2011年02月27日

休むに似たり

いちいち反応していても仕方ないのですが、今朝も朝日新聞の読書欄を見ていて、暗然としました。

宝島社が大型書店にグッズ展開をして好調、という記事です。グッズを売ることに文句があるのではありません。マーケティングの力で雑誌が好調。それにも異を唱えるつもりはありません。

むしろ同社は現状の電子書籍化の流れに対抗し、紙の出版にこだわって行きたいとの姿勢のようで、その点に関して言えば、本屋の味方。力強いエールを送っているようにも聞こえます。

しかしそこで語られる出版は、何万部、何十万部を狙う産業としての出版です。生き延びる出版というのが、そのようなものだけだとしたら、どうでしょう。

そしてその可能性が高いのではないかと、日増しに強く思うようになって来ました。当初感じていたのとは逆に、出版産業の危機ではなく、出版文化の危機が迫っているように思えるのです。

紙の本が残るのは、メディアとしての優秀性などではなく、経済合理性でしかないのではないか。

外を歩いているほうが暖かいくらいの陽気になった日曜日、店の中で燻っていると、そんなろくでもない考えに捕らわれてしまいます。午後から用で外出したのを幸い、ゆっくりバス停から歩いて帰ってきました。

さて気を取り直して、溜まっている本の値付けを再開です。

konoinfo at 18:22│Comments(0)TrackBack(0)

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