2010年09月24日

今日の明古

明治古典会は特選市。いつもながら華やかな感じ。明古らしい本が並びました。ということは、店主にはやや縁遠いものばかり。

もっとも、稀覯文芸書、古典籍、サブカル、版画刷物、近代文献資料、そうした全てに通暁する業者は殆どいません。守備範囲が広いか狭いかの違いはあっても。

ツボにはまれば小店にも落札のチャンスはある筈。そう思って、あきらめず毎回、会場を見て回るのです。

今日は、先日急逝した、先輩会員の蔵品の一部が出品されました。地図という独自のジャンルで一時代を築いた方です。

しかしながら近年、このジャンル自体に昔日の勢いが失われてきています。それだけに、一番の買い手を欠いた入札は、故人が見たら歯噛みするような悔しい結果だったかもしれません。

しかし、これを奇貨として新たな追随者が現われ、またこのジャンルに活気をもたらすことになる可能性もあります。いわば古書業界の倒木更新と言うこともできるでしょう。

RIMG1262この大先輩には、不思議なご縁がありました。何より誕生日が同じ。先輩は知っておられたかどうか。また七夕大入札会では、ずっと地図部門で先輩のお手伝いをしてきました。

急なことで、まだ実感はありません。折々に、その不在を思うことになりそうです。強力なツボを持った先輩でした。

konoinfo at 20:01│Comments(0)TrackBack(0)

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