2009年12月20日

ちんぷんかんぷん

ご常連の、双子二組のお母さんが表の棚から絵本を二冊抜いてきて、これはオランダ語かと尋ねます。知り合いのオランダ人母さんにあげたいからと。

日本語も随分と達者になったこのお母さんは、自分の言葉は英語、お連れ合いは仏語、それで6歳くらいの長男は三ヶ国語を操る、と以前お話しました。ともかくそのお母さんのご質問です。

あらためて一冊、奥付で出版地を確かめてみると、間違いなさそう。オランダ語ですね、というと二冊お買い上げになりました。二週間ほど前のことです。

先日ご来店の折り、「この間の本、一冊はオランダ語だったけど、もう一冊はデンマーク語だった」とのご報告。もとより読めるわけではないですが、二冊とも確かめるべきでした。もし不要なら戻してくださいと申し上げておきました。

そのお母さんでさえ判別できないほど似通っていても、当のオランダ人にとってはあきらかな外国語、まったく違う言葉です。言語の不思議さを感じます。

最近、ウェールズ語、アイルランド語、ゲール語といった言語の本が入ってきました。似ているけど皆違う。

読めもしないいろいろな言語の本を置いていることに、後ろめたさを感じないでもありませんが、そんな自分に対しては、こう開き直っているのです。

じゃ、日本語の本なら読めるとでも言うのかね。


konoinfo at 17:40│Comments(0)TrackBack(0)

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