2009年04月10日

本−その格差

今日の明古で面白い本が眼に留まりました。『体道・日本のボディビルダーたち』という、その筋では有名な本らしい。

序文を三島由紀夫が書いていることでも知られていて、しかも今日眼にした一冊は、その三島自身の署名入り。さらに献呈先が思わず唸りたくなるような著名人。

三島の署名には偽物も多くあるので、判断は難しいのですが、落札価格を見る限りホンモノと判定されたようです。

一方で、埋蔵遺跡発掘調査の報告書を中心とする約2500冊ほどの出品があり、仕分けに多くの人出を要しました。この手のものは現在、なかなか値がつきません。終わってみると総額で、三島署名本の約三倍。つまり、1冊と800冊ほどの価格が同等ということになります。

もちろんこの一冊より高い本はまだいくらでもありますし、報告書より値にならないものも沢山あります。

本の世界の格差は厳然として存在しています。

konoinfo at 22:10│Comments(0)TrackBack(0)

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