2017年09月

2017年09月30日

大事な手荷物

この先、定休日を設けようという気になったとしても、土曜日という選択肢はありませんね。売り上げはともかく、ご来客数は、他の曜日に比べてずっと多い。

今日も一時、お荷物を置いていただく場所に困るほどのお客様。しかもそういう時に限って、みなさん笈のように四角いリュックを背負っていらっしゃる。

RIMG2309もし置かずにそのまま通路に入られれば、たださえ宅買い未整理品で、幅が狭くなっている時ですから、身動きが取れなくなる可能性もあります。

それでもお声を掛ければ、みなさん気持ちよく応えて、空いている台や椅子の上に載せてくださいます。

なかには「有り難い、助かります。重くって」などとおっしゃっていただくこともありますが、ごくまれには気分を害される方もおられ、じつに人さまざま。

先日も「お荷物を」と、お願いすると「大事なものが入ってるんですが…」とためらった末「じゃ、いいです」と、そのまま帰られた女性がおられました。

別の時には、同じようにおっしゃるご婦人のバッグを、店主が手元にお預かりしたこともあります。置き場だってすぐ眼の先なのですが。

肌身から離すなんて、とんでもないことだと、先の方は思われたのかもしれません。こちらとしてはあくまでお願いしていることですので、出来る限り不愉快に思われないよう、スミマセンを連発しております。

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2017年09月29日

情けない選択

なんとも情けないことになったものだなあ、と、このところ毎朝、新聞を眺めては、ため息をついてばかりです。

政権党とその党首の言動については、いまさら驚きもしませんが、それに対抗すべき野党勢力の、この体たらく。大同小異が、大手を振って歩いているようです。

今朝の朝日新聞のどこかに書いてありましたが、首相は有権者を分析して3割が保守、2割が革新、残りの5割が中間層と見ているそうです。

この3割、2割は何がどうあっても動かない。5割をどう取り込むかが政治だというのです。

しかし政治家は現実的です。もしその分析が確かなら、下手に取り込もうとしなくとも、中間層が寝ている限りにおいて、保守は安泰です。寝た子を起こさないのが、保守政治の要諦ということになるでしょう。

今回、しばらく起きてぐずっていたような中間層が、また寝かけた様子を見て、すかさず解散総選挙を仕掛けたところ、思わぬ騒ぎが持ち上がってしまい、寝た子が目を覚まさないか、気を揉んでいるというのが実情に思えます。

けれどもこの騒ぎから、2割はまったく蚊帳の外に置かれようとしています。店主などは、まあ心情2割といったところですから、面白くないことこの上ない。

こうなれば今度の選挙は、良いことをしてくれそうな人を当選させるための一票ではなく、悪いことをやめさせるRIMG2317ための一票と、割り切るしかなさそうです。

昨日ご紹介したスタンプラリーのセットが、今日、小店に届きました。

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2017年09月28日

在庫を確かめる

ご来店のお客様から「○○は有りますか?」と尋ねられることは、良くあります。

特定の本である場合、それを在庫しているかどうかは、ほぼ瞬時に答えられます。というよりは、お尋ねいただく本の9割方は、あきらかに在庫していない本なのです。

しかしそういう本に限って、お尋ねを受けてただちに「ございません」などと返答すると、不審の目で見られることが多い。

調べもしないでどうして分かるのか、という疑いの眼差しが向けられます。

それをいちいちご説明するのも骨が折れますので、そういう場合最近は、もっともらしくパソコンで調べて見せることにしております。

RIMG2311今日も、女子高生風の二人連れが一旦店の中を覗いてすぐ出て行き、やがて今度は一人だけで戻ってくると「ホオショーマイの写真集は置いてますか?」。

「ありません。と思います。念のため調べてみましょう」そんな返事をしてキーボードを叩きました。というのも、それが何者であるかさえ、店主は知らなかったからです。

「誰ですかそれ?」と聞き返すのもお気の毒。ですからデータベースではなくGoogleの検索窓に、その文字を打ち込みました。そうしてそれが「宝生舞」という元女優さんだと分かったのでした。

「やっぱりないですね」店主が確信を持ってお答えしますと、女子高生さんも納得した様子でお帰りになりました。

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2017年09月27日

スタンプラリー

stamp2「古書の日」スタンプラリーに参加する73店舗が明らかになりました。

少し前に、折り畳みのスタンプ台紙が組合から郵送されてきたからですが、開いて見て、まず感じたのは、これは大変だなということです。

全店制覇という方が、はたして現れるかどうか。困難なほど燃えるという方もおられるでしょうから、結果を楽しみにしたいと思います。

参加数については、様々意見があることでしょう。現在の東京組合員数は600店弱。店舗を持たない組合員も一定数いますが、それを差し引いても不参加店の方がずっと多い。しかし限られた期間で回るには、適当な店数だということもできそうです。

