2011年01月27日

青年歌集

あちこち本を動かしているうちに、古い歌集が二冊出てきました。

どこで手に入れたのか、もう思い出せませんが、その時も面白いとは思いながら、商品になる気がせず、そこいらに積んでおいたのでしょう。

kashu改めて手にとって、中を開いてみると、懐かしいというのとも違う、ちょっと不思議な気分にとらわれました。確かにあったはずなのに、実在したことが信じられない景色が、そこから見えてくるのです。

もちろん、店主にとって、同時代というには少しずれがあります。本書の発行は昭和29年と30年。まだ物心つくかつかないかという時分ですから。

しかし「うたごえ運動」は、半ば揶揄の対象となりながらも、10年以上の後にも存続していたという記憶があります。そう、確かにあったはずの時代です。

唱歌、民謡などに混じって「今日はモスクワ」などという歌があります。「自由ヴェトナム行進曲」という歌もあります。もちろんベトナム戦争以前の、占領下での歌です。

一言でいえば「社会主義がもっとも輝いていた時代」ということになるでしょうか。ベルリンの壁が出来るのは、まだ6年も先です。

この半世紀で、私達は果たして幸福になったのか。まことに月並みではありますが、そんなことを思ってしまいました。

内輪ネタではありますが、この中に「月の輪音頭」という歌を見つけました。同じ名を持つ書店に、知っているかどうか、今度会った時に聞いてみることにします。

konoinfo at 20:19│Comments(0)TrackBack(0)

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