局、何となくぼんやり過ごすことになり、いわば骨休めの日曜日となったのです。

KIMG0246そこでゆっくり今年の洋書まつりを振り返ってみました。毎年それこそ「後の祭り」を繰り返しておりますが、今回に関しては特に「第50回」を打ち出せなかったことが悔やまれます。

3年ほど前に気づいて以来、何かしら記念の催しに出来ないかと、秘かに考えてはおりました。そこで折を見ては、新規の参加者を募る声掛けをしてきましたが、それが叶わなかったばかりか、諸事情から、前年より参加店が3店も減ることになってしまったのです。

その時点で店主の計画は頓挫。目標は「ともかく会場の棚を埋めること」に後退。不安のまま会期を迎えることになりました。

結果は昨日もお伝えした通り、昨年を上回る好成績。参加各店の努力のたまものです。こんなことなら「第50回」を前面に出しておけば、各店の努力にもっと報いられたのではと反省しております。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2017年10月14日

ご来場御礼

本年の「洋書まつり」、恙なく終了いたしました。天候に恵まれなかったにもかかわらず、予想以上に大勢のご来場をいただき、売上げも、案じていたよりずっと健闘。

一昨年「神田古本まつり」の期間中に開催された時ほどは伸びませんでしたが、昨年よりは良い成績になりました。

もちろんまだ詳しい分析はできておりませんが、前回より参加店が3店少ないという状況で、このような結果は予想以上のことです。

KIMG0252確かに昨日も今日も、思いのほか会場は賑わっておりました。

数年前、やはり雨にたたられたことがあり、その土曜日の会場はとても閑散としたものでしたから、今回も、また同じような憂き目にあうのではないかと、恐れていたのです。

案外、雨間があって、降りみ降らずみという空模様が、客足を誘ったのかもしれません。小店のご常連客も、相次いでご来場いただきました。これでは、今日の店売りは期待できないと覚悟したほどです。

また土曜日というのは、これまでも時折、場違いな雰囲気のお客様が来られていましたが、今回に関しては、バラカンビート効果も少なからずあったように思えます。

ロッカー風の脱色長髪の二人連れとか、カストロ帽にカストロ髭というキメキメの男性とかが、物珍しげに会場を回っておられたのに、そんな感じを受けたのですが、考えてみればバラカンリスナーが必ずしも尖がっているわけではありません。

しかし、では彼らはどこでこの催しを知ったのか、それもまた不思議となるわけです。

konoinfo at 21:38|PermalinkComments(0)

2017年10月13日

明日もう一日

金曜日は明治古典会の日。それは毎週(ほぼ)そうなのですが、今日は「洋書まつり」の日でもありました。

KIMG0249身体は一つですから、同時に二つの場所にはいられません。週一より、年一を優先させていただいて、今日はもっぱら地下に居りました。

ということで「洋書まつり」のお話をいたします。

小雨が降ったりやんだりのお天気ながら、開場の30分以上前からお客様が並び始めました。

その熱意にほだされて、定刻の5分前にオープン。あっという間に会場はお客様で埋まり、それから午後の2時ころまで、ずっと混みあった感じが続きました。

とくに会場に設けられたテーブルと椅子。本探しに疲れたら一休みしていただこうという「洋書まつり」独特のコーナーですが、ここが完全に取り置き台と化し、間断なく本が積み上げられて行きます。

休んでいるお客様など見当たりません。積み上げるや再び棚に突進。やがて、テーブルが壊れるのではと思われるほどの山になました。さらに溢れて、周りの床にも直積みの山々が生まれます。

今回はまとめ買いが目立ちました。段ボール4〜5箱の爆買い(!)が、お二方。2箱以上が数名。お断りしておきますが、いずれもかなり大きめな箱です。店主なら決して運びたくない。

そんな梱包発送が30箱以上はあったはずです。ともかくこうして初日が過ぎました。ちょっと心配なのは、いつもより引き足が早かったこと。閉店時間には、ほとんどお客様が残っておられませんでした。

明日はどうなるでしょう。

konoinfo at 21:30|PermalinkComments(0)
Profile