神田の参加は21店、早稲田は7店。それに比べて西荻は4店というのが目を引きますし、さらに地図を追っていくと一軒ごとの思いが伝わってくるようで、とても興味深いものがあります。

stampさてこの後、各店にそれぞれ、作家と作品名が付いたスタンプが送られてくることになっています。ラリー参加者が、このスタンプを押していくわけですが、小店に送られてくるはずのスタンプは「菊池寛/真珠夫人」。

それを知った家人は「えー、どうしてー」と極めて不満そう。お好みの作家、作品でなかったからでしょうが、割り当てた側に特に意図はなさそうですから、我慢してもらうしかありません。

ところでこの台紙に、まあご愛嬌と言えばご愛嬌の、しかしやっぱりちょっと恥ずかしい、誤植というか誤りを見つけました。敢えてここには記しませんが。

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2017年09月26日

シーズン開幕

NFLが開幕して、すでに第3週が終わりました。

贔屓チームの成績が振るわず、淋しい思いの昨シーズンでしたので、今年は少し違うチームも応援してみようかと思っています。

たとえばカンザスシティー・チーフス。QBが元49ersのA.スミスですし、ヘッドコーチのアンディ・リードには以前から好感を持っていました。店主の場合、単に観ていて虫が好く、好かないという無責任な基準に過ぎませんが。

そのチーフスが開幕戦でペイトリオッツを破り、今年はこのチーム推しで行ってみる気になりました。どんなシーズンになるか、これからが楽しみです。

RIMG2312ところで目下、世間の注目は、実際のフットボールゲーム以上に、NFL対トランプの舌戦の方に集まっているようです。

あのキャパニックが始めた国歌斉唱時の片膝付き(これで彼を見直したのですが)は、次第に同調する選手が増えていたのですが、それにトランプが噛みついたことによって、かえってその流れに勢いをつけそうな気配です。

もうひとつ。NBA優勝チームが招待されるホワイトハウス訪問に「行きたくない」と言ったS.カリー。こちらの今後の展開も興味津々。

一方わが国では、国歌を歌わないと先生は首にされる。いつのまにやらそんな国になってしまっています。トランプの国より、よほど先行き不安です。

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2017年09月25日

市場はお休み

車を定期点検に出すため、昨日積んできた宅買い本を、全部店の中に運び込みました。

点検の日は、前から決まっておりましたから、段取りを考えた上で、宅買い日程なども組んだつもりですが、いざ降ろしてみると、やや途方に暮れる感が。

今週、市場がなくて助かった、というのがまず思ったことです。一刻も早く、店の通路を広げなければなりません。

RIMG2308しかし他に置く場所がないから通路に置いているわけで、ここを広げようと思ったら、別の場所に置き場を作るしかありません。

別の場所に置き場を作るためには、店の裏などに、すでに山積みされている本をどこかに移動させるほかないのですが、そのどこかが問題です。

すぐ思いつくのは、まとめて市場に出すということ。しかし、そのまま持って行って値になるようなものなら、初めから山積みになどしてありません。

つまり、売るためにはそれなりの仕分けが必要です。ひとまず市場に持って行き、そこで仕分けるのも一法ですが、あいにく市場がお休みで古書会館も閉まっています。

買い取ったものを丸ごと出品するにしても同じこと。さっきは助かったと思った今週の休会が、今度は困ったことになりました。

仕入れた本が、並べる先から飛ぶように売れてくれれば、この悩みも解決ですが。

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2017年09月24日

オーバーワーク気味

昨日は千葉の一件とは別に、もう一件、宅買い。こちらはごく近場です。それも店ではなく住まいの近く。

そこで気軽に「店を閉めてから帰りがけにお寄りします」とお伝えしてあったのですが、いざ伺ってみると、あちこちの部屋の本棚をお見せいただき、案外時間がかかってしまいました。

RIMG2282といっても、量が多かったわけではありません。引き取れるものだけでいいというお言葉に甘え、文庫、新書を中心に抜き出して縛る、その作業に時間を取られたのです。

後に残してきたのは大判の美術書、経済関係の読み物類。お客様は目を丸くされて「文庫本なんて売れないと思ってました」。

文庫と言えば、時代物文庫を大量入荷いたしました。こちらは売れ行きがひと頃に比べて下降気味ですが、それでも新入荷品から売れていきます。

この入荷は店の近くの宅買い。木曜日の午前中にお伺いすると、縁側に面した部屋一面に、低い本の山が幾つも積み上げられていました。その日は時間がなかったので、まず時代文庫の半分ほど(それでも2百冊ほど)を台車に載せて戻り、さっそく表の棚に出したのです。

今日、残りを引き取りに伺ったのですが、改めて見てみると、小店の車で一度に運べる量ではありません。そこで、その場で選別させていただき、その代わり、残す本も資源回収に出しやすいよう、縛って置いて参りました。

