2010年11月25日

在庫の値打ち

倉庫から古い在庫を引っ張り出してきて、整理を始めています。小店の場合、古いと言っても、せいぜい10年〜20年モノ。開業して27年ですから、それ以前の在庫はありません。

もちろん、それは小店で寝ていた期間であって、刊行年はずっと古い本もあります。いずれにせよ、久しぶりに見る本に、懐かしささえ覚えるほど。

初めから倉庫行きの本は少なく、しばらく店に並べたり、即売展などに出して売れ残ったもののうち、見切るには惜しいと思って仕舞いこんだものが大抵です。

整理を始めてまず気がつくのは、殆どの場合、本に付いている値段が、現在の感覚からすると倍以上であること。昔が高かったと言うより、価格崩壊がそれほど進んだということでしょう。

だんだん暗い気分になってきます。寝かしておくうちに価値が出て、市場に出して大儲け、などという話は、遠い昔の夢物語に過ぎません。

と思っていたら、先日の東京古典会の大市会で、その夢のようなお話が実際にありました。中国バブルの賜物です。幾らで入手したものかは分かりませんが、その何倍、もしかしたら何十倍、あるいはもっと…。

RIMG2017一万円のものが何十万円になったというレベルの話ではありません(それでも充分羨ましいですが)。ゼロが二つ三つ余計に付く話。業界に新伝説が誕生したのでした。

ハナから違う世界の話です。古在庫をひっくり返しながら、現実を噛みしめました。

konoinfo at 18:34│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

Profile