2018年06月28日

七夕目録出来

「七夕古書大入札会」の目録が出来上がりました。

目録小店に届いたのは一昨日ですが、会員でも早いところにはその前日に届いたようです。そしてそれを見た同僚の一人から、泡を食ったように電話がかかってきました。

とても重要なお知らせの部分が、抜け落ちてしまっているというのです。

この入札会目録は、お客様にご覧いただき、ご注文をいただくためのものです。前年までは、1点ごとに、入札最低価格が表示されていました。出品者が、それ以下では売りたくない、という数字です。

業界では「止め値」などとも言いますが、いわば、ふつうは見せることのない止め値を、公開するような形です。

この方式は10年以上続いてきたのですが、これにはずっと賛否両論がありました。いわゆるエスティメートと混同されて紛らわしい、などというのも反対理由のひとつです。

今回、その入札最低価格表示を外すことが決まりました。話が長くなりますので、そのいきさつは省きます。

しかし、1点ずつ表示していた時も、そうでない今回のような時も、入札会には取引最低価格というものが設けられています。それが前年の場合は、1点10万円。今年はその部分も変更して、1点5万円ということにしました。明治ものを少しでも多く集めるための工夫です。

それなのに1点が5万円であることを説明する肝心な部分が、すっぽり抜け落ちていたのです。

紙目録と同時に公開しているWEB目録からその部分を拾いますと、入札価格について/今年度の七夕古書大入札会は「入札最低価格」表示を行いません。入札取引価格は以下の通りとなります。/一口:5万円以上/但し、額・幅・嵩物は10万円以上 屏風は30万円以上

ことのついでに申し上げるようですが、ぜひ一度、このWEB目録をご覧ください。本来ならば、皆様に紙目録をお送りしたいところですが、それもかないませんので。

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2018年06月27日

本いじめ

日本郵便ホームページのトップ画面に「お知らせ・プレスリリース」というリンクがあります。

そこをクリックすると「お知らせ」が何行も並び、少し下にようやく「プレスリリース」が現れます。「新商品やサービスの発表、業務提携、経営・財務情報などをご案内して」いるそうです。

今日、その第一行目に、ひっそりとゆうパックのサービス改善及びゆうメール基本運賃等の改定(6/26)という見出しがあるのを見つけました。

そこを開いてみたところ、詳しくはこちらをご覧くださいとして、PDFへのリンクが貼られています。ご覧いただけばわかる通り、前段は「ゆうパックのサービス改善」と称して、配達時間帯の変更についての説明。

問題はその次、2頁目の中ほどにある小さな表。説明文によると「基本運賃を適用するゆうメールのうち、規格外サイズ(長辺 34cm、短辺 25cm、厚さ 3 僂鯆兇┐訛腓さ又は重量 1kg を超えるもの)の取扱いを廃止し、基本運賃を一本化」するのだそうです。

注も付けられていて、(注 4)今回の改定により、ゆうメールとしてお引き受けできるサイズは、長辺 34cm 以内、短辺 25cm以内及び厚さ 3 儖米睚造咾暴杜 1kg 以内のものとなります。

この通りだとすると、9月以降、厚さ3僉⊇鼎1kgを超える本の送料は、最低でもレターパックプラスの510円、もしくはそれ以上となるわけです。

RIMG2927前にも書きましたとおり、ゆうメールはそもそも、書籍を少しでも安価に送れるようにと設けられたしくみだったはずです。本いじめも、ここに極まったと言わねばなりません。これまででも最低の改悪。

気になるのは「基本運賃を適用するゆうメール」とある、その基本という文言。それについては、また触れる機会もあると思います。

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2018年06月26日

夏の「七條」

今年も半年過ぎてしまいました。そんなことをしみじみ感じさせるのは、今日が洋書会の期末食事会だったからです。

しかもよりによって、会場はあのレストラン「七條」。このところ毎年、旧理事会メンバーで新年会を開くことが恒例となっているお店です。今年の正月にも伺いました。

宴果てて引き上げるとき、出口まで見送りに出てくれたオーナーシェフご夫妻の姿が、まだ残像のように残っております。

あれから半年、正確には5ヶ月ですが、月並みながら、あっという間に過ぎてしまったとしか言いようがありません。

さて同じ会場で、同じくコース料理(もちろん内容は異なります)をいただきながら、同じように同業と会話を交わすのですが、新年会の方はいわば同窓会。ふだん会うことのないメンバーも多く含まれます。

