2017年10月12日

あすは「洋書まつり」

案に相違せず、会場の陳列棚は本で埋まりました。

実のところ、多少の心配もなくはなかったのです。今回はそれぞれの事情から、2店が出店できませんでした。メンバーの中でも比較的、大量に持ち込む書店さんたちです。

しかしそれを補って余りある量を、ほかの書店さんたちが持ち込んでくれました。並べてみれば、いつもと変わらぬ洋書ギッシリの光景です。

田村書店さんは、直前に仕入れた段ボール40箱以上という口を、素早く値付けしてご出品。そのほとんどがフランス書ですから、小店はますます不利な戦いになるかも。

都丸書店さんはドイツ語、ロシア語、もちろん英語もと、多言語、多ジャンル。五山堂書店さんの専門は社会科学系ですが、哲学、歴史など他分野も充実。

崇文荘書店さんは、今回もお得意の800円均一でしょうか。その価格でもかなりのお買い得、という本ばかりを集めておられますので、いつもかなりの冊数が捌けていきます。

KIMG0234一誠堂書店さんもしっかりお持ち込み。割り当ての棚数がやや少なかったこともあり、せっかくのビジュアル系書籍が面陳できず、平積みになっていたりします。ちょっと申し訳ないことをしました。

前回から参加の三日月書店さんと竹岡書店さんも、それぞれ棚から溢れるほどの出品。

そして駱駝舎さんと内山書店さんは、いつもながら独特の品揃えで会場にアクセントをつけて下さっています。

心配なのは空模様。気温も下がって冷たい雨という予報も。会場が熱気に包まれることを願うばかりです。

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2017年10月11日

明日は搬入陳列

「洋書まつり」に関して2件、お問合せをいただきました。1件はメールで、1件はお電話で。

メールの方は「ロシア語の書籍、雑誌が出ているか」とのお尋ね。雑誌はともかく、書籍の方は例年、都丸書店さんが一定量を出品されています。

ただ今年も同様に出てくるかどうかは、明日になって、各店が陳列を終えるまでは店主にも分かりません。申し訳ありませんがと、その旨を返信いたしました。

毎年、どんな本が出品されるのか、フタを開けるまで分からないというのは、確かに、お客様にとってはご心配な面もあるでしょう。

それが楽しみだとおっしゃって、ご来店下さる方々もおられますが、そうしたご常連に頼るばかりでなく、新たなお客様層に訴えるためには、この点でも何かしら工夫が必要だろうと感じます。

RIMG2340お問合せのもう1件は「絵本とか子供向け読み物といった関係は出ますか」というもの。

明日になってみないと分からない点では事情は同じですが、ただ例年の傾向からすると、この分野は「洋書まつり」の、あまり得意としないところです。

もしそうした関係の出品があれば、SNSでも利用してお知らせしようと思っておりますが。

ところで現在、小店の均一台が何段か、空になっております。これは急なディスプレイ書注文に対応した結果です。決して「洋書まつり」に回したわけではありません。

タイミングが悪く、疑いを招きそうですので釈明しておく次第です。

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2017年10月10日

「洋書まつり」案内

日曜夜のインターFM「バラカンビート」は、店主にとってしばらくの間、店から帰る車中での愛聴番組でした。

と言っても、2時間番組の中のせいぜい30分ほどを聞きかじるだけの、いい加減なリスナーに過ぎませんでしたが。

それがいつ頃のことでしたか、裏番組に「ビートルズから始まる」(BayFM)を見つけ、ついバラカンさんから遠ざかることになってしまいました。

しかし気が付けば最近は、小林克也さんの方もあまり聴いておりません。特にこれといった理由はないのですが、意識して何かを聴くということがなくなってきたようです。

そんな店主と違い、一誠堂書店の上田さんは人も知る(あまり知らないか)バラカンファン。番組は欠かさず聴いておられるばかりか、イベントなどにも参加する熱心さ。

その彼が、去る8日放送の同番組にリクエストメールを送り、番組の中でそれが読み上げられたと、ご本人から報告を受けました。

RIMG2339わざわざ報告いただいたのには訳があります。そのメールの中で「洋書まつり」について言及し、ぜひご来場をとの呼びかけまで、併せて読み上げて貰ったのです。

今日の洋書会で、ご本人がスマホにダウンロードしたものを、店主ら居合わせた仲間に聞かせてくれました。かなり詳しい説明を、端折らずに読んで下さったようです。

また今度から聴こうかな「バラカンビート」。

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2017年10月09日

ラリー経過報告

10月4日の「古書の日」からスタートしたスタンプラリーですが、小店に初めてスタンプを押しにお客様が来られたのは、ようやく土曜日になってのことでした。

それ以前には、お二方ほど、物珍し気に台紙をご覧になって、せっかくだからと「真珠夫人」のスタンプを押して行かれたくらい。

金曜日に明治古典会の会場で、仲間とその話題になったとき、神田ではすでに多くのラリー参加者が各店を回っておられるようで、口々にその様子を話してくれました。

小店はといえば、土曜日にお二人、日曜日はゼロ、そして今日またお一人。ラリーを楽しみながらのお立ちよりは、これまで計三名にとどまります。

一方で、積んである台紙とスタンプ置き場に目を止め、これは何ですかと不思議そうにご覧になってから、面白がってスタンプを押してお持ち帰りになられたお客様が、今日までに数名。

