2021年04月

2021年04月30日

無為に迎えた月末

RIMG4834今日は月末——と書き出して、アッと気づきました。家賃の支払い日。朝までは覚えておりましたのに、いつでもできると思って油断しているうちに、もう午後5時も回っております。

慌ててスマホから送金を済ませました。こういう時に即時送金システムは便利です。とはいえ金融機関によっては入金を受け付けないそうですから、連休明けの入金になるかもしれません。

家主さんにとっては、それでお困りになることもないでしょうが、こちらの義理が悪い。記帳した時に、今日の日付が表示されることを祈ります。

さて本日で店を休業してから6日目。やはり予測したとおり、店の片付けなど何一つ手が付けられておりません。毎日何をしていたのか、思い返すだに不思議です。

話を戻して今日は月末。明治古典会は毎月最後の週を特選市としています。しかし先月の特選市と比べると、今月はいささか見劣りのする出品量でした。

これは連休のはざまということによるのか、はたまた緊急事態が影響しているのか。おそらくその両方なのでしょうが、先月、ようやく活気復活の兆しを感じたところでしたから、じつに歯がゆく残念です。

市場で得られた情報では、やはり前回よりは営業を続けている店が多いようですが、神保町は表通りもほぼ休業。

ただこれには、暦通りに営業している店にとっては、もともと連休がある分、ダメージが少ないという点も影響しているようです。

しかし吉祥寺の商店街に店を持つ明古仲間も、月曜日の状況を見て、火曜日から閉めることにしたといいます。人出が多かったからか、少なかったからか、その点は確かめませんでしたが。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月29日

スポーツ好き?

日ごろからブラウザを2種類使い分けています。Microsoft Edge と Google Chrome です。

特に意味はないのですが、慣れの問題でしょうか。利用するサイトによって、使いやすいブラウザが異なるのです。たとえばこのブログは Chrome。「日本の古本屋」は Edge を使っています。

今はどうだか知りませんが、以前ダウンロードしようとたあるアプリが、一方にしか対応していなかったことで、以後、2本立てが続いております。

KIMG1967それで「日本の古本屋」を開こうとすると、Edge のホーム画面が開きます。自分で設定したつもりはないのに、いつからかそこにニュースが現れるようになりました。

ついついスクロールして、どんなニュースがあるのか、結構下の方まで追ってしまいます。

たいていはクリックする気も起らないものばかりですが、最近になって、あまりにもスポーツニュースの割合が多いと感じるようになりました。

世の中にはもっと大事なニュースがあるだろうにと、不思議な気がしていたのですが、今日になってふと気づいたのは、上部のバーにメニューがあり、その中の「マイニュース」がデフォルトで選択されていたのです。

ということは、このニュースのラインナップは、店主のブラウジング行動が反映された結果ということになるのでしょうか。その隣にある「ニュース」を選択してみると、スポーツニュースは、ほとんど現れません。

何故そんなことになっているのか、あれこれ思いを巡らしてみて、ハタと膝を打ちました。昨年秋から今年の初めにかけて、NFLのサイトでゲームダイジェストをしばしば見ておりました。ブラウザーは確かに Edge。

自分で蒔いた種だったのです。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月28日

即決3連発

昨日は朝から「日本の古本屋」が不安定で、午前中にいったんは改善したと思われましたのに、午後から今度はおよそ6時間にわたって臨時メンテナンスが入り、じつに困ったことになりました。

3時からアルバイトのχ君が店番なのですが、もともと店番は従で、もっぱら「日本の古本屋」の入力作業を頼んでいるのです。

ですから店を閉めている今も、彼には出勤してもらっているのですが、肝心のサイトが使えなければ、別の仕事をして貰わなければなりません。

考えた末、自店ホームページカタログ用のデータ整理を頼みました。怪我の功名ということになるかもしれません。

RIMG4827さて昨夜9時過ぎには復旧したものの、今朝の時点で受注はゼロ。落胆というより、手持ち無沙汰感が強かったのですが、午前10時を過ぎたころから、何件か注文が入ってきました。

