2024年02月07日
気楽な商売
佐川急便さんのためにも、ご報告しておかねばならないことがあります。
昨日、朝の忙しい時間に荷造りして、WEBから集荷を依頼しようとしたら「本日の集荷は終了いたしました」という文言が現れ、「がっくり来た」のは申しあげたとおり。
しかし伝票も印刷してしまったことであり、そのまま翌日集荷依頼のボタンをクリックしてから、店は家人に任せて会館に向かったのでした。
ところが今朝、店に来てから気がつくと、その荷物がありません。家人に尋ねたところ、昨日のうちに集荷に来てくれたそうです。今度は拍子抜け。ありがたいことでしたが。
おそらくは朝のうち予想していたより路面状況の回復が早く、動けるところから集配に動き出したものと思われます。
今日来られた郵便局の集荷員さんに、月曜日の様子を伺いました。すると「午後9時ころまで」廻っておられたそうです。最後の方は、チェーンを巻いて走るバスが作った轍を、なぞるようにして走ったとか。
さらに、昨日から今日にかけて首都高速の通行止めが長引き、ゆうパックなどの配達に遅れが出ている、という話も聞きました。
悪天候ともなれば、さっさと店を閉めてしまえる、古本屋という商売の気楽さを思わざるを得ません。
もっとも、お客様の方でも、そんなお天気にわざわざ古本屋に足を運ぼうなどとは思われませんから、今日で3日、店売りは、ほとんどないに等しい状態が続いております。
昨日、朝の忙しい時間に荷造りして、WEBから集荷を依頼しようとしたら「本日の集荷は終了いたしました」という文言が現れ、「がっくり来た」のは申しあげたとおり。
しかし伝票も印刷してしまったことであり、そのまま翌日集荷依頼のボタンをクリックしてから、店は家人に任せて会館に向かったのでした。
ところが今朝、店に来てから気がつくと、その荷物がありません。家人に尋ねたところ、昨日のうちに集荷に来てくれたそうです。今度は拍子抜け。ありがたいことでしたが。
おそらくは朝のうち予想していたより路面状況の回復が早く、動けるところから集配に動き出したものと思われます。
今日来られた郵便局の集荷員さんに、月曜日の様子を伺いました。すると「午後9時ころまで」廻っておられたそうです。最後の方は、チェーンを巻いて走るバスが作った轍を、なぞるようにして走ったとか。
さらに、昨日から今日にかけて首都高速の通行止めが長引き、ゆうパックなどの配達に遅れが出ている、という話も聞きました。
悪天候ともなれば、さっさと店を閉めてしまえる、古本屋という商売の気楽さを思わざるを得ません。
もっとも、お客様の方でも、そんなお天気にわざわざ古本屋に足を運ぼうなどとは思われませんから、今日で3日、店売りは、ほとんどないに等しい状態が続いております。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年02月06日
バス出勤
今朝、目を覚まし、まず部屋の窓から外を眺めました。どうやら車は走っている様子。しかしいつもより、その数は少ないようです。
起き出してからあらためて外に出て、道の状態を確かめてみました。通行量の多い道路は路面が表れていますが、脇道やその道路脇には、かなり雪が残っています。
朝食を採りながら、今朝はバスで店に行こうと決断いたしました。
今月は洋書会の当番ですから、午前10時に会館に着かなければなりません。バスで行く利点は、午前7時45分から8時半までの通行規制を気にしなくてよいことです。
食後すぐに出かけ、店に着いたのが午前8時を少し回った頃。店に着き、すぐに注文品の発送準備をいたしました。
佐川急便の荷造りが1件あって、これに時間を要したにもかかわらず、いざ集荷を頼もうとしたとき、雪の影響で本日の集荷はないことが判明。がっくり来ましたが、ほかの作業も済ませ、ともあれ会館に。
今日の市会、こんなお天気のわりには出品も集まり、店主も久々に数点、落札することができました。ドイツ文学系の口は、かなりしばらくぶりですから、明日届いたら早速店に出すつもりです。
市会が終わったのは午後3時半過ぎ。ふだんならそれで帰れるところですが、今日は午後4時から、ある会議に呼ばれておりました。
「日本の古本屋」に関係したものとだけ申し上げておきます。簡単な議題ではありませんでしたので、散会したのは午後6時過ぎ。
こんなこともあろうかと、今朝はバス出勤を選択したのです。会館から直接家に帰り、おかげでほぼいつも通りの時間に、夕食の席に着くことができたのでした。
