2009年10月04日

出久根さん

「古書の日」イベントを見に、古書会館へ行って来ました。

日曜日の神保町は殆どの書店がお休みなので、道行く人の姿なども、いつもとは違った街のようです。それでも古書会館には思ったより多くのお客様が入っておられました。

12時から「体験古本市場」と銘打って、本屋の取引の様子を実体験するコーナーが始まりました。「椀伏せ」の再現。「フリ市(口競り)」の実演。現在の「置き入札」の様子まで、約一時間半。

企画者のご苦労もさることながら、大勢の組合員の協力がなければ実現できなかったでしょう。その点に敬意を表したいと思います。

午後二時からは出久根さんの講演会があるというので、ご本人が到着するまで待つことにしました。程なく現れたところへ声を掛けると、例の「やあやあ」調で、「皆随分年を取りましたね。そういう自分もなのですね」。

出久根さんとは昔、城南古書展の同人として何年かご一緒しました。文筆業に比重を移すため退会する際、彼がそれまで担当していた名簿係を引き継ぎました。引き継いだ膨大な手書きの原簿は、やがてワープロ名簿に、続いてパソコンによる管理に。

その店主も名簿係を後継に託し、退会してもう何年か経ちます。年も取る筈。お顔だけ見て、講演会は遠慮し、帰ることにしました。満員御礼間違いなしですから。



konoinfo at 16:51│Comments(0)TrackBack(0)

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