即決注文もあって、すぐ荷造り仕事に取りかかると、そのなかに、最近何度かご注文いただくイスラム系のお名前の方からのものがありました。

この方、薄い本の場合でも、なぜかレターパックプラスでの発送を指定されます。例の代行業者宛で。今日、都合3件ご注文いただいたのですが、すべてそれ。何か理由があるのだろうと、2件目まで荷造りしたところで集荷員さんが来られ、お渡ししました。

3件目の注文が入ったのはその直後で、それに続けてメッセージが届きました。Can you post all order together?と。

この方じつは、単品スピード注文しかできないようなのです。今回はすでに送ってしまった後なので、なんともしようがありませんが、これから先、どう対応したものかと悩んでおります。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月27日

検査所の行列

井の頭線渋谷駅の西口を出た左横手に、数ヵ月前に開設された民間のPCR検査所があります。以前は確かラーメン屋さんだった場所。そのあと別の店に変わっていたかもしれませんが、はっきり記憶していません。

ともかくその検査所、出来てからしばらくは、ほとんど利用者の姿を見かけませんでした。少なくとも店主が通りかかったときに見た限りでは。

それがこの数日、行列のできる混み具合だと聞きます。今日、それを実際に目にすることになりました。

まず古書会館に出かける正午頃、駅を出たすぐ前の狭い道を渡ろうとすると、歩道に点々と人が並んでいます。間隔を開けて、少なくとも10人以上。

先頭はその検査所入り口あたりでしたから、間違いなく検査待ちの列です。ほぼすべてが若い人たちでした。

KIMG1965市場が終わって帰り道、駅にたどり着いたのは午後4時頃。改札口に向かいますと、手前の歩道には出がけに見たよりさらに長い列ができています。その間隔も狭まっていて、通り抜けるのに声をかける必要があるほどでした。

この急な利用者増加の理由はどこにあるのでしょう。一向に広まらない国の検査体制に、業を煮やした若者の自衛手段なのでしょうか。あるいは検査結果の提示を求められる機会が増えているのでしょうか。

いずれにせよ本来はこうした検査にこそ、もっと国がお金を使うべきだと店主も思います。休業給付金などという、殆どの人にとって救いとならない出費ではなしに。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月26日

海外発送代行

昨日から店を閉めてしまいましたので、またしばらくの間は、ネット売りに専念するしかありません。

この機をとらえて、未登録のまま塩漬けになっている在庫を、どんどん出品登録していきたいと、これは確か、去年の休業時にも思ったことでした。

前回のあの2か月近く、一体何をしていたのだろうと、今になって思います。登録もはかどらなければ、店内の片付けも進みませんでした。きっと今回も同じことだろうと、早くもあきらめの境地です。

そのネット販売ですが、最近小店で目立ってきたのは外国の方からの注文。それも送り先が国内の代行業者と思われる住所になっているものです。

調べてみたことはありませんが、こうした海外発送の代行業者が増えてきている気がします。

RIMG4824ご注文者の住所が明らかな場合もありますが、送り先住所しか記載されていない例も多く、初めのうちは何やら不安でした。さいわい今までのところトラブルめいたものはありませんが。

小店では受ける注文のほとんどが低価格商品ですから、直接外国へ送る場合、万一事故があると、送料のほうが大きな被害にはなることがあります。

考えてみると、事情は発注者の側も同じ。それが、こうした業者が増えてきた理由のひとつかもしれません。

それでも、送り先住所に数字やアルファベットを組み合わせた文字列を見ると、今でもかすかに不安がよぎります。

せめてご注文者自身の住所くらいは、正確に登録していただけないものかと思います。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月25日

コロナ慣れ

RIMG4821一年前も、こうして店の中で仕事をしておりましたが、当時の状況が、もうよく思い出せなくなっております。

報告される新規感染者数が今よりはるかに少なかったにもかかわらず、ずっと緊張感が高かったという記憶はあるのですが。

第1回目の緊急事態宣言が出される前から、裏の大学では入構規制が始まっていました。会社などでも出社人数を減らす対策が採られたため、オフィス街でもある神保町は、かなり閑散としていたはずです。

