2009年08月25日

数学者蔵書・第二弾

洋書会から戻ってきました。

「数学書段ボール約120箱」という触れ込みでしたが、確かに相当な量。しかし数学書だけではなく、趣味で買ったと思しい諸々の本も含まれていました。そこで専門書は専門店に任せて、その脇筋狙い。

こちらは、洋書については文学書が中心。日本書もあって文学書、歴史書など、大正末から戦後に至るまでの、比較的保存のよいものが中心でした。

中で店主が目を付けたのは、昭和20年代、30年代の翻訳文学の山です。偉そうに言うほど高い札を入れたわけではありませんが、運よく落札できました。他にも数点落札。明日店に届く筈で、ゆっくり調べるのが楽しみです。

今回は、先週ほど飛びぬけて高価な本はありませんでした。その中で一冊、注目を集めたのが Paul Morand, La nuit de la Paris の初版です。

スパイラルワイヤー綴じ、無刊記ですが1932年刊行とされる本書は、ブラッサイの最初の写真集として有名。自分では手が出なくとも、こうした本を実際に見たり、触れたりできるのも交換会のありがたさです。

ところで明日は午後から組合総会。本が届いても、荷を解く間はなさそうです。

konoinfo at 18:58│Comments(0)TrackBack(0)

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