2011年12月

2011年12月21日

勉学熱心

夕方、表が賑やかになったと思ったら、一人二人と学生さんが店内に入ってきました。

そのうちの一人の女性が、図書館ラベルの付いた本を掲げ、「この本は有りますか」と尋ねます。どうやら幼稚園教育に関する本のようで、「ウチには有りません」と答えました。

すると次に別の女性が「環境と開発に関する本は有りますか。民法の関係でもいいです」。その喋り方で、留学生らしいと気が付きました。

さらに次の女性は「文化財保護についての本」、また別の女性は「日本の幼児教育について書かれた本」、さらに「歴史と政治の本はどこですか。石田梅岩の本は有りますか」。

全員がそれぞれに、探している本について尋ねてきます。たどたどしいところもありますが、皆、それなりに日本語を話し、聞けるようです。

ただ一人の男性は、土井健郎の本を何冊か見つけて手に持ち、『表と裏』もないかとのお尋ね。

特定の本を探すなら『日本の古本屋』が便利だとチラシを渡すと、「でも、明後日には帰ります」「どこへ帰るのですか」「ベトナムです」。

留学生ではなくて、向こうの大学で日本文化を学ぶ研究生の一団が、ゼミ旅行のようなもので日本に来られたという方が当たっていそうです。皆さんなかなか優秀なのでしょう。

RIMG0683それにしても、どの質問にも「ありません」としか答えることが出来ないのは、心苦しい限り。

それでも結局殆どの方が、何かしら少しずつ選んで、お買い上げくださったのでした。

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2011年12月20日

歳末市そして忘年会

今日もシンデレラモード。

洋書会歳末特選市。終わって忘年会。二次会まで付き合って家に帰り着くと、今日ももうあと僅かで日付が変わります。

年末に入ってどこの市会も出品が多くなっていますが、今日の特選市も出品量が多く、しかも仕分けが必要な口が多かったので、準備に時間が掛かりました。

どうにか無事に終わって、打ち上げをかねての忘年会。昔は近場に一泊で出かけたりしたのですが、もうそんなことは絶えて久しい。

それより少し豪華な食事をするほうが、時間と費用の節約となるというのが、近頃の考え方です。もちろんその豪華も、かなり慎ましいもの。

今年、その会場となったのは、古書会館からすぐ近くの割烹「いるさ」。会費に加え、会から補助金が出て、一年間、正確には半年間の苦労をねぎらって貰った形です。

懐石風の料理で、値段からするとなかなかお値打ち。それでも普段行きつけの居酒屋とか、小料理店よりは予算が必要なので、こんなときにしか使えません。

組合の仕事で時間をとられることが多く、洋書会会員との交流がいささか乏しくなっていますので、その埋め合わせの気持ちも込めて、二次会にも付き合いました。

食事の満足もあって、二次会も盛り上がり、気が付くと11時前。お開きと同時に急いで家に向かったという次第。

今週は、気が付けば金曜日まで、毎日会館に出かけることになります。そして気が付くと、今年も終わりというわけです。

※「いるさ」のお料理の写真が同僚からいただけるはず。そしたらここに入れましょう。

※いただきました。とりあえず、前菜と、デザートをあげておきます。
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2011年12月19日

いまやライフライン

RIMG0718今朝、ちょっと調べたい本があって『日本の古本屋』を検索しているうち、固まって動かなくなりました。

またサイトがダウンしてしまったのだろうかと、他のページを開いてみると、インターネットに接続できないというメッセージが出てきました。どうやらこちら側の問題のようです。

モデムの不調が一番疑わしいので、一度電源を切り、再起動しました。繋がりません。コンピュータも再起動してみました。やはり繋がりません。モデムを共有する電話も音なしです。

困り果てているうちに、突然、繋がりました。何故だか理由は分かりません。ほっとして、しばらく作業をしていると、再び切断されてしまいました。

もう一度、再起動を掛けて、接続を試みましたが、どこを触っても繋がる気配がありません。出かける時間になったので、そのままにして古書会館へ向かいました。

電車に乗っているうち、ふと今見かけた工事が気になりました。小店の入っているビルの駐車場を、コインパーキングに改造する工事です。

会議が終わり、店に電話をしても繋がりません。面倒なことになったものだと思いながら帰り着くと、店番のミセスCが「つい今しがたから繋がるようになった」と、作業をしています。

まだ工事が続いていたので、現場に行き、確かめてみました。すると、共用部分の主電源を落としてしまうという事故があったことが分かりました。

マンションのエレベーターが止まって、大家さんはおかんむりです。それとこれと、関係があるのかないのか、店主の知識では分かりませんが、ひとまずその復旧以降、接続は無事に維持されております。

