2019年01月19日

全員出席

昨夜は旧理事会の新年会でした。暮に忘年会を開いたのとは別の理事会ですが、メンバーは5人重なっています。

忘年会が参加者8名だったのに対し、昨日は14名が出席。ゲスト1名を加えて15名という賑やかな集まりになりました。

この14名というのは、現時点で集まれる全メンバーです。廃業された方が1名、鬼籍に入られた方が1名。後者は天誠書林の和久田さん。もう5年前のことになります。総勢16名の理事会でした。

ゲストは古書組合前事務局長の高橋さん。10年前に退職されてからは、千葉の田舎(ご自身の弁)で絵かき三昧、悠々自適のリタイア生活ですが、今般、組合百年史の編集相談役に引っ張り出されました。

KIMG0820会場は、もう何年続いているでしょうか、美土代町のレストラン『七條』。昨年6月には洋書会でも利用しましたので、店主にとっては半年ぶりということになります。

年に一度の集まりですから、オーナーご夫妻が我々のことをどこまでご記憶かは分かりませんが、こちらとしてはすっかり顔馴染みの気分。

事前に注文用紙が配られ、各自がコース料理をチョイス。幹事役がまとめてお店に連絡しておくのが習わしですが、昨日はその注文の証拠となる用紙を、幹事さん持ってこられませんでした。

写しを持参した用意周到なメンバーは3名のみ。あとは記憶をふり絞って、自分が何を頼んだか思い出さなければなりません。前菜、揚げ物、メイン、デザートと、その度に大騒ぎとなり、一旦置かれたお皿が、またあちこちへと移動する始末。

かくして1998年に発足した理事会は、21年目の新年会を楽しく終え、全員揃っての再会を期して別れたのでした。

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2019年01月18日

消えた財布

KIMG0719新年も二度目の明治古典会となると、市場に落ち着きも出ます。それに比例して、出品も控えめになるのが常の事ですが、今日はそんな予想に反してよく品物が出ました。

あくまでもこの時期としては、という限定つきでですが。

店主が入札したのは、ある美学者の旧蔵書。まだご健在で活躍中の方ですが、以前から折に触れ、一業者を通じて蔵書の整理をされています。

今朝もその業者から、その先生の口だと知らされ、出品されたうちの洋書に絞って4点に札を入れました。結果として全点を落札。といってもさしたる金額ではありません。しかし量はカーゴに3分の2ほどになりました。

面白い本は散見されるのですが、何分にもそれ以外の量が多すぎて、結局それが他の入札者にとっても、強い札が入れられなかった理由ではあったでしょう。

もちろん店主が今日手に入れたような洋書は、明古としては、あくまで傍流。本来の明古らしい出品といえば、やはり最終台に乗せられた「ホトトギス『吾輩は猫である』掲載号10冊揃」のようなようなもの。

明治38年、この雑誌で作家「夏目漱石」がデビューしたのかと、店主も思わず手に取り、じっくりと眺めさせてもらいました。こちらはあまり文学書を扱っていなかった若手が、思いがけぬ落札。その意欲に感服です。

しかしながら今日一番の話題は、経営員の財布紛失事件。置き忘れたものを、誰かが見つけ、あとで受付に届けようと持っていたらしいのですが、それが判明するまでの数時間、紛失した当人は青くなって捜索をつづけ、仲間も大いに心配いたしました。

見つかってみれば笑い話。古書会館でかつて私物が無くなったためしはないと、改めて安全神話が守られたことに、一同胸をなでおろした次第です。

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2019年01月17日

あっさり手を引く

年明け早々、お知り合いからの紹介とおっしゃって、蔵書のご処分について相談のお電話をいただきました。建築デザイン関係の事務所の引っ越しだそうです。

なにはともあれ一度拝見に伺いますということで、台東区まで出かけたのがちょうど一週間前。

小さなビルの2階にある事務所にお邪魔すると「とりあえずはこれなんですが」といって見せていただいたのは、なんとも形容しがたい本の堆積。一方の壁面に、斜めに傾いて何列も積みあがっています。

