2010年08月25日

『世界の言語』

RIMG0683今朝も故あってバス通勤。日陰を探しながらゆっくり歩いても、着くと汗まみれ。でも、たまにはいいものです。

さて改めて『世界の言語』について。慶應義塾大学語学研究所編で昭和19年刊。計31の言語が取り上げられていて、20名の執筆者。いずれも錚々たる先生方ですが、ほぼ全員が慶應義塾大学外国語学校講師。

つまり塾生のための、外国語学習へのいざないという性格の本です。なによりその目的に迷いがありません。「大東亜建設の指導者たるべき我が国民」の「緊急の要務」なのです。

31の言語のうち20までがアジア諸語というのも、現在では考えられない比率。ちなみにその内訳は以下の通り。

北京語・広東語・タイ語・チベット語・ビルマ語・安南語・マライ語・ジャワ語・タガログ語・蒙古語・トルコ語・アラビア語・ヒンドスターニー語・ベンガール語・グジャラーティー語・梵語・巴利語・タミル語・イラン語。

なお、トルコ、アラビア、ヒンドスターニー、タミルの各語は井筒俊彦担当。ギリシア、ラテン語は高津春繁、ドイツ語は関口存男、蒙古語は服部四郎、スペイン語は永田寛定、そして英語は西脇順三郎。

実際に講座が開かれたかどうかも定かではありませんし、その当時に身を置きたいとは思いませんが、受けてみたい先生方ではありますね。

konoinfo at 18:05│Comments(0)TrackBack(0)

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