2010年09月22日

本屋で涼む

「いやあ暑いですね。今日までとは言ってますけど」そういって入ってこられた、おそらく初めてのお客様。エアコンの下でしばらく涼んだ後、店内を一回り。

時々何かに眼を留めると、それについてお尋ねがあります。いわく「この古い聖書は珍しいものですか?」「研究社の羅和辞典は、現在絶版ですか?」「この『1Q84』は、今は手に入らないのですか?」さらには「洋書が沢山ありますが、売れますか?」

お答えできる質問にはお答えし、お答えしづらいものは適当にはぐらかしながらお相手をしているうち、「専門家の意見を伺いたいのですが」ときました。

はて何事かと居住まいを正すと、「あの大学書林という出版社が続いているのは、何か秘密があるのでしょうか。とても売れそうもないような珍しい言語の本ばかり出していますが」

残念ながら、お答えできるだけの知識はありません。「もっと不思議な出版社はいくらもありますよ」と、お答えするのが精一杯。すると「例えばどこですか?」と突っ込まれ、また言葉を濁します。

RIMG1218そのうち、お客様は暑気も取れたのか、『天皇と東大』を目にして「立花隆はお好きですか?」と問いを投げかけ、答えも待たず「私は嫌いです」と言い放つと、さっさとお帰りになりました。

予報では、明日からは気温も下がりそう。


konoinfo at 18:15│Comments(0)TrackBack(0)

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河野書店

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