だからこそ、不要不急とされて休業依頼が出た時も、ほとんどの店がそれに従って店を閉めたのでした。

今回も、神田の同業は、多くが店を閉めたと思われます。それは大型連休を控え、例年でも人通りが少なくなる時期だからでしょう。もともと、連休は休もうと考えていた店も少なくなかったと思います。

それに対して繁華街や郊外の店舗は、前回ほどには協力依頼に応じていないように見えます。あるいは宣言から措置の発表までの時間が短く、対応が間に合わなかったからかも知れませんが。

東京都の側も、今回が急な通達となったことを踏まえ、明後日からの休業協力に対しても支援金の給付がなされるとしています。

記憶を確かめるために、一年前の理事会資料を見直してみました。そこから感じられたのは、新型ウィルス感染症に対する世間一般の恐怖心が、今より格段に強かったということです。一刻も早く感染を抑え込もうという意識も高かった。

その後の無策と相まって、コロナ情報に馴らされてしまったツケは、これから払うことになるのでしょうか。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月24日

明日から休業いたします

昨夜、東京都から「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等について」という文章が発表されて、時計が大きく巻き戻されたような感じを覚えました。

今年初めから2度にわたって延長された第2回目の緊急事態措置には、商業施設に対する要請、協力依頼は含まれておりませんでした。

しかし今回は、第1回目と同様に、広く商業施設に対しても休業要請、あるいは休業協力依頼が出されております。「支援金」もついて。

その金額が微妙です。1日当たり2万円。第1回目も同じでした。

飲食店並みにとは申しませんが、小店のように売り上げの低い店ならともかく、普段良く売れている店にとっては、協力をためらう金額でしょう。

逆に言うと、協力しようとする側にとっても、受けるダメージに開きがあることが、ある種のわだかまりとしてあります。

いっそ今回は営業を続けようかとも思いました。けれども「新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、人流の抑制を最優先に」という要請の文言は、第1回目以上に説得力があります。

実のところ4月に入って以降、小店でもお客様の数が少しずつ増えてきた気がしておりました。嬉しい傾向である一方、いくらかの怖れも感じていたのです。

感染拡大が収まらない限りは、千客万来を心から喜べません。まず今なすべきこととして、協力依頼RIMG4813に従い、明日から5月11日まで店舗を閉めさせていただくことにいたしました。

急なお知らせになりましたこと、深くお詫び申し上げます。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月23日

痛みで共感

どうも近ごろ、自分の体のどこが痛い、ここが痛いという話が多くなっている気がします。年寄りの愚痴というやつでしょうか。

あまり良くない傾向だと自分では思っていたのですが、家人など、案外受けているのでは、とのたまいます。

人の痛みは百年でも耐えると言いますし、あるいは読んでくださる方の年齢層が多く、他人事でないと関心を持っていただけるのかもしれません。

緩さにはまって、しばらく前から少しずつ読んでいた細野晴臣さんの『止まっていた時計がまた動き始めた』(聞き手・鈴木総一郎、平凡社、2014年)で、次のような発言に出くわしました。

とにかく、痛みって移動していくんだよ。ひとつ治ると、また別のところが痛むようになる。そうやってバランスをとっていくんだろうね。だから、痛いところがどこにもないときは、いまがそうなんだけど、本当に幸せ。昨日、お風呂に入りながらそのことをつくづく考えてたんだよ。幸せってのはこういうことだなと。
hosono
店主より少し先輩にあたる細野さんですが、まあ同世代。実を言うと、その才能や実力は認めつつも、昔はそれほど好きなタイプではありませんでした。もちろんよく知っていたわけではなく、こちらの勝手な好き嫌いに過ぎませんが。

