2009年06月08日

お母さん対応

毎年一人か二人、必ずお出でになるのが、お子様の宿題のための参考資料探しのお母様。

定番は偉人伝で、だれそれについての本はありませんか、と歴史上の人物の名を挙げられます。大抵は小学生の夏休みの宿題などというケースで、初めからそう言ってくださる方もおられますが、こちらから尋ねてようやく子どもの宿題ですと答えられる場合も。

近頃は小学生のお母さんあたりですと、見かけだけでは判断が付かないことも多くなりました。

今日のお客様は黄色いニットのワンピース、ヒールの高いサンダル。「アスカモモヤマのことが書いてある本はどのあたりにありますか」「安土桃山ですか」「あ、間違えましたアスカコフンです」

何をお調べになりたいのですかと尋ねると、子どもが明日までに飛鳥古墳のことを調べて行かなくてはならないとのこと。急に言われたので図書館に行ってる暇がない、とも。しばらく見回し、やがて諦めてお帰りになりました。

飛鳥古墳とは、飛鳥時代に作られた古墳のことだろうか、などとしばらく考えているうちに、飛鳥地方にある古墳のことだと気がつきました。高松塚とかキトラとか、そんなことを調べて行くという宿題だったのでしょうね。

お奨めできる適当な本は有りませんが、次からはもう少し的確な応対が出来そうです。

konoinfo at 18:02│Comments(0)TrackBack(0)

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