2011年06月16日

抜本的改革

店番のミセスCが、暗い顔で「本当にお客様が来ない」と、ため息をつきました。午後からTKIの会議に出かけ、閉店間際、店に戻ったときのことです。

つい何か責任のようなものを感じてしまうのでしょうか。如何ともしがたいことですのに。

確かに今週に入って店の売上は低調で、今日はまた雨のせいもあるのか、一際淋しいレジの打ち数です。余りこんな話をしたくはありませんが。お聞きになりたくもないでしょうし。

しかし今朝、来がけに感じたのは、道路の空き具合です。途中、環七をしばらく走るのですが、昔のことを思うと実にスムーズです。渋滞に会うことがめったにありません。

経済活動がそれだけ落ち込んでいるということでしょう。そのくせ近頃、妙に道路工事が目立つと感じるのは店主だけでしょうか。

何にせよ、世間の景気が悪いことは確か。もちろん、それが確かめられたからといって救いにはなりません。

RIMG3438TKIの会議では、5月の「日本の古本屋」全体の受注金額が、不思議と良かったことについて、皆で頭を悩ませました。前月より良かったのは分かるとして、前年比でもプラス。

個々の店に、その実感はありません。どこか特別に売上の伸びた店があるのだろうかと、揣摩臆測、疑心暗鬼。何より、これが先につながるのかという見通しもつきません。

そんな中で、そろそろ耐用年数と思われる今の仕組みを、根本的に見直そうという議論が白熱しました。

要するに、どこも活路を求めているのです。

konoinfo at 19:48│Comments(0)TrackBack(0)

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