好感を持つようになったのは、いつ頃からでしょう。2355のタイトルコールを聞くより前であったことは確かです。

ここまで読んだ中で気に入った一節があります。

「全部の曲が良かったアルバムってありますか?」と聞かれ「ビートルズの『リボルバー』かな」と即答しているところ。実際には即答したのかどうかわかりませんが、きっとそう。それでまた好感度が上がりました。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月22日

米国には送れません

急いで昨日の記事を訂正しなければなりません。目黒郵便局から電話が掛かってきました。

国際eパケットでも、現在、米国への発送はできないとのことです。東京国際郵便局まで行ったところで、差し戻されてきたそうです。

「お受けしておいて、申しわけありません」と低姿勢でしたが、現場の人を責める気にはなれません。それよりせっかくサイトを開いていながら、そこに正確な情報を反映できない日本郵便に問題があるのではないでしょうか。

昨日もお伝えしたように、「国際郵便>料金・日数を調べる」を利用すると「計算結果」に「複数のプランで様々なご要望に対応」とあって、まずは「最速!安心!おすすめプラン」としてEMS料金が表示されます。

KIMG1957つづいて「その他の発送プラン」として航空便、SAL便、船便の料金が表示されます。SAL便は国や地方によって扱わないところがあり、その場合は初めから表示されません。ちなみに米国宛の場合、船便は「取り扱いありません」と表示されます。

しかしなぜかこのページでは、国際eパケット料金は表示されません。「アメリカ合衆国(米国)等宛て国際郵便物の引受可否」というページを見ると、確かにEMSなどとともにeパケットも引受停止となっていますが、一方、船便はどちらも引受可となっています。

混乱してネットを検索しているうち、昨年11月からeパケットが再開されたという情報を目にしたことは、昨日申し上げたとおりです。さらに「国際郵便マイページサービス」で、eパケットの書類だけは作成できたことで、その情報を信じたのでした。

結果的に誤った情報をお知らせしてしまいました。お詫びを申し上げます。お客様に対しても、返金処理と併せて、お詫びのメールをお送りするつもりです。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)

2021年04月21日

北米じゃないアメリカ

アメリカから小ぶりな日本書1冊のご注文がありました。

はたして現在、送れるのだろうかとあやしみつつ、日本郵便の国際郵便料金計算サイトで、重量などを入力して調べてみました。

印刷物、408グラム、東京からイリノイ州、それだけの情報を入れてボタンを押すと「最速、安心、おすすめプラン」としてEMSで2000円という表示が出てきます。

国際eパケットの案内はなかったので、EMSだけが送れるようになったのだろうと判断し、書籍代に送料2000円を加えた料金をお知らせいたしましたところ、2日ほどして決済通知が届きました。

そこで「国際郵便マイページサービス」の出番です。住所を入力、重量や価格なども記入して送り状選択の画面に進み、EMSのラジオボタンを押すと、反応がありません。

KIMG1955よく見ると、航空便やSAL便と共に色が薄く、いわゆるグレー状態。ただひとつ生きているのは国際eパケットのボタンだけです。いったい料金サイトの案内は何だったのでしょう。ともあれそれで送り状を作りました。

困ったのは、eパケットの場合、EMSよりかなり料金が安いことです。手元に刷り出してある料金表によると、書留料金込みで1235円。その差額をどうしようかと案じながら、送り状に目をやると、料金は1680円と表示されています。

確かに最近、料金改定がありましたが、それほど大きな値上げではなかったはずです。新しい料金表をサイトで探し出すと、改定前1235円が改定後1270円。それがなぜ?

何度も見直していて、ようやく気がついたのは、従来第2地帯の北米に含まれていたアメリカが、新たに第4地帯として別体系とされ、その料金が大きく値上がりしていたのでした。

おかげで差額は320円と縮まりましたが、いただき過ぎには違いありません。日本郵便に言いたいことがたくさんできました。

konoinfo at 18:30|PermalinkComments(0)
12月31日から1月3日まで
休業いたします
Profile

河野書店

Archives