2019年08月

2019年08月11日

お盆働き

3連休の中日。というより、世間はお盆休み9連休の2日目と言ったほうが良いでしょうか。

相変わらず節句働きならぬ、お盆働きの小店主は、今朝は日吉のM先生の研究室へ本の引き取りに。午前10時の約束でしたが、店を出るのが9時半になってしまい、ナビをつけると到着予定時刻は午前10時10分。

RIMG3890これが平日なら、実際の到着はさらに10分程度は遅れるところですが、今日はどこの道も空いていて、走るほどに予定時刻が前倒しされていきます。結局10時を数分まわっただけで到着いたしました。

洋書和書あわせて250冊ほどを縛って車に積み込み、先生ご同乗で、先生のご自宅へ。そこでさらに50冊ほどを積んで店に戻ってきました。

自由が丘を近辺を通り抜けてきたのですが、ここも普段の日曜日にくらべて人通りがまばら。車も少なく、こと運転に関しては随分と楽でした。

店に着いて本を降ろそうとすると、前に車が1台止まっています。移動してもらおうとしたら、降りて来られたのは昨夏、大量にお持ち込みいただいたHさん。久々2箱のお持ち込みだったのでした。

まずそれを運び込み、値踏みをしていると、郵便局の配達員さんが大きな箱を3個、汗をかきながら運び込んできました。2箱と1箱、2件の買取依頼品です。

お持ち込みのHさんには、その場で値付けしてお支払いを済ませました。送られてきた1箱は、休み明けにも市場に出してみるつもり。2箱の方は、これまで累計で10箱以上になるはずで、今回分を査定して積算。そろそろまとめてお振込みしたいところです。

M先生の本は、例によって耳折線引きをチェックしながらですから、まだしばらく時間がかかります。それで一体、今日入ってきた本は、どこに置けばよいのでしょうか。

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2019年08月10日

行動的生活

大学時代の先輩から、久しぶりにメールが届きました。ひとつふたつ用件があったからですが、おまけのように添えられていた近況報告の方に、思わずため息をつきました。

RIMG3872この先輩は女性で、家人ともども、もう半世紀におよぶ(!)付き合いになる勘定。しかし結婚後は日本にいた年月より、はるかに外国暮らしが長く、日本にいる間でも転居を重ねていましたから、会って話す機会はなかなかありませんでした。

近年はアメリカに居を構え、ご夫婦二人暮らし。三人のお子さんも、それぞれアメリカで家庭を築いておられると聞いています。

その近況で驚いたのは、5月にまた引っ越したとあったことです。店主が知っているだけでも、最近まで住んでいたアトランタ、それ以前にいたシカゴ。その間には中国(天津)で暮らした時期もありました。

新たな住まいはコロンバス。メールには「20年振り」とありましたから、かつて住んだことがあったのかも。アトランタの道路渋滞と、家賃の異様な値上がりに閉口してのことだとか。

転居だけでなく、日常生活も活動的。6月に2週間天津に行っていた。7月にコロラド州ボルダーの友人宅に行った。来週にはナッシュビルに行く――店主より一歳年上なのですから、その行動力にはただ脱帽するしかありません。

店主の方はgoogle mapを開いて、その行動範囲を確かめるのがやっと。今日などは、ほとんどの時間、帳場の椅子に座って、半径数メートルから先には出ることもなかった店番の一日だったのです。

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2019年08月09日

怪我の功名

先の七夕大入札会に『尾崎翠書簡』なるものが出品されました。正確に言うと、出品されようとしました。

入札会目録が発行され、広く配布されたあと、いよいよ公開下見が始まるという時になって、目録をご覧になったある研究者の方から、それが不正流出品の恐れがあるという指摘を受けました。

詳しい事情をお知りになりたい方は、Googleなどで検索していただければ、いくつか関連記事が見つかると思いますが、確かに8年ばかり前にも、古書組合宛に注意喚起のお知らせをいただいた記録が残っておりました。

