2009年11月20日

明古の金曜日

二週間ぶりの明治古典会で、出品量は多め。出品点数は千点を超えました。現代美術を中心とした画集、研究書で100点前後という口が二口あって、人気を呼び、高値になっていました。

不思議なことに、似たような口が同時に複数出るということが、良くあります。一般の入札者には、それが同じ一口か、別々の出品者によるものかは分からないことになっていますから、ボリューム感が出て、良い効果を生むことが多いように思います。

また今日の一口は、白っぽい、新刊のような本が多かったので、誰にでも手が出しやすいということも、人気の原因であったようです。「定価の割りで売れるような本の方が、今時は高いんだよね」と、ある同業は嘆いていました。

一方、入札する側にしてみれば的を絞りにくく、苦労することもあります。平均的に入札していると、全滅するか、あまり欲しくないものだけ落札するかということになりがち。といって、精一杯気張って入れると、落札したはいいが、売れても儲けが出ないということにも。

そんな中、店主はやや腰が引け、めぼしい成果なし。

市会終了後、神保町駅近くの小さなステーキハウスで、いつもの仲間と食事。その中の幾人かが連れ立って出かけた旅行の、みやげ話が盛り上がり、遅い帰りとなりました。

konoinfo at 22:50│Comments(0)TrackBack(0)

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