2009年08月

2009年08月31日

記録更新?

朝方強い雨。天気予報によると台風の動きは遅く、夕方、関東に最接近、午後からは風も強くなるとか。気温も下がって、10月下旬並みとも。

ともかく店へ来て、棚を出しました。濡れるのを恐れて極力コンパクトに。

時折り強い降りになるものの、朝のうちほどではなく、小止みになることもあります。それでも、昼を回り、午後になっても誰一人、店に入ってすら来ません。

どんな時でも開けさえすれば、売上げゼロということはない。それがこの商売の不思議なところですが、いよいよ不滅の記録を打ち立てる時が来たかと思いました。

しかし、まず一名ご来店。「巻き寿司の作り方の本は有りませんか」というお母さん。「お惣菜屋さんに採用されたので、ちょっと見ておこうかと思って」雨にズボンを濡らしながらおいでいただいたのでした。

一冊、手持ちを「お示しした」のですが、思うものとは違うようで、でも見せてもらっただけでも参考になりましたと、申し訳なさそうに帰っていかれました。

記録の夢が絶たれたのは、その少しあと。ビジネスマン風の方が文庫一冊お買い上げ。さらにそのあと、均一のお買い上げがお二人。

今日は初めから早仕舞いのつもりで出てきていますので、残された時間はあと一時間ほどしかありません。大記録の夢は費えましたが、当分は破られそうにない記録を残せそうです。


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2009年08月30日

勝ち馬に乗る

朝、店に来るよりも前に投票を済ませてきました。まだ雨も降り出しておらず、涼しい風が吹く中を近くの中学校まで。

店に着いて、棚を出しているうちに細かい雨が降り出しました。しかし傘を差すまでもないほどの降ったり止んだりで、選挙の出足には影響なさそう。むしろ暑さが収まった分、選挙日和かもしれません。

店と住まいは、区が違いますが同じ選挙区。小選挙区制になったとき、世田谷区は半分に分けられ、自宅のある深沢地区は目黒区と一緒ということになりました。

地方選挙と違って、期間中もそれ程やかましく感じることは有りませんでしたね。選挙カーも一二度、店の前を通っただけ。特にこの選挙区は、有力候補の一人が選挙カーで回らないことをウリにしているので尚更です。

しばらく前に朝日新聞で佐々木毅氏が、丸山真男の言葉だとして「べストを選ぶ選挙などなく、ベターを選べれば御の字」と語っていました。家人などはそのベターを、選挙騒音を基準にして判断した様子です。

少なくとも二大政党に見る限り、政策はどっちもどっち、かといってそれ以外の候補に入れても単なる死票。ベターというよりワース、悪くないほうにする。丸山も「悪さ加減」という言葉を使っていたと思います。

政権交替で何が変わるか。何も変わらないという声も有りますが少なくとも初めて勝ち馬に乗る人が多く生まれます。乗った責任をどう取るか、そこから何かが変わるのでしょう。


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2009年08月29日

歩いて20分

昨夜、四谷から渋谷まで歩いたというお話です。

神田の大店の創業者夫人が91歳で大往生され、四谷三丁目のお寺で通夜がありました。二代目、三代目とは明治古典会の会員仲間、その縁で参列し、そのあと見知った連中と酒食(店主は食のみ)を共にしました。

お開きとなって帰ろうとすると、中の一人が「渋谷まで歩いて帰ろう」と誘います。一回り年上の大先輩。「20分も歩けば着くよ」と言う言葉は、はなから信じはしませんでしたが、久し振りの機会でもあり、ご一緒することにしました。

歩き始めると先輩は、少しでも目標タイムに近づけようとかなりの早足。喪服代わりの黒のスーツと革靴で、こちらも遅れないよう並んで行きます。やがて信濃町駅あたりに来ると、我々の向かう方角から、沢山の人が歩いて来ます。若い女性が中心で、どうやら国立競技場で何か催しがあったらしい。

次第に人波が増し、それに抗って歩くため、ペースが落ちて来ました。「これで5分は遅れたな」と先輩。

絵画館の前を過ぎ、国立競技場に近づくと、正面出口の上に「ARASHI10周年記念コンサート」と言う文字。ゲート付近には、まだ外へも出られない群集が犇いています。そこを過ぎると今度は人波は我々と同じ方向、外苑前方面へ流れます。

それを縫うようにして神宮球場まで来ると、試合終了で人が出始めるところ。もう少し遅ければ、本当に身動きが取れなかったかもしれません。

ともあれ黒服二人で歩き続け、話し続け、宮益坂上に到着、仕上げに一杯とのお誘いを固辞し、渋谷駅へ。たっぷり一時間の行程でした。

今日はまだ平気ですが、だんだん体に影響が出そうです。

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2009年08月28日

チャタレー夫人の恋人

前から手元に有って、気になっていながら機会がなかったのですが、思い立って調べてみました。そんなに見かける版ではなかったので。

Lady Chatterley's Lover
(Lawrence,D.H. The Obelisk Press, 1936)

chatterleyBookfinderなどで検索すると、10冊くらいは出てくるのですが、初版と表記するものと、第8刷と表記するものが半々。価格は3000円台から2万円を超えるものまで。手元にあるのも 8th impression つまり第8刷です。