それに対して今夜の食事会は、毎週のように顔を合わせる交換会同人ばかり。しかし結局、古本屋同士で話すことに、それほど差があるわけではありません。盛り上がりもまた甲乙つけがたい。

店主の場合、日頃は通勤の便から、車を家に置いてまで参加する食事会は少ないのですが、年に何度かはアルコールを付き合うことに決めている会があり、その一つが期末の打ち上げ。

というわけで今夜は新年会の時と同じように、ワインと食事を味わいながら、おしゃべりに時を費やすことができたのでした。

KIMG0614火照った体も急速に冷えていく冬の夜道と違い、足早に歩くことなく、ゆっくり余韻を楽しみながら駅までの道を歩くことが出来たのが、いくらかの違いでしたでしょうか。

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2018年06月25日

様々なご事情

先週末、買取りの下見が2件続きました。

小店では、お話をいただいた時の様子から、ある程度の量があると思われる場合は、ひとまず下見をさせていただくことにしています。

RIMG2929その目安は、店主の小型乗用車で積めそうかどうか。単行本なら、およそ500冊程度だろうと思います。

それを超えそうなときは、予め拝見したうえで車の手配なり、買い取らせていただく本の選別なりをしなければなりません。

お客様の側も、とにかく全部処分されたいのか、残しておきたい本がおありなのか、ご事情は様々です。もうひとつ、これが微妙な点ですが、買取価格にご希望があるのかどうか。

実際にご蔵書を拝見しながら、そのあたりのことを確かめて、引き取りの手順を決めることになります。

直近の2件では、そのうちの1件については比較的ご近所だということもあり、これから何度かに分けて小店の車でお引き取りすることで話が決まりました。

一般書が多いのですが、保存状態が良いので店に置けば売れそうな本です。

もう1件は、1年ほど前にもお電話をいただいていた方で、先日、いよいよ引っ越すことになったので、今度こそ片付けたい、というご連絡を改めていただきました。

お伺いすると、数多くの段ボール箱が部屋や廊下に積まれています。運送屋さんの手配がついたらご連絡しますと、その場は引き上げました。

その日の夕、ご当人から、今回は見合わせたいというお電話が入りました。やはり箱の中をもう一度確かめてからにしたいので、倉庫を借りたということです。

どちらもご主人、あるいは先代からのご蔵書。簡単に断捨離とはいかないようです。

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2018年06月24日

民藝館がブーム?

最近、明らかに土日の人の流れが違います。

昨日は午前10時頃、西口駅前を通ったのですが、ちょうど電車が着いたところだったらしく、大勢の人が改札を出て、小店とは反対の方向へ歩いていくのを見かけました。

団体というわけではなく少人数のグループ、それも中高年のご婦人が目立ちます。その雰囲気から、目指すのは日本民藝館であろうと察しがつきました。

RIMG2923午後から雨、それも次第に本降りとなりましたので、小店を訪れるお客様は少なかったのですが、今日は逆に午後から晴れ。

おそらく民藝館帰りと思われるご婦人客が、先週の日曜日以上に数多く店を覗いていかれました。なかには店頭の絵本や料理本などを1冊、2冊お買い上げくださる方もおられますから、ありがたいことには違いありません。

そんな中の一組に「どこかへお出かけでしたか?」とお尋ねしてみました。答えは予想したとおり。「混んでましたでしょう」と重ねてお聞きすると「今日は特にすごかったようですよ」。

