2009年02月08日

叱れない

日曜日、定番の父子連れご来店。

店頭で二冊絵本を選んだお父さんは
お子達を引き連れ店内へ。
いたずら盛りの二人の子どもは、さっそく目に付いた
地球儀もどきを競うように回し始めました。

そのうち年下の子が、回転書棚の上に置いた
別の地球儀を見つけ、それを勢いよく回そうとしたので
乗っていたところから床へ回転しながら落下。
幸い壊れはしませんでしたが、この一連の騒ぎ
お父さんは特に驚く様子もなく見ています。

さずがに注意しなければと思い、そんなことをしては
ダメだよと、ちょっと強い口調で子どもに言いました。
それに促されるように、「あやまんなさい」とお父さん
あくまで穏やかです。
子どもは知らん振り。何回か「あやまんなさい」が
繰り返されて、ようやく「ごめんなさい」と、小さな
声が聞こえました。

それだけでまた何事もなかったように元気回復
帰って行きましたが、ついにお父さんからは一言の
ご挨拶もなし。

子どもにあやまらせる前に、まずきちんと叱って欲しかった。
その上で、自分もあやまって欲しかった。
しかし何より、そういう対応が出来ないお父さんを
きちんと叱りたかった、と思ったのでした。


konoinfo at 14:01│Comments(0)TrackBack(0)

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