この先、どこかにお回りになることがあるのでしょうか。

RIMG2321小店は、参加店の中でも、クリアするためのハードルは低い方だと思います。何より定休日がありませんから、いつでもお寄りいただけます。

それなのにこのお立ち寄りの少なさは、何に由来するのかと考えるに、やはり足の便だと思わざるを得ません。聞くところによると下北沢の「ほん吉」さんは、小店などよりずっと多くのラリー客が訪れておられるご様子。

店の魅力もあるのでしょうかね。

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2017年10月08日

キンモクセイ

KIMG0208金木犀には毎年、不意を突かれます。ある日突然香ってきて、見上げると庭の古木に金色の小さな花が満開。

10月から入れ替わったNHKカルチャーラジオ「芸術その魅力」は、この香りや匂いがテーマで、題して「日本人と香りの”美”」。

当たりはずれのあるこの番組ですが、今回は少し期待できそうです。

一口に芸術と言っても、ラジオ番組という制約から、耳で聞いただけではわからない美術などは、講師の技量によって大きく出来が左右されます。

かつてミケランジェロを語った店主の先輩、木下長宏さんも、その点にずいぶん苦労されていました。しかし贔屓目(耳?)ではなく、美術関連としてはとても面白かった気がします。

その点、音楽がテーマの場合は実際の音を聞かせることができますから、言葉は悪いですが、ある程度誤魔化しも効きます。ですから聞く方も安心していられます。

今回は聴覚でも視覚でもなく、嗅覚が取り上げられるわけで、どう料理されるのか、この先の展開が楽しみです。

匂いに関連して、先日の体験をひとつ。店番をしていると若い女性が入ってこられました。それが強烈な、ありていに申せば耐え難いほどの、お化粧の匂いなのです。

まだ化粧を始めて間がないような年恰好でしたので、思わず注意をしようかと思ったほどでした。しかし続いてお連れが入ってこられ、仲良く寄り添って、本を見ながら談笑されています。

嗅覚にも個人差が大きいのだと考え、口をつぐむことにしたのでした。

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2017年10月07日

フランス書が多い

RIMG2337「洋書まつり」モード全開で、朝からその準備に勤しみました。

いつもより早めに取り掛かったつもりでおりましたが、気が付けば、木曜日の積み込みまでに、残された日数はあと4日しかありません。

そのうち火曜日は洋書会がありますから、残るは3日。しかしまるまる作業に費やせるわけではないので、正味2日と見ておいた方が良いでしょうか。

これまでに伝票まで付けて準備が済んだのはカーゴ1台分。さらに半カーゴ分は伝票を付けるばかりになっています。

目標としているのはカーゴ3台。つまりまだ道半ばに達していない。はたして間に合うかどうか、我ながら心配なところです。

しかし、本がないわけではありません。あちこち山積みになっています。それを崩して、一冊ずつ「洋書まつり」に出せるものかどうか、出せるとしたら幾らに付けるか、その振り分け作業が必要です。

ここがまず一番時間を取られるところで、目標達成は、それがどれほど捗るかにかかっています。

今年の小店の出品は、例の紋章学の一口を除くと、フランス書が圧倒的に多いことに気が付きました。確かに記憶を辿ってみても、最近の宅買いはフランス語学、文学、思想関係が続いた気がします。

当然ながら、洋書の中では英語が一番よく売れます。それに比べるとフランス書、ドイツ書はぐっと売れ行きが鈍い。もちろん問題は中身ですが。

苦戦するでしょうか。

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2017年10月06日

市場に出すわけ

11月上旬の気温とかで、上着を羽織って古書会館へ。

今日の明治古典会は、某グラフィックデザイナー旧蔵という洋雑誌を中心としたカーゴ7台の出品が、会場を狭くしていました。

出品者は、会に払う仕分け料が出るだろうかと心配されておられましたが、結果的には一口ものの強さ。万遍なく札が入り、中に何点か思わぬ値になるものもあって、安堵の胸をなでおろされたようです。