それに比べれば、小店まで立ち寄られたのは、ごく一部の方々に過ぎないでしょうが、ふだん閑散としている店ですので、それくらいでも人疲れしてしまいます。

問題は、この状態がいつまで続くかということ。もちろん今後、週末ごとにずっとこの人出が続くとは考えられません。それだけに小店としては、商品構成などにおいて何らかの対処をすべきか否か、判断に迷うところであります。

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2018年06月23日

アクセス減少

先日のTKI(「日本の古本屋」事業部)会議でのこと。

システム会社の方から、いつものようにアクセス状況についての解析と説明を受けました。

全体のアクセス数、閲覧ページ数、滞在時間等々から、毎日どれくらいの人が、何を求め、何をきっかけにして私たちのサイトを訪れているのか、といったことを割り出して、より売れるサイトにするためのヒントを得ようという目的です。

皆でプロジェクターに映し出された解析グラフを見ているうち、誰かが6月中旬に入ってからのアクセス数に、漸減傾向が見られるのではないかと指摘しました。

すると直ちに「ワールドカップでしょう」という声が聞こえました。コンサルタント的な立場で参加していただいている、現在はフリーランスのSE、Kさんです。

RIMG2916もう20年になろうかという古いお付き合いですが、そういえばかつては自他共に許すサッカーフリークとして、日本が初めてワールドカップに出場したフランス大会を観戦に、仕事を休んで出かけたという方。

そのフランス大会はまさに20年前のこと。そのお話を伺ったのは、それから何年も経っていない時だという記憶がありますから、つまりその頃から「日本の古本屋」に関わっていただいているわけです。

ともあれ、そんなKさんですからサイトアクセス減を、直ちにワールドカップと結び付けられたのも分かります。しかしそれだけに、いささか偏った見解ではないかと、ことこの件に関する限り、店主は疑いを持っております。

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2018年06月22日

年度末特選市

明治古典会は今日が今年度最後となる特選市。古書組合は、7月から新年度に入ります。

6月にはもう1回金曜日があるのですが、この29日というのは組合にとって年度末の決算日にあたります。以前なら、交換会はお休みすることになっていました。

しかし近年、こうした場合、決算と切り離し、つまり翌年度の事業とすることで、組合から開催を認めてもらうようになりました。

というわけで、ともかくも今日が、明治古典会にとって年度末の交換会だったわけです。

目立ったのは支那、朝鮮、満州関係地図、絵葉書の口。中国書画関係書籍と拓本類の口。いわゆる中国ものが、相変わらず良い値段になっておりました。

RIMG2922しかし店主がもっとも目を惹かれたのは、聞いたこともない雑誌の一束。『ドノゴトンカ』というのがその題名です。

創刊(1928年5月)から3年ばかりの間に出たうちの16冊が、赤い毛氈の上に載せられていて、奇妙なタイトルもさることながら、黄色い表紙に墨刷り版画のデザインが、いかにもモダニズム。と同時に、どこかしら見覚えのある感じも。思わず1冊を手に取り、少しばかり拾い読みしてしまいました。

すると第2号の編集後記にTheatre Arts Monthly を手本にしようとしたが、うまくいかず自己流になってしまった。しかし案外に好評を受けたようだ、といったようなことが書かれていました。なるほどその演劇雑誌なら、小店倉庫の奥深くに塩漬けにされているはずです。

一方のこの雑誌、所蔵している機関も限られ、全部で何号出されたかも明らかでない珍品で、納得の高値で落札されておりました。

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2018年06月21日

次期サイト

TKIの定例会議。店主にとっては月に一度、この会議に出ることだけが最近の役務ですが、ほかのメンバーの多くは、毎週のように会議を重ねています。

主なテーマは二つ。一つは売上向上施策について検討する会議で、もう一つは2020年を目標としている次期リニューアルに関する会議。

それを交互に、時には同日に開くため、結果として、人によっては週一ペースになってしまうようです。

ようです、などと他人事のように申しますが、店主がこれらに参加したところで、たいして役に立つとも思われず、余計な口を挟めば会議の時間が長引くだけ。

そう割り切って、もっぱら定例会議のみの出席とさせてもらっているのです。とはいえ、会議の報告はグループウエアのサイボウズを通じて、逐次共有できるようになっています。