起き出してからあらためて外に出て、道の状態を確かめてみました。通行量の多い道路は路面が表れていますが、脇道やその道路脇には、かなり雪が残っています。
朝食を採りながら、今朝はバスで店に行こうと決断いたしました。
今月は洋書会の当番ですから、午前10時に会館に着かなければなりません。バスで行く利点は、午前7時45分から8時半までの通行規制を気にしなくてよいことです。
食後すぐに出かけ、店に着いたのが午前8時を少し回った頃。店に着き、すぐに注文品の発送準備をいたしました。
佐川急便の荷造りが1件あって、これに時間を要したにもかかわらず、いざ集荷を頼もうとしたとき、雪の影響で本日の集荷はないことが判明。がっくり来ましたが、ほかの作業も済ませ、ともあれ会館に。
今日の市会、こんなお天気のわりには出品も集まり、店主も久々に数点、落札することができました。ドイツ文学系の口は、かなりしばらくぶりですから、明日届いたら早速店に出すつもりです。
市会が終わったのは午後3時半過ぎ。ふだんならそれで帰れるところですが、今日は午後4時から、ある会議に呼ばれておりました。
「日本の古本屋」に関係したものとだけ申し上げておきます。簡単な議題ではありませんでしたので、散会したのは午後6時過ぎ。
こんなこともあろうかと、今朝はバス出勤を選択したのです。会館から直接家に帰り、おかげでほぼいつも通りの時間に、夕食の席に着くことができたのでした。
konoinfo at 20:22|Permalink│Comments(0)│
2024年02月05日
間一髪の早じまい
貼り紙に「雪のため」と書こうとして、ためらいました。
午後4時少し前、まだその時点では店の前あたりに雪が積もりそうな気配などなく、大事を取って店を早く閉めたものの、いかにも大げさな感じがしたからです。
ただ車のフロントガラスが雪で覆われていたので、一度それを掃き落とし、店内に戻って自身では今日一度も打たなかったレジの、清算キーを押しました。
やがて出てきたロールペーパーに打たれている数字を見てびっくり。合計額が600,900円となっております。
そう言えば午前中にお一方、家人が対応したお客様がおられました。すぐ想像がついたのは、600円と900円をそのまま続けて打ったということ。清算後では、訂正のしようもありません。ため息をついて表に出ました。
するとわずかの間に、またフロントガラスは真っ白。ボンネットにも雪が積もっています。心なしか道路面にもシャーベット状の雪がたまり始めたようです。
午後4時を少し回って店を出発。それから家にたどり着くまでに、降りしきる湿った雪が、路面状況を急速に悪くしていきます。
思いは誰しも同じで、すでに帰宅ラッシュとなっていました。さらに首都高が通行止めになったらしく、道路はあちこちで渋滞。玉川通りは避けて淡島通りから裏道で帰りましたが、途中の世田谷通りも大渋滞。
いつもは右折するところを左折するなどして、さらに裏道を抜けて何とか帰り着きました。
先に戻っていた家人にレジのことを尋ねると「PayPayで払いますというので、クリアしたつもりだった」とのこと。つまり本日の現金売り上げはゼロ円、というわけでした。
午後4時少し前、まだその時点では店の前あたりに雪が積もりそうな気配などなく、大事を取って店を早く閉めたものの、いかにも大げさな感じがしたからです。
ただ車のフロントガラスが雪で覆われていたので、一度それを掃き落とし、店内に戻って自身では今日一度も打たなかったレジの、清算キーを押しました。
やがて出てきたロールペーパーに打たれている数字を見てびっくり。合計額が600,900円となっております。
そう言えば午前中にお一方、家人が対応したお客様がおられました。すぐ想像がついたのは、600円と900円をそのまま続けて打ったということ。清算後では、訂正のしようもありません。ため息をついて表に出ました。
するとわずかの間に、またフロントガラスは真っ白。ボンネットにも雪が積もっています。心なしか道路面にもシャーベット状の雪がたまり始めたようです。
午後4時を少し回って店を出発。それから家にたどり着くまでに、降りしきる湿った雪が、路面状況を急速に悪くしていきます。
思いは誰しも同じで、すでに帰宅ラッシュとなっていました。さらに首都高が通行止めになったらしく、道路はあちこちで渋滞。玉川通りは避けて淡島通りから裏道で帰りましたが、途中の世田谷通りも大渋滞。
いつもは右折するところを左折するなどして、さらに裏道を抜けて何とか帰り着きました。
