2011年06月23日

古本屋体験

中学生(だと思います)の三人組が店に入ってきて、しばらくもじもじしたあとで一人が「あの、デカメロンはありませんか?」と尋ねました。

店主、間、髪をいれず「残念ながらありません、ついこの前にも聞かれたから確かだよ」と答えました。

三人、賑やかに「あーそうなんだ」「他にも来てるんだ」「やっぱり」などと言い交わしたあとで「先生の紹介も、変だよな」と結論して帰って行きました。

思うに生徒たちに「古典を読みなさい。ついては『デカメロン』なんかが手頃だろう」とでも話された後、小店のことをご紹介くださったのではないでしょうか。

確かに生徒さんのいうことにも一理あります。古本屋の在庫は、一点につき一冊以上あることの方が稀。誰かが来て買ってしまえば、その他の人の手には入りません。

しかし先生には先生なりに、この機会に古本屋というものを覗いて来いという、有り難いご配慮があったのかもしれません。

まあ、古本屋の親父と話したという経験が、これから先、少しでも敷居を低くすることになれば、将来の顧客へと繋がるかもしれません。期待しましょう。

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夕方、通夜に上野寛永寺まで。世話になっている業界の先輩がお連れ合いを亡くされて。お辛さは痛いほど伝わってきます。往復二時間半かけて一瞬のお焼香、それがせめてもの弔意です。


konoinfo at 20:25│Comments(0)TrackBack(0)

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