RIMG2919そればかりか、サイボウズにはシステム会社のメンバーも加わっていて、現サイトの保守に関する問題やら、細かな改修の報告やらと、連日のようにメール通知が入ってきます。

決してTKIと無関係に日々を過ごしているわけではないのですが、それでも月に一度、実際にメンバーと顔を合わせると、久しぶりな気分にもなります。

今日は、こうしてこの数か月にわたり話し合われてきた、次期サイトに関する大まかな骨組みのようなものを聞かせてもらいました。

と言っても、会議の中で出された要求を取りまとめたものにすぎません。そのすべてを満たそうとすれば、余りにも大きな予算が必要となります。

ここから如何に絞り込み、実現可能なプランとするのか。まだしばらくは、週一会議が続くことでしょう。

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2018年06月20日

お役所仕事

RIMG2928家人が、呆れた顔で郵便局から戻ってきました。差し出したゆうメールの1通が「規格外」と言われ、100円余分に支払うことになったからです。

いつも使っているA4用の梱包材ですから、規格内に収まっているはずだと主張したところ、縦(長辺)はともかく幅が25.1センチ、つまり「規格を1ミリ超えている」という回答だったとか。幅広の絵本だったので、横を広げて梱包した結果です。

文字通りの杓子定規。しかしそれを非難するつもりはありません。1ミリに目をつぶると、では2ミリならどうかとなります。際限がない。すべからく現場は規則に厳格であるべきでしょう。

「お役所仕事」と呼ばれるものがその代表で、融通のきかない最たる例とされてきました。しかし近頃は、この言葉の意味も大分変ってきたようです。何を言わんとするかはお判りでしょうから、この先は申しません。

もうひとつ意味の不明な言葉があります。某学園理事長の「友人」。ふつう損得抜きの関係をそう呼ぶのでしょうし、「だから仕事の話はしない」とおっしゃるのは、その意味を強調したのでしょう。

けれどもそこまでの仲であれば、相手の立場を悪くするようなことをしないのが「友人」ではないかと、店主などは思うのです。それとも、迷惑をかけあっても気にしないほどの仲なのでしょうか。

話がそれましたが、小店の使っているA4サイズ梱包材は、長辺34センチというのが製品表示です。しかし実際に計ってみると、1ミリ程度は長い。これからは、削って使わなければならないかもしれません。

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2018年06月19日

Tiny Sparrow

数日前のことです。朝、いつものように車で店に来て、駐車スペースにバックで車を入れました。

降りてから、トランクに荷物があることを思い出し、リアハッチを開けようとしたとき、車の下からチッチッと声がして、なにやら動くものが見えました。2羽の小雀です。

おぼつかない足取りで、どこかに向かおうとしているようではありますが、進むべき方向が分からない様子。

なぜそんなところにいたのか、一番考えられるのは、巣立ちの際に飛び降りたのが小店の店先だったというケース。よく車のタイヤで轢かなかったものです。

急に周囲が塞がったようになって、うろたえたのかもしれません。しばらくすると、親雀らしい姿が見えました。

なるべく近くに寄らないように、店開けの作業を続けていると、鳴き交わす声も聞こえなくなり、無事飛び立ったのだろうと一安心。

RIMG2911しかし、気がつくとまだ1羽残っていて、ヨタヨタと車の脇を表の方に向かってきます。その動きがいかに緩慢だったかは、店主がカメラを取りに店に入り、戻ってこれを写せたことでお判りでしょう。

あまり目に付くところに長くとどまっていなければよいが、と願いつつ再び仕事に戻り、次に見に行ったのは夕方。車の回りや下を点検いたしましたが、どこにも小雀の姿はありませんでした。

無事に飛び立ったと思います。ちなみにタイトルは、PPMの懐かしい曲の名。

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