2020年05月

2020年05月31日

インタビューを受ける

昨日、もう一つお伝えすべき出来事がありました。TVの取材を受けたのです。

連絡があったのは一昨日の夕方。営業再開を前にした本屋から、休業期間のこととか、再開後のことなどについて、いろいろ聞きたいというものでした。

RIMG4317閉店中ですから、商売の邪魔になるということもありません。軽い気持ちでお引き受けしました。

約束通りの時間にスタッフの女性がお出でになり、これからアナウンサーが来てインタビューするのでのでお願いします、とのこと。

じきに若いアナウンサーが来られ、見るとカメラマンの方もスタンバイしておられます。そこへ昨日お電話くださった、小店の営業年数と同い年(ブログでお知りになったとか)という男性も到着。早速、収録が始まりました。

すぐに済むと考えていたのですが、偶然通りかかった近所の方へのインタビューなども交え、午後1時から始まって約1時間半。そんなにかけて、どれくらい使うのか尋ねると「まあ5分くらいですか」。

テレビ朝日の報道番組というだけで、詳しい放送時間も確かめなかったため、7時というのを夜7時と思い込んでいて、家人などにもそう伝えたものですから、今朝放送されたと知ってビックリ。

直後からLINEやメールで何件か「見たよ」というご連絡をいただきましたが、わが家ではだれも見ておりません。

店主はそれでもよかったのですが、家人は日ごろTV嫌いを公言しているにもかかわらず、見逃したことにひどく立腹し、店主がいかに人の話をちゃんと聞いていないかという証拠だと、きつく叱られたのでした。

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2020年05月30日

営業再開の準備

RIMG4316昨晩、二週間ぶりにZoom飲み会をいたしました。毎週、明治古典会が終わったあと、一緒に食事をしていた仲間とです。だから金曜日というわけ。

前回、初めてにもかかわらず店主のおぜん立てがうまく行き、割り合いスムーズに開始できたのですが、今回2度目の主催は、店主が事前に用意した招待メールに不具合があったようで、時間になってもなかなか顔を現しません。

それで改めて招待メールを出し直して、ようやくつながりましたが、全員が揃うまでに20分近くを要してしまいました。午後8時半開始のところが、9時近くになってしまったわけです。

それでも午後10時まで1時間以上、取り留めないお喋りで過ごしました(今回も延長はサービスだったようです)。

さて今日の土曜日、久しぶりに店の中に押し込んである店頭棚を、一度全部、表に出しました。6月1日の営業再開を控え、少しでも整理しておこうという考えです。

出してみたところ、現れた店の床が思った以上に汚れていました。1か月半の間に埃が溜まったというわけです。床の掃除とモップ掛けが、最初の仕事になりました。

さらにいろいろ準備に励んだのですが、ハタと気づいたのは感染対策です。

特別なことは考えておりません。入退店時、RIMG4319手指消毒をお願いするくらいでしょうか。店内でのお喋りや、長時間滞在をご遠慮いただきます。密になりそうなときは入店制限をさせていただくこともありえますが、そんなことより、お客様が来られるかどうかの方が心配です。

ハンドジェルは手に入れました。

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2020年05月29日

返送続き

IMG_20200510_104549返送されてきたレターパックの送り先である女性から、電話がかかってきました。昨日、留守電を入れて、それほど時間が経たないうちにです。

戻ってきたと申し上げると驚き、かつ大変困ったというご様子。送り直しますかとお尋ねすると、しばし考えこまれたのち、それではと言って別の住所を告げられました。そちらがご実家だとか。

最初の住所は、フランス留学に行く前に住んでいたところだとのこと。転送されるものと考えておられたようです。ではなぜ現在のお住まいをおっしゃらなかったのか、穿鑿がましくなるのでそれ以上は伺いませんでした。