先に戻っていた家人にレジのことを尋ねると「PayPayで払いますというので、クリアしたつもりだった」とのこと。つまり本日の現金売り上げはゼロ円、というわけでした。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年02月04日
本物を見にパリへ
横浜まで宅買いに行ってまいりました。というよりは、しばらくぶりに先輩の顔を見に伺ったというのがより正確かもしれません。
大学時代の、といっても店主より10歳近く年上の大先輩。研究生として学校に残っておられ、後には私大、国立大で教授まで勤められた方です。ご専門は日本近代美術史。しかしそれ以外に幅広い分野にわたるご著書があり、何冊かは恵贈いただいてもおります。
前回お目に掛ってから何年ぶりになるでしょう。コロナ禍より前であることは間違いなく、5年以上はお会いしていなかったでしょうか。
当初の予定より、ご整理の分量が少なくなったため、運送屋さんのトラックへの積み込みも早く済み、せっかくの機会ですから一人残って、しばし先輩とお喋りすることにいたしました。
今回ご連絡をいただいた際に、昨年暮れ「長年連れ添った相棒」を亡くされたと伺っております。それ以前から本の整理は考えておられたらしいのですが、そんな事情で手が付けられなかったとおっしゃいます。
しかし今日のお話しでは、正月初めから9日間、パリのオルセー美術館に行って、ゴッホ展をご覧になってこられたとか。もともと「相棒」とご一緒の予定だったらしいのですが、周りの勧めもあり、一人で行かれたのだそうです。
先輩はお若いころから車椅子。「おかげで目の前でモナリザを見ることができた」と得意げに語られます。
相変わらずの行動力に、ずっと年下の店主としては、ただ舌を巻くばかりでした。
大学時代の、といっても店主より10歳近く年上の大先輩。研究生として学校に残っておられ、後には私大、国立大で教授まで勤められた方です。ご専門は日本近代美術史。しかしそれ以外に幅広い分野にわたるご著書があり、何冊かは恵贈いただいてもおります。
前回お目に掛ってから何年ぶりになるでしょう。コロナ禍より前であることは間違いなく、5年以上はお会いしていなかったでしょうか。
当初の予定より、ご整理の分量が少なくなったため、運送屋さんのトラックへの積み込みも早く済み、せっかくの機会ですから一人残って、しばし先輩とお喋りすることにいたしました。
今回ご連絡をいただいた際に、昨年暮れ「長年連れ添った相棒」を亡くされたと伺っております。それ以前から本の整理は考えておられたらしいのですが、そんな事情で手が付けられなかったとおっしゃいます。
しかし今日のお話しでは、正月初めから9日間、パリのオルセー美術館に行って、ゴッホ展をご覧になってこられたとか。もともと「相棒」とご一緒の予定だったらしいのですが、周りの勧めもあり、一人で行かれたのだそうです。
先輩はお若いころから車椅子。「おかげで目の前でモナリザを見ることができた」と得意げに語られます。
相変わらずの行動力に、ずっと年下の店主としては、ただ舌を巻くばかりでした。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年02月03日
20年の変化
NHK ETV スペシャル「貘さんを知っていますか?」という、ちょうど20年前(2004年2月21日)に放映された番組をYouTubeで見つけました。
いかにも個人の録画ビデオらしく、画像の質は決して良くありません。著作権の問題はどうなのだろうかと、いささか後ろめたい思いも抱きながら、タイトルに惹かれて最後まで視聴しました。
観終わっての感想は、月並みな言い方になりますが20年という年月の流れを、あらためて感じさせられたということです。
まず驚くのは山之口獏自身が大変なヘビースモーカーであって、のべつタバコを吸っている様子が映ること。ついでに言うと中で登場する高田渡もヘビースモーカーで、タバコを咥えながら自転車(三輪車)を走らせるシーンがありました。
これなどは分かりやすい変化ですが、もっと驚かされたのは、番組中で関東大震災後の朝鮮人虐殺事件に触れているだけでなく、かなりショッキングな写真まで映し出していたことです。
今のNHKで、このような題材と映像を果たして放送することができるでしょうか。翻って、いつの間に、現在のような「表現の不自由」に覆われてしまったのかと、考えこまされました。