入札会での売買にふさわしいものとはいえず、出品はとりやめ、出品業者にお返しいたしました。業者もまた、現所有者から預かったもののようでした。

RIMG3877会として対応できるのはそこまででしたが、後日、その研究者の方からご連絡があり、なんとか書簡を本来の持ち主に返したいというご相談を受けました。有償でも構わないとのこと。

そこで間を取り持った結果、つい最近、金額的な折り合いもついて、元の持ち主の手にその書簡が戻ることになったのです。

誰もが納得できる決着とはいえないかもしれません。しかし持ち主にとっては、その書簡が再び闇に隠れ、二度と現れないことの方をより恐れたのでした。

もし明治古典会に8年前の通告を記憶しているものがいて、目録編集段階で出品が拒否されていたら、それはそれで見識ある対応だったでしょう。

ただしその場合、元の持ち主に返ることは永久になかったかもしれない。などと考えたりもしました。

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2019年08月08日

組合経営

現理事会も今月で、ちょうど一年が過ぎます。つまり今日が12回目となる定例会議。月末に定時総会を控えているため、いつもより長い会議となったのですが、それでも正午過ぎには終わりました。

RIMG3886そのなかで特に時間を割いたのは、決算関係書類の検討です。近年になく厳しい経営成績が、数字となって表れたためです。

組合経営の柱である交換会事業出来高は、現会館が建設されて以来、年々低下の一途をたどってきました。建ったのが2003年ですから、16年間右肩下がりというわけです。

それ以前も加えると、もっと長い期間になるのですが、果たしてどこで下げ止まるのか、先が見えてきません。

ところが組合自体は、毎年ある程度の利益を上げて、そこそこの法人税も払い、組合員にも何がしかの還元を行うという、いわば優等生経営を続けてきました。

それにはもちろん理由があるわけで、たとえば「日本の古本屋」が、組合事業のもう一本の柱として育ってきたことも、そのひとつです。もちろん、経費削減や経営の合理化も進めてきました。

しかし前期は、意外に大きな収入となっていた後納郵便事業が日本郵政の方針変更で廃止されたうえに、築16年を経た会館の修繕管理費用が増しはじめ、「日本の古本屋」もSEO対策やリニューアル費用などが膨らんできました。

つまり収入が減って費用が増加。そのダブルパンチが、収益を吹き飛ばしてしまう結果となったのです。吹き飛んでみると、今までが旨くいきすぎていた気がします。

これからは収支トントン経営に、持続可能性を探ることになりそうです。

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2019年08月07日

初PayPay

事件が二つありました。

ひとつは家人が数日前に紛失した、ポイントカード、ショッピングカード、保険証などなどが、突然出てきたことです。この間、あちこちと探して見つからず、ついに諦めて再発行に踏み切ったところでした。

家人は保険証以外に身元証明を持ちませんから、まずそれを取得しなければなりません。公共料金などのハガキを何通かもって区役所(北沢総合支所)で再発行してもらってきました。

RIMG3888つづいて一番肝心な、毎日の買い物に使うカードの再発行手続きを済ませたようです。そこまでしたところで今日、片付けものをしていて、失くしたはずのカード束を発見したのでした。

再発行手続きをしたから出てきた、としか思えません。

もうひとつの事件は、ついにPayPayのご利用者が現れたことです。

700円の本を帳場までお持ちになり、千円札を受け皿に置かれた後で、レジ横のマークが眼に入られたようです。

「あ」と声を上げられ「ペイペイ使えるんですか?」とお尋ね。「はい、初めてですけど」と、店主の方が一瞬まごつきました。

その時にはすでにスマホを取り出され、アプリを表示して金額を入力。店主の方にそれを見せたのち、QRコード読み取り。「ペイペイ」と声がして、決済が終了しました。

こちらのすることは、お客様のスマホ画面の確認だけ。お帰りになったあと、机のパソコンで店舗アプリを開くと、確かに取引1件700円と記録されていました。これなら家人でも対応できそうです。

