2010年09月17日

市場での売り買い

昼から古書会館へ。少々出品もありましたので、着いてまず明治古典会の会場4階から、順を追って入札。

自分の出品物にも一応札を入れます。もし札を入れずにおくと、最低2000円で落札されます。いくら以上に売りたいという希望がある場合は、その金額を「止め札」として入れておくわけです。

自分で「買い札」を入れることも出来ます。「買い札」と「止め札」の使い分けについては、いろいろと微妙な点を含んでいて、一言では説明しがたいところ。いずれ折がありましたら。

ともかくそうして札を入れます。今日は、ちょっと気を惹かれる口がありました。美学、美術、建築関係の和書・洋書が数十点に分けられて出ています。

特に高価なものはないのですが、いわゆる「筋の良い」もの。ただし本の状態には多少イタミ、ヤケなどが見られます。この口を中心に、いつもよりは札を入れました。

しかし結果的に落ちたのは三点。それでも一番欲しかった本は、下札で手に入れることが出来ました。パラディオの作品集、
Corpus Palladium: 1-6. RIMG1114
Pennsylvania State Univ Press,
1968-. 全8巻の内の6冊。

一方、出品したのは先日の宅買い品ですが、予想していたとはいえ厳しい結果。店に戻り、結局のところ買い手のつかなかった『演劇界』について、再挑戦するかどうか、思案しているところです。


konoinfo at 21:55│Comments(0)TrackBack(0)

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