もうひとつ、あるシーンのナレーションでさりげなく「戦争が身近に迫り、国の姿が変わったと言われる今」というような言葉が語られたのを聞いたとき、すでにその頃からこうした警鐘が鳴らされていたことに気づかされると同時に、ここでも、今や「木鐸」としての機能を失ってしまったかのようなTVメディアの現状に、あらためて不甲斐なさを感じたのでした。
いかにも個人の録画ビデオらしく、画像の質は決して良くありません。著作権の問題はどうなのだろうかと、いささか後ろめたい思いも抱きながら、タイトルに惹かれて最後まで視聴しました。
観終わっての感想は、月並みな言い方になりますが20年という年月の流れを、あらためて感じさせられたということです。
まず驚くのは山之口獏自身が大変なヘビースモーカーであって、のべつタバコを吸っている様子が映ること。ついでに言うと中で登場する高田渡もヘビースモーカーで、タバコを咥えながら自転車(三輪車)を走らせるシーンがありました。
これなどは分かりやすい変化ですが、もっと驚かされたのは、番組中で関東大震災後の朝鮮人虐殺事件に触れているだけでなく、かなりショッキングな写真まで映し出していたことです。
今のNHKで、このような題材と映像を果たして放送することができるでしょうか。翻って、いつの間に、現在のような「表現の不自由」に覆われてしまったのかと、考えこまされました。
もうひとつ、あるシーンのナレーションでさりげなく「戦争が身近に迫り、国の姿が変わったと言われる今」というような言葉が語られたのを聞いたとき、すでにその頃からこうした警鐘が鳴らされていたことに気づかされると同時に、ここでも、今や「木鐸」としての機能を失ってしまったかのようなTVメディアの現状に、あらためて不甲斐なさを感じたのでした。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年02月02日
シーズンの終わり
今年は近年になく、アメリカンフットボールNFLの試合を追っかけてきました。
ネットで試合結果のダイジェストを見ているだけですから、とてもファンなどと口幅ったいことは言えません。単純に勝った負けたの行方を追って、楽しんでいるだけのこと。
それすら熱心に見てきたわけではありませんから、シーズン終盤になるまで、いったいどのチームがプレイオフに進みそうかも知らないままでした。
ところが気がついてみると、店主がかねて贔屓にしてきたスティーラーズも49ersも、プレイオフに進出していたではありませんか。
スティーラーズは激戦のAFC北地区(全4チーム)から、3チーム目として滑り込み。各地区の優勝チームと成績上位3チームというのがカンファレンスごとの選出基準ですから、いかに強豪ぞろいの地区かが分かります。
一方の49ersはNFC西地区優勝の上、最高成績だったため第1シード権を得て、ワイルドカード免除のうえ、全試合ホームで開催できるという好条件。
結局、スティーラーズはワイルドカードで敗退。方や49ersはスーパーボウル進出となりました。相手は4年前に敗れたカンザスシティー・チーフス。どちらのヘッドコーチも店主の好み。
ふだんNFLのダイジェスト動画で、ハイライトシーンばかりを見てきた身としては、せめてスパーボウルくらい、通して見たい気がしないでもありません。
とはいえどうしてもオンデマンド視聴や、有料放送には腰が引けてしまうのです。
ネットで試合結果のダイジェストを見ているだけですから、とてもファンなどと口幅ったいことは言えません。単純に勝った負けたの行方を追って、楽しんでいるだけのこと。
それすら熱心に見てきたわけではありませんから、シーズン終盤になるまで、いったいどのチームがプレイオフに進みそうかも知らないままでした。
ところが気がついてみると、店主がかねて贔屓にしてきたスティーラーズも49ersも、プレイオフに進出していたではありませんか。
スティーラーズは激戦のAFC北地区(全4チーム)から、3チーム目として滑り込み。各地区の優勝チームと成績上位3チームというのがカンファレンスごとの選出基準ですから、いかに強豪ぞろいの地区かが分かります。
一方の49ersはNFC西地区優勝の上、最高成績だったため第1シード権を得て、ワイルドカード免除のうえ、全試合ホームで開催できるという好条件。
結局、スティーラーズはワイルドカードで敗退。方や49ersはスーパーボウル進出となりました。相手は4年前に敗れたカンザスシティー・チーフス。どちらのヘッドコーチも店主の好み。