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2019年08月06日

店での仕入れ

「一日店にいることのほうが少ないんじゃない?」と娘に指摘されました。

しかし原則としては、出かけることが決まっているのは毎週火曜日と金曜日。月に一度、第3木曜日。同じく第2土曜日。そして毎月8日と10日。すべてが重ならない場合でも、月間12日程度のことです。

逆に言えば月の半ば以上は、店に一日座っている勘定になります。ただ、実感としては娘の言うように、もっと出かけている気分。

例えば今週は、昨日、組合決算の検討会議で午前中からお昼過ぎにかけて会館に行きました。今日も洋書会にお昼から。明後日は8日ですから午前中に定例理事会。その翌日はもう金曜日です。

RIMG3879つまり何かイレギュラーな用事(宅買いなども含め)が入れば、店にいない日の方が多くなる週も稀ではないわけです。

そもそもこのブログを開設したのも、店主の在店予定を明らかにしておくことが当初の目的でした。いつの間にやら日々の雑感を書き連ね、みなさまのお目汚しとなり果てていることを反省しなければなりません。

今さらのようにこの先の在店予定を申し上げれば、明日は一日在店。木曜日は午後1時頃から店閉めまで在店。金曜日は開店から午前11時まで在店、あとは不在。土曜日は一日在店。日曜日は午後1時ころから店閉めまで在店、といった具合です。

今日は申し上げましたように、炎暑の中を昼から洋書会に出かけたのですが、市場には小店向きのものがなく、空振りで帰ってまいりました。しかし出かける前にお二方、店に戻った夕刻にお一方、それぞれ2〜30冊のお持ち込みがあり、あるかなきかの売上より、はるかに仕入の方が多い一日となったのでした。

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2019年08月05日

再起を祈る

sapporoサッポロ堂書店さんから目録が届きました。驚いてすぐ封を開け、巻頭の「御挨拶」に目を通し、そういうことかと肩を落としました。

ご店主のお加減が良くないと知ったのは、昨年末頃のことです。しばらく東京に来られていないようだがと、石神井書林の内堀さんに尋ねると「知らなかった?」と言って教えてくれました。

じつはそれより半年以上も前に病を得られ、以来、療養を続けておられるといいます。病状はシリアスなようだとも聞きました。「御挨拶」によれば、病に倒れられたのは昨年3月のことだったそうです。

店主が目録に驚いたのは、もう回復されていたのかと思ったからですが、それは糠喜びでした。そればかりか、巻末にご息女が「石原誠とサッポロ堂」という切々たる一文を寄せられていて、容易ならざる様子がうかがえます。

店主と石原さんとの付き合いは、もっぱら市場を通じてのものでした。洋書会や明治古典会に出品されたりすることがあり、その連絡窓口として、電話で何度かやりとりをいたしました。

そのくせ実際に市場に来られた時には、あまりお話をする機会がありませんでした。その程度の知り合いですが、いつも意欲に満ちていた印象があります。

店主などとは真反対の、しっかりした志しを持った本屋さんのお一人です。

現在どんなご様子でいられるのか分かりませんが、いつかまた、今度は本当に店主を驚かせてくれる目録が届くことを願ってやみません。

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2019年08月04日

古希!の集い

京都時代の友人から「古希になるので集まろう」という声がかかりました。

同級生といっても浪人していたり、そもそも同級でさえなかったりして、必ずしも皆が古希というわけではありません。すでに過ぎたものもいれば、店主のように来年というものもおります。まあ理由は何でもよいのですね。

なにしろ学生時代から付き合いのつづく、気のおけない仲間たちばかりです。卒業後しばらくは、毎年のように集まっておりました。

やがて東京組、京都組と分かれ、集まりも間遠になっていきましたが、逆に近年になって勤めていた連中は順にリタイアし、時間に余裕ができたためか、顔を合わせる機会が増えているようです。

そのなかで自由に時間が取れないのは、自営業である店主と家人。そこで古希をダシに、こちらの都合のつくときに合わせるからと、10月頃に集まる計画を立てるよう仰せつかったのでした。