他にも中国関係資料、限定本の一口、洋書美装挿絵本の口など、最近では出品の少なかった3週前に比べると、その倍ほどの点数。

73879出来高もまずまずで、運営側としては充実した一日となりました。

店主もわずかばかり出品。その中には、この前千葉まで行ってお引き取りしてきた奥野信太郎、安藤鶴夫の著書一括も含まれております。

小店に並べておいたのでは、いくら安くしても、売り切るまでにどれほど時間がかかるか知れません。それに、安売りするにも限度があります。

お客様には、お引き取りする際、市場に出すことになるだろうとお伝えしてありました。

落札価格から単純に割り出すと、均一本にして自店で売った方が、ずっと金額にはなる勘定です。

それでも落札された書店さんが、適切な価格を付けて販売してくれるとしたら、きっとそのほうが、お客様にとって嬉しいことだと思うのです。

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2017年10月05日

ライフワーク

思い出したように読み継いでいるので、なかなか捗りませんが、ようやく『日本文壇史』第9巻を読み終えました。

そうしてその巻末に辿りつき「読者へ――あとがきに代えて」(瀬沼茂樹)の最初の一文が目に入ったとき、胸を突かれる思いがしました。

伊藤整君の遺作『日本文壇史』第九巻をようやく出す運びにいたったことを、喜びとしたい。

著者は、第8巻刊行の後、不帰の人となっていたのです。そういえば、第8巻までにはあった著者による「はしがき」が、本巻にはなかったことに、ようやく気が付きました。

いくつもの時間の層が、この本には折り重なっています。まず第一に、文壇史として取り上げられている時間。この巻では、それは明治38年〜39年(1905〜6)。

次に、それが『群像』に連載された昭和33年〜34年(1958〜9)。そして、この巻が刊行された昭和45年(1970)。さらに、講談社文芸文庫として新たに「解説」を加えて再刊された平成8年(1996)。

RIMG2322店主がこれを読み進めているのは平成29年(2017)。著者がこの作品に費やした時間は膨大なものですが、作品はすでにその時間を遥かに超えて、今に生きていることになります。

畢生の作とは、こういうものを言うのでしょう。ここまで読んできて、まだ飽きません。

ただ困るのは、つい自らを振り返り、無為に費やした年月が情けなく思われてくることです。

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2017年10月04日

神に祈る

10月4日を「古書の日」としよう。全国古書籍商組合連合会という全国の古本屋さんの集まりで、そう決めたのは、今から15年ほど前のことになります。

決めるには決めても、全国規模で何かを行うのは大変ですから、ほぼ都道府県単位に存在する各地古書組合が、その日に合わせて、何かしら行事を実施していこうと申し合わせたのでした。

東京組合でも、その時々の理事会が、知恵を絞ってさまざまな催しを企画実行してきましたが、これまではどちらかというと「古本屋になるには」講座のような、トークイベントが主流でした。

今年は一味違って、その名も「古本感謝祭」。広報部の企画書から抜粋します。

インターネットの普及により、書物の持つ意味合いが大きく変わろうとしている昨今、役目を終えた本、読まれなくなった本に感謝をする機会を設けることにより、多くの方々が書物の重要性を再認識し、書物によって培われてきた文化を見直すきっかけになることを願って行います。

具体的には、一般にも呼び掛けて集めた不要本を神田明神でご祈祷してもらい、チャリティーバザーに出品して、売り上げを「日本ユネスコ協会連盟」に寄付する。併催イベントとして、古書即売会も開く、というものです。

KIMG0201頑張るなあと、他人事のように感心しておりました所、その感謝祭に参列してくれという要請が組合から来て、断りきれずに本日、昇殿参拝というものをして参りました。

本殿に昇ってお祓いを受け、祝詞や神楽を拝聴。不信心者でも厳かな気分になるから不思議だと、同席した誰かが言っておりましたが、店主もまさに、その口でした。

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2017年10月03日

10月は古書月間

明日から始まる「古書の日」スタンプラリー。これに参加する店に向けての説明会が、今日の午前11時半からあるという知らせを、封書でいただいておりました。

しかし店主が古書会館に着いたのは、その1時間ほど後。遅れたのではなく、スルーしたのです。

RIMG2290当番でない洋書会の日は、店を12時前に出るようにしています。だから1時間早く出れば出席できるのですが、出かけるまでに片付けておかなければならない雑用も多く、勘弁してもらうことにしました。

届いたセットを、店頭の目立つところに置いておく。その他に、説明を受けるほどのこともないはずですし。

気持ちよく応対してください、くらいの注意があったでしょうか。確かに仏頂面をしていては、せっかくの企画が、逆に業界のイメージダウンにつながってしまいます。

もっとも、そうした応対ができない店は、初めから参加していないとは思いますが。

いずれにせよ店主が古書会館に着いた12時半には、とっくに説明会は終わっていて、どれほどの出席数があったのかも分かりませんでした。

さて本日の洋書会は、出品量やや少な目。出品点数はかなり少な目。つまり、大山が多かったということです。

良く見れば面白い本もあるのですが、落札すると整理に時間を取られそうな口ばかり。もっか他に整理すべき山が溜まっている身としては、それらを後回しにしてまで手に入れたいという気には、なれませんでした。

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