2009年06月20日

電話魔のお得意様

毎日のように電話を下さるお客様がいらっしゃいます。

今朝も一度ならず、二度も掛けておいでになり、合わせて三十分ほどもお話しました。

現在、ある作家の本を集中的に探しておいでで、著作リストを手元に置いて次々に、この本はあるかとお尋ねになります。

もちろん小店の在庫にないことはご承知で、ネットなどで調べてどこかにあれば、それを入手してお納めします。ご自身でも案外まめに古書店を歩いていらっしゃるようで、どこそこで何を手に入れたなどと、嬉しそうに話されます。

どうして小店にご用命いただくようになったのか、不思議なご縁です。なんとなく頼み易かったのでしょうか。長いお付き合いですが実はまだお目にかかったことはありません。

思いつくとすぐに電話、という感じで掛けてこられるので、時々ご本人も用件が分からなくなるらしく、そんな時は一旦切った後、また掛けるというように、日に何度も掛かって来ることもあります。

さすがに気が引けるのか、ついに先日、一冊ずつ頼むのではなくリストにして送りますと言われました。しかし電話ほど簡単にはいかないようで、まだまだ届く気配もありません。

konoinfo at 17:37│Comments(0)TrackBack(0)

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