ふだんNFLのダイジェスト動画で、ハイライトシーンばかりを見てきた身としては、せめてスパーボウルくらい、通して見たい気がしないでもありません。
とはいえどうしてもオンデマンド視聴や、有料放送には腰が引けてしまうのです。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年02月01日
分断のままで
今年に入ってちらほらと、店主にも大阪万博関連の記事が目に入るようになりました。万博を開催しようという側の記事が、という意味です。
店主がこれまで見聞きしてきたのは、マスメディアではなく、ほとんどがネット上の小規模な発信。もっぱら開催に反対する立場からの記事や動画です。そもそも店主は近年すっかりTV離れをしていますから、マスメディアがどのような取り上げ方をしてきたかについては存じません。
しかし本当にこのまま既定路線で、開催にまで至るのでしょうか。費用の大幅な上振れが報じられ、反対派がそのたびに次第に追及のトーンをあげても、開催派は馬耳東風とばかり「粛々と」準備を進めてきたように思われます。
店主が視聴しているようなネット上の意見は、どこまで広がりを得ているのでしょう。
この手の動画の視聴回数は、最大でも数十万というレベル。これに対してTVの視聴率は1%で100万人と聞いたことがあります。昔の数字かもしれませんが情報の伝播力という点では、依然として桁違いの差があるようです。
しかもネット情報などは、自身のことを考えても分かるとおり、視聴する側がかなり選別的ですから、受け入れやすい意見ばかりに耳を貸しがちになります。
時おり反省して、推進派の動画でも見てみようかと思うことがあるのですが、なかなかその気になれません。
これを裏返せば、店主が好んで見ているような動画は、万博を楽しみにしているような人たちの目には、まず触れることはないのでしょう。
店主がこれまで見聞きしてきたのは、マスメディアではなく、ほとんどがネット上の小規模な発信。もっぱら開催に反対する立場からの記事や動画です。そもそも店主は近年すっかりTV離れをしていますから、マスメディアがどのような取り上げ方をしてきたかについては存じません。
しかし本当にこのまま既定路線で、開催にまで至るのでしょうか。費用の大幅な上振れが報じられ、反対派がそのたびに次第に追及のトーンをあげても、開催派は馬耳東風とばかり「粛々と」準備を進めてきたように思われます。
店主が視聴しているようなネット上の意見は、どこまで広がりを得ているのでしょう。
この手の動画の視聴回数は、最大でも数十万というレベル。これに対してTVの視聴率は1%で100万人と聞いたことがあります。昔の数字かもしれませんが情報の伝播力という点では、依然として桁違いの差があるようです。
しかもネット情報などは、自身のことを考えても分かるとおり、視聴する側がかなり選別的ですから、受け入れやすい意見ばかりに耳を貸しがちになります。
時おり反省して、推進派の動画でも見てみようかと思うことがあるのですが、なかなかその気になれません。
これを裏返せば、店主が好んで見ているような動画は、万博を楽しみにしているような人たちの目には、まず触れることはないのでしょう。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年01月31日
午後から臨時閉店
ひと騒動でした。ついに店主が救急車に乗る羽目になったのです。
同乗経験は、これまでに何度もあるのですが、自身が患者として運ばれたのは、今回が初めての体験。申しわけないような気はいたしましたが、家人に「呼ぶよ」といわれて「要らない」とは答えられませんでした。突然噴き出した鼻血が、いつまでも止まる気配がなかったからです。
午後、昼食を取ろうとすると、おなじみの某元大使が良い本を持ってきてくださいました。ありがたく買わせていただき、お預けになっていた昼食を開始。
すっかり冷めたミルクコーヒーの、最後の一口を飲もうとする頃、今度はルート便の配達がやってきました。ひとまず店の中に運び込み、飲み残した一口を干して、流しでカップを洗い始めた時、突然、鼻に温かいものを感じ、それが大鼻出血の始まりでした。
じつはこのところ夜明けに鼻出血が数度あり、この日曜日の未明には、止まるまで結構時間がかかりました。それで月曜日に、東大裏の木島医院に予約を入れて診てもらったのです。
