2009年12月16日

出前お断り

昼頃電話がありました。
受話器をとり店名を名乗ります。すると―

「4時に来てください」
「もしもし」
「今日の4時でお願いします」
「本の引き取りということですか」
「そうです、近くなんで」
「今日はちょっと都合がつかないんですが」
「何時ならいいですか」
「量はどれくらいですか、どんなものがありますか」
「雑誌が、30センチくらい。まだ片付けてるところなので、はっきりとは」
「ちょっと難しいですね。どんな雑誌ですか」
「難しいというのは、引取りがですか」
「そうですね」
「そうですか、分かりました」

これで電話が切れました。はじめはてっきり知った方かと思いました。次に、約束を忘れていたのかと不安になりました。電話番号をご存知だったということは、おっしゃるとおり近くの方で、店においでになったこともあるのでしょう。

切り出し方も単刀直入なら、切り上げ方もあっさりしたもの。かえってこちらが、出前をお断りした蕎麦屋さんの心境です。もちろん想像するだけですが。

konoinfo at 17:53│Comments(0)TrackBack(0)

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