2010年11月18日

新感覚派

お客様からお電話で二冊の本のお問い合わせ。在庫があれば近く東京へ出るので、その際に寄りたいとのこと。

2000円と5000円、後者はすぐに見つかりましたが、前者がなかなか見つかりません。ふと、販売データを調べると、3週間前に売れていました。

何かの手違いで在庫状況に反映されていなかったようです。すぐにその旨、折り返しお電話を入れました。

すると、実はその売り切れた本こそがお目当てで、それがなければまた別の機会にすると言うことになりました。よくあるお話で、またご丁寧なお話しぶりで、こちらとしても恐縮するだけでした。

さて、その売切れていた本、気になって「日本の古本屋」で検索してみると、2万円ほどで1冊出ています。同じ書店が、アマゾンにも同様の金額で出しています。それを見て思い出しました。

この本の値付けをするときに、このことは調べ済みでした。その上で、自分なりの判断で2000円として「日本の古本屋」と小店のHPカタログに載せたのです。

それでも登録してから売れるまでに、半年かかっていました。それにしてもこれに2万円をつける感覚は、従来の古本屋にはないものです。アマゾンの素人書店さんならともかく。

というより、素人さんが組合員になって、まだ素人感覚を維持しておられると考えるべきでしょうか。
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だいいち、もし同じ本をお持ちのお客様が売りに来られたら、一体幾らで買うのだろうと、古い感覚の持ち主である店主などは、つい心配してしまうのですが。

konoinfo at 19:54│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by まだ   2010年11月19日 09:03
絵本のコーナーには可愛らしいクリスマスの飾り付けがされているのですね。大げさにされていないところに暖かみを感じます。近くに住んでいれば実際に見に行くのですが。。
けれど今はこうしてネットでお店の様子が身近に見られるようになりました。まるで近所の本屋さんみたいに思えます。
古本の値段の付け方も私は素人でよく分かりませんが、ブログを読んでいると少し分かったような気になりました。
2. Posted by 店主   2010年11月20日 17:27
ありがとうございます。どうぞ馴染みの店の一つにお加えください。

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