これは妙だと、さらに調べてみました。そしてたどり着いたのがグーグルブック。オベリスクプレスの詳細な出版書誌があって、そこにロレンスのこの一冊についての記述も見られます。

Neil Pearson. Obelisk: A History of Jack Kahane and the
Obelisk Press. (Liverpool University Press, 2007)

それによると、この作品は非合法出版に始まり無数の海賊版も出るなど、複雑な出版履歴を持つのですが、ともかくもパリで著者の認許による出版が1929年 Edward Titus により始まり、ついで Odyssey社が版権を取得、同社が7刷を出したところで、1936年に Jack Kahane が版権を得たということのようです。

刷り部数は不明、しかしこのタイトルは、オベリスクの出版物の中でも最も良く知られたものである、と書かれています。

謎が解明できた喜びと共に、これが全て、パソコンから調べられたという事実に、暗然たる思いもするのです。


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2009年08月27日

評価システム

アマゾンとかヤフーとか言ったショッピングサイトでは、評価システムというのが当たり前のように付いていますね。何かを買うと、評価をつけてくれと催促されます。

一度アマゾンで本を買ったとき、あそこは五段階評価でつけるのですが、「〈5〉でなければ付けないでください」というようなメッセージが売主から届来ました。

つまり「可もなし不可もなし」であれば〈3〉を付けたりしがちですが、アマゾンの評価においては「普通に満足」であれば殆どの人が〈5〉を付けるので、〈3〉が付くとマイナス評価と同じ意味になるのだという解説です。

偶然面白い例を見かけました。「75%の高い評価」というお店があって、こんな低いポイントを見たことがなかったので、その詳細を確かめました。するとまだ四件の評価で、うち三件が〈5〉、一件が〈3〉でした。なるほど75%が高い評価をつけているわけです。

しかしその三件の〈5〉のうち一件のコメントは「在庫切れで本が届きませんでした」、それに対し〈3〉のコメントは「有難うございました。また宜しくお願いします。」でした。逆では有りません、念のため。

そんな評価システムでも、あれば業者は少しでも良い点を得ようと懸命になります。まじめな人にほど、大きなストレスになるでしょう。「日本の古本屋」は、名前も所在も明らかにして販売しているサイトですから、お褒めも、お小言も直接聞きたいものです。

何にせよ、このような評価システムが「日本の古本屋」にないことを、ありがたく思います。


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2009年08月26日

総会から帰って

こんな時間になるとは思ってもおらず、慌てて書いています。

今日は組合の定時総会。一番目の誤算は、なぜか開始時刻を二時間早い午後三時と思い込んでいて、会館へ早く行きすぎたこと。

しかしこれは、幾らでもやる仕事があったので、時間をつぶすのに苦労は有りませんでした。

二つ目の誤算は、総会が思ったより長引いたこと。特に大きな問題のない年の総会は、二時間見ておけば充分終わります。理事会もそう考えたのでしょうか、総会資料を読み上げるような形で二時間近く過ぎました。

最後の質疑応答になって、次々に手が挙がり、質問やら意見やら、果ては要望やらが続きます。ストレートな質問も有り、意想外な質問も有り、どの発言もしかし大真面目であることは疑えません。どうせ何もないと高を括って出席しなかった組合員は、面白いものを見損ねたと思います。

例えどんな意見であれ、こういう席で自分の考えを述べる人に、敬意を表します。さまざまな意見が出たということ自体が有意義だったと思います。一つの質問もなく終わる総会もあるのですから。ただ突然の質問では、良い答えを期待できないということも学習しておくべきでしょう。

しかしそれよりも、実際に出席した人が、組合員総数の15%ほどでしかないことの方に、いつもながら失望と、危機感を持った三時間余でした。

明日は、店の仕事をしなくては。


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2009年08月25日

数学者蔵書・第二弾

洋書会から戻ってきました。

「数学書段ボール約120箱」という触れ込みでしたが、確かに相当な量。しかし数学書だけではなく、趣味で買ったと思しい諸々の本も含まれていました。そこで専門書は専門店に任せて、その脇筋狙い。

こちらは、洋書については文学書が中心。日本書もあって文学書、歴史書など、大正末から戦後に至るまでの、比較的保存のよいものが中心でした。

中で店主が目を付けたのは、昭和20年代、30年代の翻訳文学の山です。偉そうに言うほど高い札を入れたわけではありませんが、運よく落札できました。他にも数点落札。明日店に届く筈で、ゆっくり調べるのが楽しみです。

