2011年05月01日

『青春』

予報を見る限り、もう少し雨が降るかと思ったら、もっぱら風。それも時折恐ろしいほどの音を立てて。この風で、雨の方はどこかへ吹き飛ばされてしまったのかもしれません。

連休の只中、このお天気では、開ける前から結果は明らかでした。それでも不思議なのは、瞬間的に賑わうことが何度か。なぜかしら、ご来店が重なるのです。

小店あたりの広さでは、四、五人も店内で本をご覧になっていると、なにやら混雑しているように見えます。お休みの日は二人連れ、三人連れなどでご来店のことも多く、それが重なると、それだけで満員御礼気分。

たまたまそんな時に来合わせた方は、随分流行っている店のように思われたかもしれません。でも、今日一日、はるかに無人の時間が長かったのです。力んでも仕方ありませんが。

M. E. Armbrester 著 Samuel Ullman and "Youth".
The University of Alabama Press, 1993. という本で仕事の手が止まりました。ジャケットに「青春」という文字が見え、その袖の解説文に、日本人に賞賛された詩を書いた人だとあります。

寡聞にして、今まで存じませんでした。「ウルマン 青春」で検索すると、いろいろと出てきます。マッカーサーが持ち込み、松下幸之助を初め戦後の実業人達の間に広まったが、米国では殆ど無名のままだったとか。

しかし本に載っている原詩と、ウェブで見つけた訳詩を比べてみると、どうも違います。さらに調べると、訳の元になった詩が見つかり、これには別人の手が加えられていることが分かりました。

原詩のままだったら、恐らく実業人の心は捉えなかったでしょう。でも、心が老いれば身も老いるという、檄のような訳詩より、若さとはしなやかな心だと説く原詩の方が、よほど好みに合いますね店主は。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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