これが初めてではありません。遡ること8年前、出先で突然の鼻出血がおき、幸い近くにあった夜間診療の大学病院で、止血処置をしてもらったことがありました。
その後、数回通ったのが木島さんで、とくに問題なしということで、通うのをやめております。
月曜日、久しぶりのことですから過去の説明をすると、分かったというように頷かれて店主の鼻の穴を覗き「ここですね」とひとこと。「もう止まってますから軟膏でも出しておきましょう」の3分で診療が終わりました。拍子抜けした半面、ホッとしたのも事実です。
それからわずか2日後、今日の出血は先夜以上に長引き、一向に止まる気配がありません。運び込まれたのは東邦大学大橋病院。結局、出血から約1時間半、医師の処置でようやく血は止まり、しばらく休んだあと、歩いて店に戻ったのでした。
同乗経験は、これまでに何度もあるのですが、自身が患者として運ばれたのは、今回が初めての体験。申しわけないような気はいたしましたが、家人に「呼ぶよ」といわれて「要らない」とは答えられませんでした。突然噴き出した鼻血が、いつまでも止まる気配がなかったからです。
午後、昼食を取ろうとすると、おなじみの某元大使が良い本を持ってきてくださいました。ありがたく買わせていただき、お預けになっていた昼食を開始。
すっかり冷めたミルクコーヒーの、最後の一口を飲もうとする頃、今度はルート便の配達がやってきました。ひとまず店の中に運び込み、飲み残した一口を干して、流しでカップを洗い始めた時、突然、鼻に温かいものを感じ、それが大鼻出血の始まりでした。
じつはこのところ夜明けに鼻出血が数度あり、この日曜日の未明には、止まるまで結構時間がかかりました。それで月曜日に、東大裏の木島医院に予約を入れて診てもらったのです。
これが初めてではありません。遡ること8年前、出先で突然の鼻出血がおき、幸い近くにあった夜間診療の大学病院で、止血処置をしてもらったことがありました。
その後、数回通ったのが木島さんで、とくに問題なしということで、通うのをやめております。
月曜日、久しぶりのことですから過去の説明をすると、分かったというように頷かれて店主の鼻の穴を覗き「ここですね」とひとこと。「もう止まってますから軟膏でも出しておきましょう」の3分で診療が終わりました。拍子抜けした半面、ホッとしたのも事実です。
それからわずか2日後、今日の出血は先夜以上に長引き、一向に止まる気配がありません。運び込まれたのは東邦大学大橋病院。結局、出血から約1時間半、医師の処置でようやく血は止まり、しばらく休んだあと、歩いて店に戻ったのでした。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年01月30日
注文の多い注文
1月の洋書会特選市。昨日までの情報によると、今日の特選は、いささか淋しい出品状況かもしれないとの懸念がありました。
しかしお昼少し前に会場に着くと、予想に反してなかなか充実した出品点数。量もまずまず。一安心して、自分自身の出品物を、手早く仕分けいたしました。
じつはこれがあったため、心持ち早めに市場に向かったのです。結論から申し上げれば、本日の小店の出品は、まったくの空振り。1点も売れませんでした。
それはまあそんなこともありますから、一喜一憂しても仕方ないのですが、こんなことならもう少し朝、ゆっくりしたかったところです。
こんな時に限って佐川急便で送るものが3点あり、その荷造りに、かなり手間取りました。さらには公費関係で、事前に見積書をPDFかFAXで送ってほしいという要請などもあって、あれこれ追い立てられるような気分でご注文を捌いたのです。
ちなみにこの見積書の書籍代金は2千円。ご発注人に罪はありませんが、学校として、もう少し簡便な方法を取るわけにいかないのでしょうか。
そういえばもう1点、心配なご注文がありました。領収書の日付を空欄にしてほしいというものです。
これまでにも、そうしたご要請は、たまにありました。しかしいわゆるインヴォイス制度というのは消費税をしっかりとるための仕組みで、消費税にとって、日付はかなり重要な情報のはず。
もちろんご要求通りに空欄で発行いたしましたが、過去に「印刷した領収書の日付だけ手書きは不可」という通知をいただいたこともあります。
小店の領収書、はたしてお役に立てたでしょうか。
しかしお昼少し前に会場に着くと、予想に反してなかなか充実した出品点数。量もまずまず。一安心して、自分自身の出品物を、手早く仕分けいたしました。
