2010年11月28日

記憶にない

ひと時、仕事の手を休め、坪内祐三さんの『本日記』(本の雑誌社・2006年)を拾い読みいたしました。

その名の通り、本とそれにまつわる人や店の話が中心で、とりわけ古本、古本屋が頻繁に登場します。そこでつい知った名を探して、頁を繰ってしまうことになります。

そうしているうち、2004年7月5日という日付の箇所が目に入りました。古書会館の落成祝賀会に、山口昌男さんと一緒に出かけたと書かれています。

確かに、お招きした筈だと、頭では承知しているのですが、その日のお二人の記憶がありません。というより祝賀会の様子そのものを、まるで思い出せないのです。

当日、店主は落成式の司会役をおおせつかっていて、そちらに頭が一杯だったと言い訳も出来ます。しかしその式典の次第も、今では殆ど覚えておりません。またしても、記憶力の弱さが証明されてしまいました。

ところでこの本によれば、坪内さんはご自宅に近い三軒茶屋から三宿、池尻、渋谷、下北沢、豪徳寺、経堂と実にこまめに古本屋通いをされています。

しかし駒場東大前の名は、ついに一度も出てきません。まるで避けて歩いてでもいRIMG2033るように。

昔、七色文庫を通じて南部の市場に出品された、彼の旧蔵洋書を買ったことだってあるのです。近くその七色が関わり、先ごろ終刊した『彷書月刊』の「謝恩会」があるので、そこで会ったら一度、了見を質してみますか。

konoinfo at 18:05│Comments(0)TrackBack(0)

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