2009年11月22日

『全国古本屋地図』の衝撃

宅買いで引き取った本の中に『全国古本屋地図』(日本古書通信社)があったのを思い出し、積み上げておいた本の山から探しだしました。

出てきたのは昭和53年8月刊の改訂新版第二刷。まえがきと奥付によれば、昭和52年の初版発行からここまでに、都合五回、刷を重ねています。

これ以降、2001年の21世紀版まで、改訂や増補をしながら繰り返し出版されたようですが、詳しくは分かりません。今度、樽見さんに会った時にでも聞いてみようと思います。

ただ、この昭和53年は、店主にとっては何とか五十嵐書店に拾い上げてもらい、この業界とのつながりが出来たばかりの頃で、とても思い出深いものがあります。

当時の早稲田、神田はもとより、暇を見つけては回ったあちこちの本屋さんの佇まいを、巻末の名簿を見ながら思い浮かべ、なくなった店の多さに改めて驚きました。

しかしそれより大きな衝撃を受けたのは、表紙に使われている写真です。どこか一流書店(想像はつきますが)の棚らしい。あの頃こうした棚を見れば、立派な(そして高価な)本が並んでいると感心したはずです。

試みに背が写っている本の何点かを、「日本の古本屋」で検索してみました。思ったとおり、悲しくなるような価格崩壊ぶりを、この目で確かめることになってしまったのでした。
kotsu

konoinfo at 18:01│Comments(0)TrackBack(0)

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