今回は、先週ほど飛びぬけて高価な本はありませんでした。その中で一冊、注目を集めたのが Paul Morand, La nuit de la Paris の初版です。

スパイラルワイヤー綴じ、無刊記ですが1932年刊行とされる本書は、ブラッサイの最初の写真集として有名。自分では手が出なくとも、こうした本を実際に見たり、触れたりできるのも交換会のありがたさです。

ところで明日は午後から組合総会。本が届いても、荷を解く間はなさそうです。

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2009年08月24日

出したりしまったり

しばらく良いお天気が続くと言っていたような気がします。とりわけ今日は空気が乾燥し、お布団干しに絶好、雨は一滴も降らない、と朝の天気予報で言っていたらしい。

2時前後に一瞬パラパラと降りました。直ぐに上がり、また日も差してきたので、慌てて雨天用の配置に変えた均一棚を元に戻し、やりかけの作業を再開。

3時を回った頃、表のお客様が「雨ですよ」と声を掛けてくださいました。再び慌てて棚の位置を直しに出ると、大粒の雨がパラパラと降り出しています。空の一部はまだ明るいのですが、次第に雨脚は強くなり、やがて雷鳴。風も伴い本格的な吹き降りです。

風向きが悪いのか雨のしぶきが吹きながれて、軒下の本棚に霧吹きをかけているような塩梅。一番吹きかかっている棚は店の中にしまい、そのほかの棚は片方に寄せて雨をしのぎました。

一時間ほどでこの雨は上がりましたが、店の入り口まで吹き込んで、床が濡れました。ドアを開け放してあったからとはいえ、ここまで吹き込んだのは初めてではないでしょうか。

土砂降りのときに、目黒郵便局の定時集荷。本は濡れないよう、くるんで運んでもらえるのですが、ご本人は濡れるがまま。「雨が一番困りますよ」と嘆いていました。

明日は昼から洋書会。先週の続きで数学書の出品があると、メールで知らせてきました。

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2009年08月23日

夏祭り

今日は氷川神社(大橋)の夏祭り。駒場町会の神輿が、今年も店の前を通って行きます。

斜向かいに簡便な神酒所が設けられていて、そこで小休止。祭半纏の人たちがたむろし、中に一人二人、興味を持って店内を眺めていく人もいます。やがて合図が有り、拍子木が調子をとって三本締め。また賑やかに出て行きました。

気がつくと掛け声は「わっしょい」でも「せいや」でもない。昔からそうだったでしょうか。また今年はお昼頃に一度通っただけですが、子ども神輿があったり、何度か回ってきたりしたのは、記憶違いでしょうか。

お付き合いで店の軒に注連を飾り、提灯を下げてはいますが、住まいが別なこともあり、子どもが小さかった頃ですら参加したことはなく、そんな基本的なことすら分かりません。ずっと余所者で過ごしてきたわけです。

開業当初は商店会の集まりに顔を出したりしたのですが、その商店会も何年も前から活動休止状態。地元の方たちと交流する機会は、絶えてなくなりました。その意味では、26年商売を続けてきても、この土地に根付いたとはとても言えないのではないかと、ちょっと寂しい気もします。

と、書いているうち、遠くからお囃子が聞こえてきました。やっぱりもう一度は、店の前を通っていくようです。何故だか少し、ほっとしました。

追記:やってきたのは幼い子達の引く山車、もう少し大きな子達の神輿、最後に大人の神輿。記憶通りのメニューでした。

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2009年08月22日

こんなことで半日

ゆえあってADSLからBフレッツに変えることにしました。今日がその切り替え工事日。

予定通りに来て、30分ほどで完了。なかなか手際よく、さすがに大キャンペーンを展開しているだけのことはあると感心しました。

さてあとは接続のセットアップ。設定ガイド付属のCDからインストールを始めたのですが、これがなかなか上手くいかない。

あえて申しますが、当方のミスでは断じてありませんよ。そもそもミスを起こす余地がない「簡単ツール」なのです。言われたとおりにやっていくと、思ったより時間はかかったものの、あともう少し、というところで「問題が発生したため…」というメッセージが出て強制終了。すぐさま「お問い合わせ先」に電話を入れました。

機械応答から切り替わって、生身の人間が出たのですが、これが殆ど機械と異ならぬ口調とマニュアル応答。さんざ説明させた揚句、有料のサポート先を「ご紹介させていただいてよろしいでしょうか」。

お試し期間2ヶ月無料、その間に解約OKというので、腹立たしい思いながら申し込みました。なおも諦めきれず自力解決を図りましたが、次第に深みにはまるようで、ついにサポートを求め、今度はフツーにオタクっぽいお兄さんから的確な指示をもらい、無事ネット接続を果たしたのでした。

気がつくと午後の殆どをこれに費やし、まともな仕事をしていません。それにしてもあの電話、「ご確認のためにお名前を伺わせていただいてよろしいでしょうか」、何とかなりませんかね。

konoinfo at 17:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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