2009年11月03日

本を買う人

学校祭もたけなわの時期。今朝は車で店に来る途中、世田谷学園、駒場学園、筑波大付属駒場のまわりが、それぞれ9時にもならぬうちからざわついていました。

とりわけ筑駒は、10時前にもう一度通りかかった時には、入場待ちの行列が随分長く伸びていました。

いつもここには独特の来場者層があります。小学生くらいの子を連れたお母さん、あるいはお父さん、もしくはその両方。これにOB、父兄、友人といった通常の来場者が加わり、少ない生徒数との比率でみると、最も多く人を集める文化祭のひとつでしょう。

そこへ向かう一団だったかもしれません。店を開けたばかりの時間に、10人ほどの若い男女が足を止めました。均一棚や、絵本の棚に知っている本があるといっては、はしゃいでいます。ひとかたまりになって移動するさまは、まるで「スイミー」のよう。

中で一人だけ違う動きをしていた男性が、数冊お買い上げくださいました。お勘定を済ませた彼が戻ると、程なく一団は、やはりひとかたまりとなって立ち去っていったのです。

本を読む人、少なくとも本を買う人の割合は、学生と思しい層でも、実際こんなところかもしれません。


konoinfo at 17:05│Comments(0)TrackBack(0)

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