2009年03月27日

みみずく偏書記

先週が祝日でお休みだったため、今日の明治古典会は久々に大量の出品物で溢れ、準備に手間取って開始が遅れるほど。月に一度の特選市でもあり、北海道や関西方面の同業の顔も見受けました。

特別陳列台といって、その日の出品の中でも特に珍しいものや、高額の落札が予想されるものを並べる台があります。ここは最後に開札されるのですが、今日目立ったのは細江英公、森山大道などの写真集。

最後に落札価格を読み上げられた、つまり本日の最高落札価格品は、富本憲吉『製陶余録』限定A版。富本の陶芸作品でも高価な部類のものが買えそうな価格でした。終了は午後6時半。これほど遅くなったのも久々のことです。

店主が今日の明治古典会で気になった一点は、そのような高額品ではなく、由良先生の著作まとめて8冊。冷静な札を入れておいたので、案の定、落札できませんでした。

その中の『みみずく偏書記』あとがきに小店が紹介されています。発行は昭和58年4月30日、小店の開業は同年3月1日。いかにすばやく見つけ、紹介していただいたか、思い返して感慨を新たにしました。

konoinfo at 22:43│Comments(0)TrackBack(0)

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