2008年12月29日

散歩の途中

駅前といっても商店街もなく
いきなり住宅地になっている駒場東大前です。
土曜日曜などにはご近所の方が、散歩の途中に
立ち寄っていただくことも、以前より多くなりました。

前の店は狭いこともあって学術書、専門書が殆どでしたが
5年前に移転してからは絵本、お料理本、読み物系も
店頭中心におくようにしていて
それが少しずつ休日のお客様を増やしているようです。

犬を連れた散歩で、フト欲しい本を見つけたとき
中には頓着せず犬を連れたまま
帳場までおいでになる方もおられますが
大概の方は入り口で「ここでいいですか」と言って
お勘定をしていかれます。

しかしお子様を連れた散歩では
本好きなお父さんはほとんど何の頓着もなく
ひとり棚を見て回り、その間、子たちは
自らの興味にしたがって行動することになります。
「さわっちゃだめだよ」などといわれても
他にすることはありませんから気の毒です。
なまじ店頭には児童書などもありますから
「そこで読んでなさい、大事にね」

いつからか、世間では
良い本屋は立ち読み自由、という風潮が広まり
小店は良い本屋だから、きっと大丈夫
と思われているようです。

しかし子連れ散歩の途中に本屋に立ちよる
お父さんにはまたお父さんなりのご苦労もあるのでしょう。

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2008年12月28日

帰省

父子連れの来店が目立つ、年の瀬の静かな日曜日です。

昨日、年末年始の予定を書いていながら
まったく意識から抜けていたことがありました。
それは新年の曜日のことです。
1月4日が日曜日、ということが頭にありませんでした。
「平常どおり10時開店」と書いたとき
閉店時間を書かなかったのは幸いでした。
午後6時が閉店です。

このことに気がついたのは
名古屋から東京までの切符を取ろうと
ネットを調べている時です。
Uターンのピークであることは予想していましたが
朝の6時台を除き、すべて満席。
のんきに4日のお昼には店に出ようなどと
今日になって調べても、切符が有るはずもありません。

従いまして店は昨日お伝えしたとおり
新年2日から営業しておりますが
店主は4日まで東京にはおりませんので
よろしくご了承ください。

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2008年12月27日

年末年始の予定

世間はすでに年末休暇に入った様子ですが
河野書店はまだ通常どおり営業しております。

27・28日は土日のため午後6時閉店
29・30日は午前10時から午後8時まで
大晦日の31日は午前10時に開店
午後6時に閉めさせていただきます。

新年は元日のみお休み
2・3日は正午から午後6時まで営業
4日から通常通り午前10時から開店いたします。

こうして予定だけは立ててみたものの
まだ年内に片付けたい仕事が溜まっていて
新しい年を迎える気分にはなりません。
それでも昨今、忙しいなどというのは
恵まれた境遇だといわれるかもしれません。

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2008年12月26日

本年納めの明古

今、午後10時、店に戻りました。

今日が東京古書会館、本年最後の市。
年明け1月6日(火)の
東京洋書会と東京古典会までお休みです。

明治古典会の幹事9名で
会の仕事をすべて終えてから
打ち上げの食事会をしました。
この半年の労をねぎらいあい
会食を終えて店を出ると、この冬一番の冷え込み。

忘年会ピークは過ぎたようですが
それでも飲食店の外には、いくつもグループが
たむろして、二次会の場所を探していました。
帰りの地下鉄が思いのほか空いていたのは
まだお開きにならない宴が多いからでしょうか。

店でレジを閉めてみると、客数は少なく
しかしその割には売り上げは健闘。
この数日、同じような傾向で
これは学校などが休みになり、目的買いのお客様が
少し遠くから来ていただいているのかもしれません。

明日からはいよいよ年越し準備です。

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2008年12月25日

メールマナー

形式ばらず、いきなり用件で構わない
というのがメールの良さだとは思います。
しかし時々、これはどうかと思うようなメールがあります。

迷惑メールは論外。
アドレスを公開している宿命で
毎日、山のようなジャンクメールが届きますが
それらについては半ばあきらめつつ
つい開きたくなる卓抜な「件名」に
いくらか感嘆さえ覚えることがあります。

その迷惑メールに埋もれてしまいそうなのが
件名がなかったり、ハンドルネームだったりする場合。
さらには読んでも、文意が不確かで
まともに取り合ったものかどうか判らない時もあります。
そうしたケースに限って、返信をしなかったり
遅れたりすると、お叱りを受けます。