ご説明によれば、震災で崩れたとのことですが、もともとどんな形で収納されていたのか、棚板などが目に入りませんでしたので、不思議に思いました。

他にも本はあるのですが、まずここを片付けないことには始まらないと、すでに、ある本屋さんにお願いして来てもらったそうです。

RIMG3376するとその業者さん、一目見て5千円という評価額を告げたとか。あまりのことに、お引き取り願ったというのですが、同業としては理解できなくもないと、お客様に申し上げました。

その上で、(れた本の山を処分しやすいように縛って積み直す。△修硫當で値のつく本を抜いて、それを引き取る。という方法をご提案し、日取りまで決めました。

その日まではまだ2週間ほどありましたが、昨日、お客様からお電話をいただき、何人かのご友人に相談されたところ、色々なアイデアが出て、別の本屋さんを紹介するという人まで現れたとのこと。

ご本人としても心が動いておられるようですので、それならばと手を引かせていただくことにいたしました。

ご紹介者の手前、なかば労働奉仕の覚悟でしたから、かえってホッとしたというのが、偽らざる心境です。

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2019年01月16日

寝具に頼る

RIMG3382正月に名古屋で四晩を過ごし、東京へ帰ってきたその明くる朝、起き抜けに首腰の痛みを強く感じました。

以前から寝起きは体が辛かったのですが、その辛さが一段、パワーアップしたようなのです。

三日四日辛い朝が続き、ふとあることに気づきました。名古屋では三が日、起きた時にあまり体の痛みを感じませんでした。

てっきり休養のおかげかと思っていましたが、店主用の寝具に、いわゆる安眠マットレスを敷いてくれていて、あるいは寝具の効果だったかもしれません。東京に戻ってその反動が出たのかも。

そこでこの際、だまされたと思って店主も、その手の寝具を購入してみようという気になりました。

あれこれ比較検討したうえで、一つの製品を選び発注。それが店に届いたのが先週金曜日のこと。家に持ち帰ったのが土曜日。

その夜から早速、せんべい布団の上に敷いて休みました。

次の朝、驚くべきことに、前日まで辛い思いをした起き抜けの痛みが感じられません。製品の宣伝文句のようですが、信じられないほどの効果。

ただしその代償のように、起きている間に痛みを感じることが増えた気がします。使い始めてまだ四日。しばらく様子を見なければ、この寝具の功罪を語ることはできないでしょう。

痛み止めの薬のように、だんだん効かなくなることはないか。あるいは、それなしでは眠れないような禁断症状があらわれないか。

いずれにせよ、これで首腰の痛みから解放されるなどと、甘い期待を抱いてはおりません。

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2019年01月15日

「買って読め」

今朝は、新たな水漏れ箇所は見つかりませんでした。ほっと一安心。

しかし不便な状態であることに変わりはありません。なにより店の中で、一日中ポタポタと、水の落ちる音を聞いているのは気持ちが悪い。

もしやまだどこか、見つかっていない漏水箇所があるのではないかと、疑念が膨らみます。

そんな具合で、今日はお昼から洋書会に出かけたものの、ひとあたり会場を眺めても入札意欲がわかず、早々に引き上げさせてもらいました。

こんな話をいつまで続けていても仕方ありませんから、最近読んだ本のお話。珍しく自分でお金を出して買った新刊書です。

学生時代の友人から、本を出したので読んでみてほしいというメールをもらいました。メールだけで実物は無し。つまり「買って読め」ということです。まあ考えようによれば、合理的ではありますが。

さして高くもない文庫本ですし、内容にも興味がありましたので、さっそく新刊書店に勤める娘に買ってきてもらい、読んでみました。

manjiroジョン万次郎・述、河田小龍・記『漂巽紀略 全現代語訳』(講談社学術文庫)というのがその本で、全174頁のうち、ざっと30頁ほどは図版ですから、読むのはあっという間。

ただし短いからというだけでなく、面白いからでもあったことは、友人のために申し上げておきます。

友人はこの「現代語訳」を担当したのですが、それがどの程度の手柄か、店主には判断がつきません。それでも数奇な運命を辿った漂流者の記録は、読むものに様々な感慨を抱かせます。

