2011年07月23日

タイムリー

朝一番に、文庫が一冊売れました。『東電OL症候群』(佐野眞一・新潮文庫)です。

今朝の朝日新聞に、この事件に関する記事が出ていました。きっと興味を持つ人がいるだろうと、読んだ時に思いました。しかし小店に在庫があるとは思っていなかったので、若い男性が帳場に持ってきたときには、ちょっと驚きました。

事件は1997年、渋谷というより神泉、いわば眼と鼻の先で起きた殺人事件ですから、新聞が大きく取り上げていたことをよく覚えています。

初めは、単に商売女性が被害にあった事件と思われました。やがて身元が分かるとセンセーショナルな話題となりました。後に容疑者が逮捕され、裁判で刑も確定し服役中ですが、現在に至るまで、ずっと冤罪説が燻っています。

事件の内容が内容だけに、当時の記事の表現にも苦心が感じられました。分かりやすく書こうとすると、きわどい用語を使わざるを得ません。今回の記事もそうです。それでもWEBなどに比べて、かなり抑制された言い回しになっているように思われました。

今度の記事は、最新のDNA鑑定技術により、冤罪説に勢いをつける証拠が現れたというものです。真犯人は別にいる。佐野さんの著作に関心が向かうのは当然のことでしょう。

RIMG3664新刊屋さんの中には、これらの本を面出し陳列したところもあるかも知れません。古本屋の哀しいところは、たまたま有っても、殆どの場合、たった一冊の在庫に過ぎないことです。

古本屋で欲しい本に出会うことがどんなに幸運なことか、この点をもう少しアピールしたほうがいいかもしれません。

konoinfo at 20:38│Comments(0)TrackBack(0)

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