京都・大阪に4人、北海道に2人というのが、今のところ参加メンバー。それに東京から2人というわけです。場所も店主らの好きにしてよいと。

実はこの話、数か月前から言われていたのですが、気がつけばもう2ヵ月先でしかありません。北海道組にとっては飛行機予約の点から、日程だけでもそろそろ決めて欲しいところでしょう。

RIMG3882店主もようやく焦り始めて、箱根、熱海、湯河原と、WEBで情報収集に努めておりますが、一長一短、ここぞという宿が見つかりません。ここに至って、数年前に同じ仲間で行った、伊豆富戸の「ホテル海」が、候補に浮上してまいりました。

なにか芸がない気もいたしますが、あの時もいろいろ探した末のことだったのですから。

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2019年08月03日

草が伸び放題

なかなか思ったようには運ばないものです。

まるで夏草が、伸び放題に生い茂っているような状態となってしまった店内の通路を、少しでも通りやすく片付けようと、心を固めておりました。

しかしその前に、今日は南部地区入札会です。五反田まで出かけて、文庫の出物があれば入札して来なければなりません。暑さでいささかボーっとなりながらも、駅で買った水を飲み飲み、市場まで行きました。

着いてみると、最近にない出品量の少なさ。気のない札を一点入れただけで、汗が引くのを待って、会場を後にしました。

店に戻ると、以前何度か宅買いに伺った先生から、久々に本が一箱届いていました。手をつけようとしたとき、店の前に一台の乗用車。段ボール箱4個のお持ち込みです。

お持ち込みは店頭売り向きのものが多かったので、家人に見てもらい、店主は先生の本を査定。お昼を挟んで、なんとか評価がつき、お客様と先生に連絡、それらを片付けにかかりました。

RIMG3878するとまた、男性が一人入ってこられ「ダンボール4箱持ってきているのですが、置いて行っていいですか?」とおっしゃいます。正確には段ボール3箱と紙袋3つでした。

全体を評価のつくもの(1割)、多少は評価のつくもの(5割)、評価対象外のもの(4割)と分けて買取価格を算出。ご連絡をした時には午後3時を回っておりました。

通路を片付けるどころではありません。今日、新たに入荷した本の、とりあえずの置き場所は、やはり通路しかないのが現状なのです。

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2019年08月02日

昼と夜と

RIMG3876昨日に輪をかけて暑い一日。お昼前に店を出てから、神保町の駅を出るまでは車中が長く、それほどでもなかったのですが、地上に出てから古書会館へと歩く間にすっかり汗まみれ。

会館に着いたあと、汗が収まるまでにしばらく時間がかかりました。世間並みより、かなり強めに冷房をかけている市会場なのですが。

さしもの明治古典会も、この暑さで出品点数が少な目。それでも4階3階の2フロアを使っての開催です。講談社学術文庫などの口が数点目についたのですが、微妙にテイストが合わず敬遠。

するとほかには札を入れるような出品が見当たらず、店主は今日も結局、入札ゼロに終わりました。

午後1時を回った頃、いつもの仲間と連れ立って昼食に。「たんぽぽ」で「よくばり海鮮丼」ご飯少な目1000円、そのあと「珈琲専科 茶居夢」でコーヒー350円という定番コースです。

お茶を飲みながらの話題は、2日後に控えた組合ゴルフコンペ。この暑さでは大変だと参加者を気遣えば、話はそのまま来年のオリンピックへと移り、見に行くものの気が知れないという結論に納まりました。

しかし古本屋も様々で、店主らのようなひねくれものばかりではなく、チケットを申し込んだ組合員も少なからずいたようです。だれそれが手に入れたと話題になるほどですから、外れた人の方がずっと多かったのでしょう。

夜の食事もお昼とほぼ同じメンバー。市場が早めに終わったので「松翁」に予約を入れて席を取りました。相変わらず、つまみ類は納得の味ですが、蕎麦に昔ほどインパクトが感じられないのは、慣れてしまったからでしょうか。

まるで食事のためだけに出かけたような金曜日でした・

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