こんな機会がなければ手にしなかったでしょうから、友人の強要(?)というのも、あながち悪いことばかりではないと思いました。

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2019年01月14日

水難続く

今朝、起き抜けに家人から「新たな場所から水漏れがしている夢を見た」と告げられました。

一緒に車で店に来て、夢のお告げやいかにと裏を覗いた家人は、勝ち誇ったように「正夢だった!」。もちろん喜んだわけではなく、怒り心頭のようす。

確かにポタリポタリですが、養生したところとは別に水漏れが起きています。真下に偶然、ガラクタの入った小さなアクリル箱があり、その箱の8分目ほどまで水が溜まっていました。

RIMG3399管理会社に連絡。昼前、昨日とは違う業者さんが来られ、文字通りの応急措置。この水漏れでは目立った被害は発生しませんでしたが、新たに別の箇所に、数日前におきたらしい水漏れ跡を発見。

どうやら本棚の僅かばかり前面に滴り落ちたらしく、横積みにして庇のように出っ張っていた本が水を受け、その奥や脇の本をじっとりと濡らしておりました。どのような経路で、そこが濡れるに至ったかは、もはや判然としませんが、被害だけは歴然です。

さて漏水の原因箇所は特定され、修理工事の日程もようやく明らかにされました。部材、作業員確保、住人との調整などの結果、工事日は16日の水曜日になるとのこと。

聞くところでは2階と3階の間の排水管に問題があったらしく、コンクリートの壁を「はつって」行う、1日がかりの大仕事になるとか。

つまりそれまで漏水は止まらないわけです。水が止まってから天井にあけた穴を塞いでくれるそうですが、漏水が続いた期間によっては、天井材や壁材も相当劣化している可能性があります。

今度は、その改修のために、本を大移動させなければならない――などということのないよう祈るばかりです。

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2019年01月13日

ついに実害

あれが単なる序幕に過ぎなかったとは――まったく甘い予測でした。

今朝は家人と娘と3人で店に来たのですが、最初に店に入った娘が、店の奥のソファーの上が水浸しになっているのを発見。それからはてんやわんやです。

あとから見つかった水漏れ箇所が、金曜日あたりからしだいに漏れのスピードが上がっているようで、気になっていたのですが、その後、店主の留守中に管理会社の方がお出でになり、原因が判明したので近く修理するが、丸一日の作業になりそうだと告げていかれたとか。

こうなれば、一刻も早く工事をしてもらいたいところですが、連休明けになるのは、やむを得ないだろうと思っておりました。

そこへ今朝のありさまです。養生してある箇所とは別のところから、ポタポタなどという生易しいものでなく、少し溜まるとザザーッとこぼれるように落ちてきます。

ソファーの上には分厚い敷物と仮眠用の掛布団が載っていたのですが、どちらもぐしょ濡れ。表に運び出す間にも水が滴るほど。そしてソファーの下には隙間なく詰め込まれた本があり、これらはほぼ壊滅状態。

さらに新たな被害が見つかりました。壁面の本棚の裏に、水漏れがあったようなのです。実はこちらの方が古い水漏れらしい。

RIMG3396つまり最初の一滴と見えたのは、すでに天井裏で起きていた漏水が、たまたま目に付くところに出現したに過ぎなかったわけです。

応急処置の業者さんが来られ、新たに養生していってくれましたが、これとていつまで持つことやら。

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2019年01月12日

和やかな新年会

昨夜は「つきじ治作」で、明治古典会恒例の新年会が開催されました。

昔ならともかく昨今では、この手の、いわば敷居の高い店は、あまり利用されなくなっております。その一番の理由が、会の懐事情にあることは申すまでもありません。

かつては新年会以外にも、毎年初秋に会員旅行なるものが催され、会員にとっては大きな楽しみでしたが、こちらは予算もさることながら、忙しい店が増えてスケジュールの調整が難しくなり、近年は実施されておりません。