じつはこれがあったため、心持ち早めに市場に向かったのです。結論から申し上げれば、本日の小店の出品は、まったくの空振り。1点も売れませんでした。
それはまあそんなこともありますから、一喜一憂しても仕方ないのですが、こんなことならもう少し朝、ゆっくりしたかったところです。
こんな時に限って佐川急便で送るものが3点あり、その荷造りに、かなり手間取りました。さらには公費関係で、事前に見積書をPDFかFAXで送ってほしいという要請などもあって、あれこれ追い立てられるような気分でご注文を捌いたのです。
ちなみにこの見積書の書籍代金は2千円。ご発注人に罪はありませんが、学校として、もう少し簡便な方法を取るわけにいかないのでしょうか。
そういえばもう1点、心配なご注文がありました。領収書の日付を空欄にしてほしいというものです。
これまでにも、そうしたご要請は、たまにありました。しかしいわゆるインヴォイス制度というのは消費税をしっかりとるための仕組みで、消費税にとって、日付はかなり重要な情報のはず。
もちろんご要求通りに空欄で発行いたしましたが、過去に「印刷した領収書の日付だけ手書きは不可」という通知をいただいたこともあります。
小店の領収書、はたしてお役に立てたでしょうか。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│
2024年01月29日
「駒場をあとに」の季節
久しぶりに駒場の教養学部構内を裏門へと通り抜けました。
少なくとも、年に何回かはキャンパスに足を踏み入れるのですが、最近はほとんどの場合、車で本を引き取るという用件。
訪れる建物はいくつかの研究棟にほぼ限られていますし、それ以上に車は定められた経路しか通行できません。いきおい、見慣れた光景ばかりを目にすることになります。
そんなわけで、今日の学内風景は新鮮でした。あるいは初めて目にする建物もあったかもしれません。ちょっとした浦島気分でした。
用を済ませて今度は裏門から正門へ抜ける際、守衛室の脇に置かれているケースから『教養学部報』のバックナンバーを2部、頂戴してまいりました。昨年12月号、本年1月号を各1部ずつです。
店に戻ってから紙面を広げると、最終面は恒例の「駒場をあとに」で、どちらも店主の存じ上げている先生が、筆を執っておられます。
お一方は、超域文化科学の田中純先生。実際に言葉を交わしたのは数えるほどですが、表象研究室というだけで、勝手に近しく思ってまいりました。
「送ることば」で一條麻実子先生は、田中先生を表象創成期の「神々」の後を継いだ「英雄」に喩えておられます。その「神々」が、懐かしく思い出されました。
もうお一方は国際関係の酒井哲哉先生。ご面識をいただいて数年、近頃はお目にかかる機会が増えております。その書かれた文面よりも、通常なら載せられるお顔写真がないことに、いかにも先生らしさを感じました。
代わりに載っていた自画像は、文字どおりご自身で描かれたものに違いないと思います。
少なくとも、年に何回かはキャンパスに足を踏み入れるのですが、最近はほとんどの場合、車で本を引き取るという用件。
訪れる建物はいくつかの研究棟にほぼ限られていますし、それ以上に車は定められた経路しか通行できません。いきおい、見慣れた光景ばかりを目にすることになります。
そんなわけで、今日の学内風景は新鮮でした。あるいは初めて目にする建物もあったかもしれません。ちょっとした浦島気分でした。
用を済ませて今度は裏門から正門へ抜ける際、守衛室の脇に置かれているケースから『教養学部報』のバックナンバーを2部、頂戴してまいりました。昨年12月号、本年1月号を各1部ずつです。
店に戻ってから紙面を広げると、最終面は恒例の「駒場をあとに」で、どちらも店主の存じ上げている先生が、筆を執っておられます。
お一方は、超域文化科学の田中純先生。実際に言葉を交わしたのは数えるほどですが、表象研究室というだけで、勝手に近しく思ってまいりました。
「送ることば」で一條麻実子先生は、田中先生を表象創成期の「神々」の後を継いだ「英雄」に喩えておられます。その「神々」が、懐かしく思い出されました。
もうお一方は国際関係の酒井哲哉先生。ご面識をいただいて数年、近頃はお目にかかる機会が増えております。その書かれた文面よりも、通常なら載せられるお顔写真がないことに、いかにも先生らしさを感じました。
代わりに載っていた自画像は、文字どおりご自身で描かれたものに違いないと思います。
konoinfo at 18:30|Permalink│Comments(0)│