2011年03月29日

死んではいけない

福島県の有機栽培農家が自死したという、痛ましい記事が今朝の新聞に出ていました。

農作物の育成に際し、人間の作り出した様々な害毒を、出来る限り排除することが、有機農家の仕事。それを十年以上、地道に続けてこられた方のようです。心中察するに余りあります。

それでも、本来、有機農家は「タフでなければ生きていけない」人々ではなかったでしょうか。様々な苦難を乗り越えて、たくましくやってこられた方々のはずです。

これまでの丹精が、放射能汚染の風評で、塵芥に帰すると絶望されたのでしょうか。店主自身は、有機農法に無条件で賛同するものではありませんが、残念至極なニュースでした。

それにしても、人工物による自然界の汚染は、放射線に限ったものではないことは言うまでもありません。世の中は「ただちに健康に影響しない」農薬、化学肥料、食品添加物、排気ガスなどで満ち溢れています。

そうしたものに無感覚な方に限って、例えば水の買いだめに、走られているのではないかと、つい勘ぐってしまいます。

ただちに影響のないものなら、還暦を過ぎた店主にとって、さほど怖いものではありません。摂取制限などという言葉を聞いて、お隣のコンビニの前にある喫煙コーナーを眺めると、なぜ喫煙制限が発令できないのか不思議な気がしてくるのです。

今日は洋書会。退官されるM先生の本をカーゴ3台出品。その内1台分ほどは自分で買い戻しました。

konoinfo at 21:34│Comments(0)TrackBack(0)

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