2010年01月24日

今年最後の新年会

昨夜は、昔の理事仲間の新年会。退任から数えてみたら10回目、よく続いているものです。

この何回かはパターンが定着してきました。銀座の中華料理店で食事。すぐ近くにあるクラブで二次会。豪勢に聞こえますが、クラブのママは仲間の一人の身内。土曜日でお休みのところを、格安料金で使わせていただいています。

店や業界の将来を憂える話から、他愛もない与太話まで、4時間ほどがあっという間に過ぎました。

その中で大笑いした話がひとつ。一人が、自分の携帯では小さいカナ(つまり拗音、促音)が出せないと言い出しました。だからメールを打つときにも、苦心してその字を使わない文章を考えるのだそうです。

「そんな馬鹿な」と何人かが入れ替わりに操作してみるのですが、なかなか旨くいきません。それでも、やがて誰かが操作法を見つけ出しました。一般的な機種とは押さえるボタンが違っていただけのこと。オヤジ度が明かされたような顛末でした。

しかしここには別に、もっと深刻な問題が隠されているような気がします。いつの間にか、私たちの文章はコンピュータに規制されているのではないでしょうか。

ついさっき、「しんぎん」と打って「呻吟」が出ず、一文字ずつ変換しようとしても「しん」で「呻」が出ません。IMEパッドなどで書いて探す手はありますが、ちょっと面倒。

結局「うめく」で「呻く」が出ることに気がついたのですが、こんなことを繰り返すうち、変換し易い言葉や文字使いへと統御されていくような気がするのです。

目新しい意見ではありませんが。

konoinfo at 17:37│Comments(0)TrackBack(0)

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