在庫の有無や、状態などをお問い合わせいただく場合でも
最低限、お名前や、連絡先(メールアドレスでなく)は
いただきたいと思うのは、古い考えでしょうか。
きちんと名乗られたうえでのメールには
内容にかかわらず、誠実に対応したいと思っています。


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2008年12月24日

価格認定書

学校や公共図書館に古書を納めるとき
価格認定書をつけるように求められることがあります。
以前に比べてよほど少なくなったのですが
お堅いところでは今でもこれが残っています。

古書価格認定書は東京組合が発行しています。
今日はそれを貰うために神田へ出向きました。
高価な書籍ならともかく、今回は2500円。
その古書価が理不尽なものではないと
証してもらうわけです。

発行費用は組合員の場合一通100円ですむのですが
それを取得するための労賃は勘定外。
手間だけ考えたら、お断りしたほうが得なくらい。
お役所仕事、官僚主義、幾つかの言葉が浮かびます。
それでも他に幾つか用事をくっつけて出かけ
午前を費やして戻ってきました。

午後もあれこれと雑事。
さなきだに短い冬の一日は、もう暮れ方です。

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2008年12月23日

ジレンマ

注文が入って、嬉やと棚から本を抜いて見たら
誰かが落としたらしく、地の角がツブれ
傷になっていました。

店に本を並べるということは
ある程度は傷み、汚れることを覚悟することですが
それを手にとって、確かめて買っていただく場合と違い
ネットなどからの注文では説明に苦心します。
現物を写真に撮ってメールに添付する同業もいますが
それですべて解決とは行きません。
その結果、ネットには特に難点の無い
美本を出すことが多くなり、さらにその結果
お客様は本の状態について要求が高くなります。

日ごろから、お客様の本の扱い方に目を光らせ
口うるさく注意するというのも
古本屋のステレオタイプを強化するばかりですし
かといって、ネットに上げる本をすべて店の奥に
しまいこんだのでは、店の棚が
魅力の乏しいものになってしまいます。
尽きない悩みの一つです。


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2008年12月22日

街は師走

一晩吹き荒れた風で
朝店へ来て見ると、ラティスが倒れていました。
少々の風なら倒れないようにはしてありますが
台風などの時はあらかじめ倒しておいて帰ります。
昨日は、それほどの強風になるとは
予測しませんでした。
誰かが寄せて片づけてくれた様子で
申しわけない気分です。

午前中、神田へ行って所用をすませ、とんぼ返り。
その所用の中には同業とのお茶もあって
忙しいのか暇なのか
はたから見たらわかりにくいことでしょう。
喫茶店で居合わせた神保町ヘビーユーザーの
某作家さんに「今日は古本屋さんの会議ですか」
などと声をかけられました。

明日が祝日ということもあり、神保町も渋谷も
師走の気ぜわしさを感じました。
静かなのは駒場だけ。

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2008年12月21日

古馴染み

暖か。
しかしお昼過ぎ、急に風が強まって
表のお客様も吹き飛ばしてしまったようです。

昨日は古いお馴染みさんが来店
昨今の様子を語り合いました。
開店の年に新入生、今は某大学で研究者
近頃は年に一度のペースになってしまいましたが
忘れずに訪ねてくれます。

他にも思い出したように顔を出してくれる
同じようなかつてのお得意様は居ますが
考えてみれば、こちらで名前も知っていて
昔話など出来るこうしたお客様は
開店から数年の間のお馴染みがほとんどです。

まじめに店番をしていたのが
その頃に限られるということか
年々学生さんとの年の開きが大きくなるからか
ちょっと寂しいことです。

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2008年12月20日

カフカ

ちょっと面白い本に出会いました。

インターネットで検索すれば
たいていのものは探し出すことが出来て
本も例外ではありません。
いやむしろ、AmazonやGoogleの例でも分かるように
本こそがネットコンテンツの代表かもしれません。
その精粗を別にすれば、今や殆どの書籍情報は
ネット上で得ることが出来ます。

そんな情報の大海の中に
探しても見つからない場合があると
そうしたものが漂いついた不思議に、感慨を覚えます。
この本もそんなひとつ。

Franz Kafka a Praha. Praha: Zikes, 1947.
チェコ語で書かれた小冊子、本文61頁、写真図版32。
四六版を少し細長くした大きさ。
テキストはHugo Siebenschein, Edwin Muir,
Emil Utitz, Peter Demetezの小論。

しばらくは眺めて楽しむことにします。カフカ

konoinfo at 13:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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