再送レターパック代については、考えた末、金額520円を記入した振替用紙を同封。さてこれで一件落着と思ったところに、今日また新たに一件、戻りがありました。

一昨日ご注文があって、すぐ決済いただき、その日のうちに発送した国際eパケットが、「一時引受停止中」とのことで差し戻されたのです。

アメリカはケンタッキー州宛。店主も一応は気にして、日本郵便の国際郵便ページなどを見たのです。しかし大きなバナーでもあれば気がついたのでしょうが、ページの比較的上部にある「重要なお知らせ」にも、その件については何も出ていませんでした。

今日、返送品に付いてきた書類を見て改めて調べると、ページをスクロールした下の方に「運行状況」欄があり、そこに何行か引受停止情報の見出しがありました。

リンク先のPDF「新型コロナウイルス感染症の世界的まん延による国際郵便物の一時引受停止国・地域」を開いて良く見ると、英国とフランスは載っていません。それでロンドンには本が届けられたわけです。

集荷員さんさえ把握していないような情報です。もっとわかりやすいところに表示してもらいたかった。

急いでクレジット返金の手続きをいたしました。

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2020年05月28日

急いで必要

しつこく繰り返しますが「不要不急」の範疇に入れられてしまった古本屋商売です。

しかしお客様の方には、さまざまなご事情があり、「必要緊急」ということも稀ではありません。3日前の夜、メールで在庫のお問い合わせがありました。

翌朝、店にきて在庫を確かめてから「その本ございます」とお返事を出しました。

IMG_20200528_075721すると昼頃お電話があり、「休業中だそうですが、明日にでもお店に取りに行くことはできませんか?」とのお尋ねです。

事情がおありなのでしょうから、「お渡しするだけなら」と申し上げますと、では朝10時に伺うが、駒場は初めてなので、駅から電話するかもしれないとのこと。かなりお急ぎのようです。

さらに翌朝、つまり昨日、いつものように午前8時半を過ぎたころ店に着くと、表に立って中をのぞいておられる男性が。車を降りて「ご用ですか」と声をかけると、本のご注文者でした。

お急ぎということでは、もう一件。こちらは最初からお電話で、ネットで見た本を送ってほしいとのご要望。「日本の古本屋」から購入する手間も惜しいほど、お急ぎのご様子。振込先をご案内し、翌日、送金したとの電話をいただいて、すぐ発送しました。

ところがその本が今日、返ってきてしまいました。お電話でしたから、こちらが住所を聞き違えたかと、大変焦りました。あれほどお急ぎだったのに。

幸い送金いただいたのが郵便振替でしたので、住所の確認ができます。恐る恐る調べてみると、送った住所に間違いはありませんでした。

携帯に電話を入れると留守電です。メッセージを残して切りました。

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2020年05月27日

「新しい日常」への備え

マスクを買いました。

今週末、ステップ2が報じられるのを待って店を開けるつもりですし、来週からは古書会館も開きます。

用心のため月曜日の中央市会スタートを避け、比較的出品量も来館者も少ない火曜日の、東京古典会と東京洋書会からの再開ですから、いきなり2日には、会館に行かねばなりません。

IMG_20200515_084602自粛期間中、人との接触8割減は、ほぼ守れたつもりの店主ですが、これからは逆に、何倍か増えることになります。そもそも古書会館には、マスクを着用していないと入れません。

これまではどうにか、家のあちこちに残っていたもので間に合いました。しかし、これから先のために、備蓄しておこうと思ったのです。

備蓄と言っても50枚入り1箱。ネットで調べて、あまり安すぎないものを選びました。送料込み約2500円。一週間ほど前に見た時より、千円程度値下がりしている雰囲気です。昔のことを思えば高額ですが、この先、それほど暴落するとも思えません。手の打ちどころだと思いました。

ところが、即日発送のうたい文句よりかなり遅れて、妙なメールが届きました。「この度、お客様の購入したマスクが発送した商品と異なるマスクが混入している可能性があります」と、同文で立て続けに3通。もし間違っていたら交換、返品を受けるという内容なのですが、いくらか日本語が怪しい。