つまり全部縛ったわけで、昨日から引き続いた買取り作業が、いつ、どう腰に来るか、戦々恐々です。

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2017年09月23日

千葉へ宅買

久々、宅買で遠出をいたしました。行先は浦安、距離にして片道約22キロ。

さしたる距離でないと思われる方もおいででしょう。それでも高速を嫌って一般道で往復いたしましたから、行き帰り共に1時間以上を要しました。

実際の距離で西に向かえばせいぜい府中あたり。お隣の県という心理的側面も大きいのかもしれません、それよりずっと遠かった気がします。

伺った先は、80歳になられるという元編集者の方が、仕事場にしておられたマンションの一室。さる知人の紹介によるのですが、予想していたよりずっと片付いていて、あとは本が残されているだけといった状況。

その本も、洋間の一室に床から30僂曚匹棒僂濔紊欧浸海7つ8つと、大きな段ボールが3箱。小店の車で十分積んで来られる分量でした。

お話しによれば2〜3年前に一度、大量に整理をされて、その時に手元に残したものと、それ以降に買われた本だということです。

RIMG2285残されたのは奥野信太郎、安藤鶴夫、そして渡辺一夫の著作類。それが3つの段ボールの中身でした。特に珍しいものは含まれていませんが、保存状態は比較的良く、冊数も集められています。

値段をつけ辛かったのですが、全体の評価額を申し上げると「そんなものでしょうな」とご了解頂きました。

先に、旅先などで集めた海外の様々な収集品を処分して、その評価額に「あっけにとられた」あとだったのが幸いしたようです。

「集めた身として納得はできませんが、引き取っていただけることを感謝します」と、お見送りくださいました。

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2017年09月22日

ショウルーム

明治古典会は今日が9月の特選市。来週一週間、古書会館の空調工事のため、市場がお休みになるからです。

もともと、この期間は一新会大市会が予定されていましたが、7月から始まった新年度の同会事業部は、大市を開催しないことに決めました。

そこで築14年を経て、不具合が目立つようになった館内空調設備を、この際、大掛かりに改修しようということになったのです。

前者についても、後者についても、いろいろ思うところはあるのですが、今日はともかく明古の話題。

市会が終了後、第2回目となる会員経営員懇話会を開きました。場所は会館8階。情報交流談話室と名付けることで設置が認められた、組合員のためのサロン的スペースです。

ケータリング料理と飲み物(アルコールあり)とで、単なる飲み会ではない、かといって堅苦しい話題ばかりではない、まさに情報交流の場を持ちたいと始めました。

小グループに分かれてのそんな話し合いの中で、ある経営員から聞かされた、店を持たない理由というのが「今や物販店は、ネットで購入するための、単なるショウルームでしかないから」。

それはコモディティ商品に限っての話だろうと言いたいところですが、古書のコモディティ商品化も激しい勢いで進んでいるのは、疑いようのない事実です。

RIMG2289店に足を運んで、選んでその場で買う。そうした消費行動自体が、絶滅に向かっているのでしょうか。帰ってレジを覗くと、反論の余地はなさそうに思えてきました。

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2017年09月21日

売れるサイト

アップが遅れたのは「日本の古本屋」事業部定例会議が長引いたからです。

普段、店にいるときは、暇を見つけて書き上げて、ほぼ毎日決まった時間にアップできるようにしております。

暇を見つけてとは申しましたが、店が忙しいわけでないことは申すまでもありません。しなければならない仕事は山のようにあっても、ひと時その手を休めて――というのが正確かもしれません。

いずれにせよ今日は、午前中、ご近所への宅買いもあり、気が付けば出かける時間となっておりました。そうして出かけた古書会館の7階会議室で、午後2時から午後7時半まで、ひたすら話し合うことになったのです。

この時間になると、店に戻っても閉店作業を手伝うだけ。それから書いていたのでは、いつ食事にありつけるか分かりません。まずは帰宅して夕食。それからPCに向かうことにいたしました。

それにしても、何を話し合ってこれほどの時間を費やすのでしょう。煎じ詰めれば、いかにして「日本の古本屋」をもっと売れるサイトにするかを話し合っているわけです。

ITの力で改善できる点もあるでしょう。参加店の意識を高めることも必要でしょう。それらを実現するためには、経営基盤の安定も必要でしょう。

RIMG2286それらを一つ一つ話していると、5時間半はあっという間に過ぎてしまいます。一歩進んだと思える時もあれば、議論の蒸し返しに終わることもあります。それでも事業部員の熱意に、疑いの余地はありません。

そのことに感心しながらも、いささか疲れて店に戻ってみると、皮肉なことに今日一日、一点の注文も「日本の古本屋」から入っておりませんでした。

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