2010年08月18日

ついつい拾い読み

斎藤兆史さんの『英語襲来と日本人』(講談社メチエ、2001)を拾い読みしていて、「日本語の方が英語よりも大きな変質を遂げている」という箇所に遭遇しました。

500年前のシェイクスピアの英語は、現代英国人にも、さほど苦労なく読める。一方、西鶴はそれより100年ほど後ですが、現代日本人が読むのは大いに苦労だと、例をあげています。

ふむふむと勝手な親しみを持って(駒場の先生ですから)読みながら、ふと頭をよぎるものがありました。英語が、いかに大きく変化した言語であるかを説いた文を、最近何かで読んだ覚えがあります。

しばらく考えて、思い出しました。『世界の言葉・何を学ぶべきか』(慶應出版社、1943)という、第二次大戦も末期の、学生向け語学入門書です。

30に及ぶ言語が紹介され、その一つとしての「英語」を紹介しているのは西脇順三郎。その論の中に「英語は世界の言語中最大に変化した言語といふことが出来る」とありました。

RIMG0575揚げ足を取ろうというのではありません。ちょっと面白いなと、感じただけのことです。

面白いといえば、この『世界の言葉』という本にあらためて目を通してみると、色々と興味深い点があります。いずれ詳しく読み込んでみたいものです。


konoinfo at 18:34│Comments(0)TrackBack(0)

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