妙なものをつかまされたのかと、不安になりましたが、今日届いてみると注文どおりの品。思ったより安っぽくはありましたが、しばらくはこれで間に合いそうです。

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2020年05月26日

筋を通す

IMG_20200522_151925バタバタと慌ただしく緊急事態宣言が解除され、今日から我が国には、緊急事態が存在しないことになりました。

それなら古本屋も営業再開か、となるわけですが、事はそれほど単純ではありません。

古本屋の休業は、国の緊急事態宣言を受けてというより、東京都などの自治体から出された、休業要請に基づくものでした。その中で例の「不要不急」論が出て、わが業界が休業要請対象となったことは、ご承知のとおりです。

ただし100平米以下の店舗は、感染防止対策を取った上での営業継続は認められていたのですが、神保町などでは9割方、全体でも実店舗の7割以上が、休業に協力したものと思われます。

それには、いち早く休業協力金の給付が打ち出されたことも、預かって力あったでしょうが、それでも多くの店は、マイナス覚悟の休業でした。ほとんどの店が、一日も早い要請解除を望んでいたことは確かです。

さて緊急事態は解除されましたが、じつのところ東京都の休業要請はまだ継続しています。

いわゆる<ロードマップ>に言う、ステップ1が今の状況です。古書店を含む「生活必需物資の小売り関係など以外の店舗」への休業要請が緩和されるのは、ステップ2の段階です。それは今のところ今月末あたりとされています。

別段、小池さんに義理立てするつもりはありませんが、今日まで従ってきたことですから、最後まで従おう、というのが店主の今の心境です。筋を通しておこう、というところでしょうか。

開店まで、もうしばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。

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2020年05月25日

古めかしい

卒爾ながら——などと始まるメールが届いて、一瞬何ごとかと思いました。

しかし先を読んでみると、その内容は、小店が出品しているある戯曲全集に、どんな戯曲が収録されているか、その題名を「ご教示戴ければ幸いです」というものでした。

言葉遣いは実に丁重、というより古めかしく「もし、よろしければ、一考を戴きまして、この段お取り計らい頂ければ大変助かります」と続きます。

IMG_20200524_151816さらに「ご検討の程何卒宜しくお願い申し上げます」とも。

至って低姿勢ではありますが、尋ね方が違うのではないかと店主は思いました。2巻の全集ではありますが、その題名を全て打ち込むには手間がかかります。そこで「もしお探しの戯曲があるなら、その題名をお知らせください」という返信を出したのです。

出した後で、ふと気づきました。目次頁を写真に撮り、画像をお送りすれば済むことではないか。古めかしいのは店主の方だと反省し、2枚の画像を添付して再度メールいたしました。

翌朝早くに返信が入っておりました。

早速に目次画像をご手配戴きまして、誠にありがとうございます。
小生が探しております戯曲が見当たりませんでした。
大変申し訳ありませんが、今回失礼させて頂きたくお願い申し上げる次第です。
誠にありがとうございました。
取り急ぎのご報告と御礼のみにて失礼いたします。


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2020年05月24日

操られている?

以前ならそれほど注意を惹かなかったでしょう。手に取って、目次を開いて見るなどということは、まずなかったはず。やはりこんなご時世だからでしょうか。

virusその第5章の表題に「僕たちはウイルスに操られている?」とありました。ついそのあたりを中心に斜め読み。

この本は『迷惑な進化』(シャロン・モレアム、NHK出版、2007年)というタイトル通り、遺伝子に関する話が中心で、この章でもウイルスについて詳しく触れられているわけではありません。それでも、次のような文章が見つかりました。

感染症の病原体はすべて、生存と種の保存という至上命令のために新しい宿主に乗り移らなければならないのだから、その手段のちがいに注目するのは意味がある。宿主から別の宿主に移動する方法は大きく分けて三種類ある。