それが原因であったことを祈るばかりです。

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2011年12月18日

低価格志向

この間の金曜日、前半の面接を終えてお昼となり、担当の三人の理事(つまり同業)と一緒に、外へ食べに出ました。

店屋物の出前を頼む手もあったのですが、気分転換のためにも一度表に出よう、となったのです。

明治大学紫紺館5階の椿山荘へ行くと、午後1時を過ぎていたのに満席。失礼ながら珍しいことでした。

あまり時間の余裕もないので、古書会館へ戻る途中にあるPIZZERIA BAR LA STAGIONEという、小さなイタリアンレストランに入りました。

ちょうど空いていた四人席に案内され、各自1000円前後の一番シンプルなランチを注文し、改めて周りを見渡すと、三つのグループ、合わせて10数名の全員が女性。

そういえば他でも経験したことです。ランチセットメニュー1000円〜1200円というお店には、圧倒的に女性客が多い。男性はもっと節約しているのだろうというのが、皆の一致した意見でした。

その夜、明古の仲間と食事したのは小川町の「たんぽぽ」。その前の週に行ったのは、やはり小川町の中華料理「太一」。そのどちらも店主が払った金額は2000円。

お酒を飲まない分、多少割り勘を安くしてくれているとはいえ、それなりの品数を頼んで、充分満腹になってこの値段です。

近頃行くのは、こういうお値打ちな店ばかり。そんな店が増えているのも確かです。

RIMG0715仲間の誰かが「食のユニクロ化だ」と言っていました。安いもので満足して、高い服を買う気がしなくなる。高級料理店にだって、行く気がしなくなると言うわけです。

もともと、それほど機会があるわけではありませんが。

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2011年12月17日

数学書売りの数学知らず

RIMG0714「ラプラス変換はあるけど、制御のことが書いてある数学書は少ないんですよ」

そう言ってお買上げいただいたのは、清水辰次郎著『応用数学』(朝倉数学講座19、朝倉書房)。先日の南部入札市で落札した、三口、12本の数学書の中の一冊。買われたのは50年輩の男性です。

まだ値段を付けずに積み残してあった山から、「この本はいくらですか」とお持ちになったのでした。「この前来た時も見たのですけど、値段が付いてなかったので」

カバーにイタミがあり、多少ヤケてもいます。定価1800円(当時)のところ、1000円が妥当かなと思いつつ、念のため『日本の古本屋』を調べさせてもらいました。

2004年に復刊されていて、それを2600円程で売っているお店がありました。他に二冊あり、小店の本と同程度のものが、どちらも1000円。

そこで安心して、お客様に値段を申し上げたところ「いやあ、来た甲斐があった」と喜ばれ、冒頭の解説となった次第です。

断っておきますが、店主、ラプラス変換どころか、微分積分さえチンプンカンプン。売る資格を問われるかもしれませんが、それを言うなら、店内にある大量の外国語書籍の殆どは、読解不能。

だから、どうも「本のソムリエ」とかいう言葉には、違和感を感じざるを得ないのです。

もっとも、これでこの著者と、この本について、復刊までされている名著であるということは、知識として得たのですが。

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2011年12月16日

良い勤め先がありますよう

RIMG0719明治古典会は、大きな一口物が入って賑やかな市でした。出品点数が1300点近くにもなり、出来高も普段の倍ほどだったとあとから聞きました。

しかしお知らせできるのはこの程度。というのも今日は、市場を見て回れたのは午後1時前の僅かな時間だけ。落ち着いて入札も出来ませんでしたので。

新規職員採用のための面接を午前11時から初め、昼食休憩を挟んで午後4時過ぎまで。計9名。終了後、1時間半をかけて評定し、その中から1名の採用者を決めました。

実に疲れる作業でした。どの方も、単独の面接であれば、まず喜んで採用させていただきたいほど、優れた資質をお持ちです。

それでも採用できるのはたったお一人。

当組合のように小さな組織で、今回のごとく欠員補充が目的の採用では、長続きしそうかどうかはもとより、欠けた穴に、どれくらいピタリと納まるかが重要な判断基準になります。

大きすぎても、小さすぎても、組織にとってはあまり具合が宜しくない。とはいえ、そう割り切って見比べていっても、最後の一人に絞るのは、とても苦しい作業でした。

見送らざるを得なかった110人の方々に、当組合などより遥かに良い勤め口が見つかることを、心から祈らずにはおられません。

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2011年12月15日

お天気が良くても

RIMG0717TKI(「日本の古本屋」運営チーム)の会議を終えて、店に戻ったのが午後7時過ぎ。残務を片付ける間もなく、閉店の時間が迫ります。

表の棚から男性が、岩波児童文庫を一冊お持ちになり、レジを打った時に、客数の表示を見て驚きました。あれほど閑散としていた昨日より、さらに少ない数。

お天気については、まず文句のつけられないところ。日中は、日差しに春のような暖かさすら感じました。明日から寒くなるとの予報です。この先どうなることやら。

こんなことなら営業時間を短縮するか、いっそ定休日を設けるかと、何度も考えるのですが、いざとなると決断がつきません。

その訳は、長年の経験を振り返っても、曜日や時間帯による売り上げに、何ら決まった傾向を見つけられないからです。いつ、どんな時に売れるのか、売れないのか、まるで予測がつかない。

