2009年04月08日

神田へ行こう

普段でもいないわけではありませんが、この時期、特に目立つのが学生さん数人で連れ立ってのご来店。もちろん教科書探しが目的です。

にぎやかに探し回って、大概はお目当ては見つからず、それでも一通り店内も見て回り、嵐が通り抜けるように去っていきます。

「神田へ行こう、神田へ」などと威勢よく出て行くグループもありますが、疲れを知らない若者達でしょうから、敢えて忠告を与えることもしません。たとえ目当ての本が見つからないにしても、古書店街を歩くことは、良い経験になると思うからです。

チェーン型の古書店が増えて、認知度が高まったとはいえ、多くの新入生にとって、古本屋という世界は殆ど未知のものでしょう。

その入り口が、教科書探しでも悪いことは一つもありません。

願わくは、少ない人数(出来れば一人)で訪れて、せっかくの機会に棚に並んだ本の背中を一当たり見て回ってもらいたいものです。

どんなに大きな新刊書店にも見当たらないような本が必ずいくらかは並んでいる、そういう店を私どもは古本屋と呼んでいます。

konoinfo at 15:46│Comments(0)TrackBack(0)

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