2009年04月02日

『[駒場]2005』の効用

学生さんの引越し整理で持ち込まれた本の中に、『[駒場]2005』が一冊ありました。教養学部と大学院総合文化研究科の年報です。『1991』からその年度末に隔年で発行され、間の年は補遺として出されてきました。

今年は『2008 Supplement』が出たところのはずですが、まだ実見していません。頒価もついていますが、市販されてはいないようです。

『2005』でみるとその年度の活動報告、組織の説明、カリキュラム、教員紹介、施設案内というのがそのおおよその内容で、多くは必要なところへ配布されているのでしょう。新入生がはずみで買ってしまうことはあっても、古書としては売れそうもありません。

しかし小店にとっては、教員紹介に添えられた小さな顔写真がとても重宝です。しばらくぶりで手にした本書を、パラパラとめくりながら写真を追いました。

殆どはご縁のない先生方ですが、なかに良くお見かけするお顔が出てきます。そうした方々のお名前とご専門が改めて分かることは、商売を抜きにしても、とても興味深いことです。

もちろん分かったからといって、こちらからお声は掛けません。掛けていただいて、初めてお応えするようにしています。

店に来るなり自己紹介をされた先生が、26年の間にお二人いらっしゃいました。どちらも小店にとって、とても大切な方です。



konoinfo at 18:02│Comments(0)TrackBack(0)

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