2009年12月25日

今日の市と明日の予測

クリスマス市も無事終わり、残務を片付けてから、お手伝いの方を合わせ総勢30名ほどで打ち上げ。明古にとっては、今年の仕事納めでもあります。

若い人が多いので、カジュアルなイタリアンで飲み放題コース。それぞれに塊りとなって盛り上がっていました。しかしどうしても話題は今日の市会のことが中心。

昨日もお話しした『伝嵯峨本源氏物語』が、予想を超えた落札価格となったおかげもあって、全体の出来高は近年にない好成績でした。

『源氏』自体も一点の落札価格としては、クリスマス市史上最高値。書物に限れば、過去すべての取引の中でもトップテンに入ろうというもの。話題にならざるを得ません。

けれども却ってそのおかげで、今年のクリスマス市を例年と比較して分析するのは難しくなりました。

この本が出なければどうだったでしょう。市場にいて感じたのは、むしろ低調さでした。終盤まで、一点100万円を超える発声を聞かなかったように思います。札の入りも少なかったような。

しかし出品点数1700点。特別の本を除いた出来高で昨年と比べても、やや増加といったところ。点数は減っていて、すると一点単価はむしろ上がっています。

良い本と駄目な本、値のつく本とつかない本の差が、これからはますます広がるのではないか、というのが、その場での一致する結論でした。

konoinfo at 22:48│Comments(0)TrackBack(0)

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