たった数人のお客様の日が、忙しくレジを打った日より売上が多いということもあるのですから、単純に人出だけでも判断できないのに、その多い少ないすら気まぐれです。絶対数が少ないのがその一番の理由でしょう。

そんなことを考えながらレジを締めると、昨日よりは良い売り上げでした。幾人か、まとめ買いのお客様がいらした模様。有り難いことです。

帰り道、いつものように世田谷通りを駒沢方面へ左折しようとすると、人が立って通行を止めています。今日はボロ市、すっかり忘れていました。やはり明日は寒いかも。

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2011年12月14日

不可思議な行動

昨日の、お向かいさんへの侵入者。物盗りというより、まさに「侵入」が目的だったとしか思えないような話です。

まず、110番したのはお隣だそうですが、ワイヤー入りガラスの窓を打ち破る、大きな物音がしたためとか。

さらにそこから入る際、割れたガラスでどこかを切ったらしく、そこここに血が付いていたといいます。

一番大変だったのは、駆けつけた警察官から身を隠そうと、配電室に潜り込んだため、取り押さえる際の揉み合いで、多くの電気配線が切断されてしまったこと。

「大人しく何かを盗んで逃げてくれていたほうが、被害が少なかったかもしれない」と笑えない冗談にして、顔見知りの社員さんが話してくれました。

さて今日は、雨こそ朝のうちに上がったものの、一日中いつ降りだしてもおかしくないような暗い空。昨日は最近としては、まずますの売り上げでしたが、これでまた帳消し。

一喜一憂などは過去の話で、いまや一喜六憂じゃなかろうかと、一人溜息をついております。

お昼、昨日洋書会で落札した『プレイヤード叢書』50冊ほどがルート便で届き、改めて点検。

天地に研究費購入の印が押されたものが3割ほど。もちろんこれは承知の上。外は割合きれいな本が多く、早RIMG0684速棚に入れたいところですが、そのためには何かを棚から外さねばなりません。

今日一日では片付かず、明日の仕事となりました。

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2011年12月13日

安心が違う

RIMG0688お向かいのビルで何事かあったらしい。

朝、店に着くと、車を入れるスペースの前に、ミニパトが停まっています。気がつくと向かいのビルの入り口には、黄色いテープが張り渡してあります。

ともかくミニパトに一時移動をお願いして、車を入れ、開店の準備をしながら、様子を伺いました。何かを待っているようです。

お巡りさんを見て道を尋ねる人が現れ、答えかねる様子でしたので代わって教え、それをきっかけに「何があったのですか」と、若い警察官に聞きました。

「住居侵入です」「警報でも鳴ったのですか」「近所から通報があったんです」「いやですね」「すでに拘束しましたから」

やがて事務所の人が出勤してきて、話はそこまで。そのうち鑑識と思われる人たちが、別の車で到着。写真を撮ったり、あちこち計測したりの作業を始めました。

午前10時、店主が出かける頃になっても、まだ作業は続いています。大変なことだと思いながら市場へ。洋書会、会議、二つながら時間がかかり、店に戻ったのは午後7時。

向かいの事務所の前にガラス屋さんの車が停まっていて、どうやら住居侵入は、裏のガラスを破って行われたようです。侵入者が捕まったことを、朝のうちに聞いておけたのは、まずもって良いことでした。

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2011年12月12日

単純に喜べない

RIMG0689実に久しぶりに、車で古書会館に行きました。驚いたのは道の空き具合。12月の月曜日、午後2時過ぎ、渋谷から青山通りを通って神保町まで、殆ど渋滞もなし。

運転する身には有り難いことですが、いささか不安にもなってきます。これでは、店にお客様が来ないのも、仕方ないのじゃなかろうかと。

車で行ったのは、明日の洋書会に、先日届いた本を出品するため。小型のダンボールで17箱ほどお送りいただいたのですが、小店では手に余るものでした。

市場に出して、広いところで仕分けると、また違った見方が出来るかもしれません。というわけで、そっくりそのまま車に積んで、出かけた次第です。

洋書会は今年あと三回。そのうち、20日は歳末特別市で沢山の出品がありそう。27日は本年最後の市で、気ぜわしい。出すなら明日しかない。きっと出品も少なめだろう。

そんな読みで持ち込んでみると、カーゴ6台、カーゴ2台という一口物が既に運び込まれていて、明日は賑やかな市になりそう。いささか当てが外れましが、会にとっては喜ぶべきことです。

車を近くの駐車場に預け、あとは午後7時半まで、三つの会議に出席。終わって車を出しに行くと駐車料金は1500円。最大料金というやつです。一定時間を超えると、あとは営業時間内なら何時間止めても同じ。

これも昔に比べると、随分と安くなりました。喜んでだけいてよいのかと、ここでも新たに心配が募ってきました。

konoinfo at 22:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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