2009年07月25日

ブリキ屋さん

自転車で乗り付けた、黄色いキャップのご年配。表の100円文庫から1冊抜き取ると「遠藤周作でも読んで見るかな。ウチの近所だったんだよ」

ご当人の家は淡島通りの豆腐屋さんの隣り、「ブリキ屋だよ」。で遠藤氏は直ぐ隣りに長いこと住んでいたといいます。何時ごろまでかと問うと「だいぶ前、10年か20年か」。

年月の記憶が怪しいのは誰しも同様だとしても、この作家が駒場に住んでいたというのは初耳。晩年、富ヶ谷に住んだと年譜などにあって、確かに近くではありますが、ブリキ屋さんとは方角がまるで違います。

嘘や出鱈目を言っている様子はないので、誰か別人を思い違いしているのか、あるいは実際に作家がそこに住んだのか、折があったら調べてみようと思います。

仕事柄、暑い日には慣れているらしく、今日は母校の駒場小の校庭当番、自分の同期はもう三人しか近所に居ない、と屈託なく話すブリキ屋さん。黄色いキャップはどうやら小学校の支給品のようです。

「ブリキの仕事はもう殆どないけど、スレート瓦や雨樋の直しなんかをやってる」と、まだ現役のご様子に敬服いたしました。


konoinfo at 15:59│Comments(0)TrackBack(0)

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