●宿主どうしが接触するか、近づいたときに空気を介して移る。ふつうの風邪や性行為感染症など。
●中間媒体の生物(蚊やハエ、ノミなど)に乗せて運んでもらう。マラリア、チフス、黄熱病など。
●汚染された食品や飲料水を介して移動する。コレラ、腸チフス、A型肝炎など。


これはイーワルドという進化生物学者の説を引用したもので、それによると「一番目の分類にあてはまる病気は毒力を強める方向に淘汰圧はかからない」そうです。

それは自分が生き残るためには、宿主に動き回ってもらう必要があるから。いわゆる集団感染による免疫獲得という「折り合い説」は、このあたりからくるようです。

駆除ではなく飼い慣らす。しかし後書きで訳者も言っておられるように、それが人類という種全体の利益にはなっても、個人の利益にはならないのが悩ましい。

やはりソーシャル・ディスタンシングで、コロナから遠ざかっておくのが得策のようです。

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2020年05月23日

会議の開き方

IMG_20200522_151958まだどうなるか分からないのに、緊急事態宣言解除後のことを、あれこれと考えております。

一番気に掛かるのは市場の運営方法ですが、それは各交換会の担当者に知恵を絞っていただくしかありません。組合としては、入館のためのルールを定めておくくらい。

店主の役目としてもっとも頭を悩ましているのは、理事会や役員合同会議といった会議を、どのようにして開くかということです。

古書会館の7階には会議室があって、ふだんはそれを3つに仕切って使っております。理事会が使うのは第1会議室で、定員28名の部屋。

全員出席しても15名ですからゆとりがあるようですが、今後は仕切りを取り払って、広くして会議をすることに決めています。

しかし合同会議は出席者が40名ほどになりますので、従来から3室ブチ抜きで会議を開いてきました。となると今後、密を避けようとすれば、空間を広げることはできませんので、参加者を減らすしかない。

どれくらいの人数なら、充分に距離を置いて座ることができるのか、まずそれを調べて見なければなりません。その上で、どう出席者を調整するか。

そんなことを考えていたら、昨夜のTVニュースで中国全人代会議の映像が流れました。巨大な空間は密閉とは言えないかも知れませんが、3千人近い密集です。マスクをしているとはいえ、通常の観客席。エライ人たちは多少間を開けながらも、すべてマスクなし。

演説者以外は、おそらく私語すら一言も発しないから、それで大丈夫というわけなのでしょうか。

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2020年05月22日

祭りは開けない

今朝、五反田の南部地区会館で開かれるはずだった、南部支部大市会中止の知らせが入りました。6月6日に予定されていたものです。

この時期になっての連絡ということは、おそらくギリギリまで開催の道を探っていたのでしょう。悔しさが伝わってくるようです。

例年、南部の大市は、ふだんの入札会以上に会館狭しと本が積み上がり、人ひとりがやっとという本の谷間の通路は大勢の入札者で動きも取れない―—そんな賑わいが活況を生んできたのでした。

いま盛んに喧伝される「新しい日常」に、そんな大市会をどう適合させることができるのか。さんざん考えて、たどり着いたのが中止という結論でした。南部地区事業部にとっては、甲子園大会の中止にも等しい辛さでしょう。

思えば各地の祭りは、相次いで中止が決まっています。祇園の山鉾巡行もなし。ねぶた祭りも、阿波おどりも、早々中止が発表されました。

大市会は、もちろん古書業者の生活がかかった交換会のひとつですが、一面、祭りのような側面もあります。そしてその祭りを祭りたらしめるものこそが3密なのでした。

東京古書組合ではほかに、5月に開かれるはずだった洋書会の大市会も、規模を大幅に縮小したうえで6月に延期。7月の七夕古書大入札会も、従来の公開下見展観を取りやめ、業者だけの大市会として開催する方向です。

IMG_20200522_152137かくして祭りの要素を削ぎ落すことで、辛うじて許される交換会が、どこまで古本屋の商売を支えてくれるでしょうか。しかし当面は、それに頼らざるを得ないのが現実です。

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