2010年01月17日

続けてこそプロ

そういえば一昨日、昨日とボロ市でした。寒いはずです。

12月と1月の15日、16日。うっかり忘れていると、帰り道が塞がっていて迂回することになるので、気をつけて別ルートで帰るようにしています。

もう長いことボロ市をひやかすこともしていませんが、以前出かけた頃でも元祖フリマの面影はなく、骨董、古着などを売っている店はプロかセミプロばかりでした。

インターネットのオークションサイトも、初めのうちはいかにも「ウブい」ものを見かけましたが、月日が経つうちに、出品者がプロばかりになってきているようです。

はじめからのプロもいれば、やっているうちに本業化してしまった人もいるのでしょう。

だからそんなに恐れることはない、と言いたいのです。

少なくとも古本に関していえば、片手間でやって、儲かるような仕事ではありません。残るのは結局プロだけなのです。

このことを、しかし逆に言えば、生き残れなければプロではないということです。最近、業界の将来への悲観的な意見を良く耳にします。簡単に始められるが、続けるのは決して楽ではない。そのこと自体は以前から変わっていません。

この四月、書籍・出版業界の今後を展望するシンポジウムを古書組合で企画しています。店主も一枚噛む予定。それに向けて、少しずつ考えをまとめて行こうと思います。


konoinfo at 18:03│Comments(0)TrackBack(0)

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