2010年01月13日

先輩を送る

敬愛していた業界の大先輩が亡くなられ、昨日お通夜、今日は告別式が行われました。

昨夜、雨の中を弔問に訪れると、受付を手伝っていた若い同業から、今日の葬儀にも最後まで付きあって欲しいとの、喪主からの依頼がある旨、伝えられました。

喪主は跡取りで小店主と同年代。組合の仕事などで助け合う仲です。

光栄に思いながらも、大変当惑しました。案の定、今日、告別式を終え、斎場まで随行、拾骨、初七日、精進落としとご一緒した皆さんは、いずれも店主などより、遥かに故人とゆかりの深い方々ばかり。

自分が場違いのところにいるような感が終始拭えませんでした。

それでも顔ぶれ自体は良く見知った方々ですし、自分なりに故人に対する思いも持っています。朝11時から夕方5時までの長丁場でしたが、謹んで列席させていただきました。

喪主の淡々とした挨拶は、父親への深い愛情を感じさせるものでしたし、幾人かの思い出話も、シャイで飾らぬ、故人の人柄を髣髴とさせるものばかりでした。

「派手な葬式はしなくていい」と言い残されたそうです。思いがけず多くの人が集まって、「よせよ」と恥ずかしがっておられたかもしれません。そういう方でした。

konoinfo at 18:59│Comments(0)TrackBack(0)

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