つまり店にも市場にも、昔ほどの余裕がなくなってきているというわけでしょう。

そうした中で、今年は現会長の提案で、若い経営員たちにも格式ある店を経験させようと、この「治作」が新年会場に選ばれたのでした。

KIMG0812会長が冒頭に釘を刺したのが効いたか、若手もいつになく静かで、落ち着いた宴席となったのが、店主には何より好もしく思えました。若い仲間の感想も、聞いてみたいところです。

さて寒い朝となった今日は第2土曜日、南部地区入札会の日です。「新年おもしろ市」と銘打って、最低入札価格が5千円(ふだんは2千円)。児童文学関係の一口ものが関心を集めていましたが、店主のお目当てはいつもどおり店売り用の文庫本。

狙いを定めて、2点だけ入札してまいりました。そして夕刻、エクストラネットで確認すると1点が落札。といっても16本口。量としては、十分な仕入れとなりました。

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2019年01月11日

明治古典会初市

KIMG0762今年は7日の月曜日から市場が始まりましたので、明治古典会にとっては今日がようやく新年の初市。

すでに顔を合わせている同業も多いので、「おめでとうございます」の挨拶も顔を確かめながら。

出品状況は、量、点数ともやや控えめ。年明けはいつもこんな具合です。それでも昨年末に出品された自筆本、限定本コレクターの口の続きが今日も出ていて、最終台を賑わしておりました。

とりわけ三島の珍しい別装5部本には、驚くような札が入っていて、人気の根強さを感じました。しかも落札は一番の下札。一番上札との金額差には、ため息をつくしかありませんでした。

店主は例によって単なる野次馬。最終台に手の出せそうなものは、まるで並んでおりませんでしたが、興味を持った商品はあります。

それはフランスの古い音楽コンサートポスター。1925-1930という年代のものが10枚、赤毛氈の上に広げられていて、パリオペラ座、ハイフェッツなどという文字が目に飛び込んできました。

大きなものはタタミ一畳ほどもありそうなサイズ。小さなものは古書即売展のポスター程度(と言って分かるのは一部の方だけでしょうが)。文字だけのポスターですが色遣いと言いその字体と言い、いかにも戦間期パリの雰囲気。

面白いとは思うのですが、売り方も、売り先も見当がつきません。結局、音楽系を得意とする業者さんが、落ちて見ればなるほどと納得できる価格で落札されていました。

さて本日は、市会終了後、毎年恒例としている明治古典会新年会です。その顛末は、またあらためてご報告する機会があるかもしれません。

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2019年01月10日

短い合同会議

午後5時半から、月例の役員合同会議。かつて1月は会議と併せて新年会などを催したこともありましたが、諸事略儀の昨今、喜ぶ人より面倒がる人の方が増えてきて、今年もいつもの月と変わらない、淡々とした会議のみ。

RIMG3379ただし、ふだんより30分早い開始時間になったのは、今日の午後7時から、神田支部の新年会が予定されていたからです。

支部は今でもそれぞれに新年会が開かれていて、店主の所属する南部支部も下旬に開催の知らせをいただきました。面目ないことですが、支部の新年会にはもう10数年来、出席しておりません。

それはさておき、大事をとって30分開始を早めた合同会議ですが、ほぼ午後6時を回ったころには終了。「こんなことなら定時にしておいても良かった」とは、会議を終えての理事長の述懐です。

今期は理事長の方針もあるとはいえ会議時間が短く、これまでに果たして40分を超えたことがあったかどうかというほど。昔は1時間は普通。ときに2時間近く激論を交わすといった時期もありました。

現在の会館になって間もないころは、運用方法などで話し合うべきことが山ほどあったことは確かです。さらに支部問題、交換会の問題など、答えを見つけるのが難しい案件も次から次に。

それらが今は解決された――というわけではありません。大人数の話し合いでは、いくら時間をかけても答えを出せないことが明らかになったのです。かくして質疑応答は、ごくあっさりしたものばかりになり、今日も30分少々でお開きとなったのでした。

帰りがけ、南部支部長として出席していた月の輪さんから、水漏れの件で「ウチと同じです」と告げられました。そういえば昨年末に、そんな話を聞いたことを思い出しました。なんでもようやく原因が分かり、修理に入ったところだとか。

小店も長期戦になるのでしょうか。

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