2011年08月14日

ひたすらアタリを待つ商売

RIMG3895お隣がセブンイレブンで、当たり前のように店を開けていますから、あまり特別なことには見えませんが、この夏休みでお盆で日曜日、どんなお客様が来るというのでしょう。

いえ、小店のことではありません。セブンとは反対側のお隣、分譲中の幟を立てたマンションで、ひたすら訪れる人を待つ販売員のことです。

数ヶ月前に二戸を売り出して、暫く販売活動が続き、一旦見かけなくなったので売れたのかと思いきや、最近になって、またセールスの動きが目立つようになりました。

土曜、日曜になると若い女性が駅前で声を出してチラシを配ったりもしていましたが、このところは連日、中年男性や若い男性が路上で、張り番のようにして立っています。

確かに売れればン千万円の物件ですから、エイハブ船長がクジラを追うようなものかもしれません。いやむしろ、毎日船を出しては戻ってくるサンチアゴの趣きを感じます。店主より若い方を、老人呼ばわりは気の毒ですが。

同じく物を売るといっても、一冊百円からある古本屋と、どんなに安くても数百万円からするマンションとでは、まったく違った心性が必要とされるのでしょうね。

毎日レジの数字を気にしているようでは、やっていけないことは確かです。

しかし気になるのは、こうして毎日立ちん坊をしている販売員さん達の給料は、どの程度、販売価格に組み込まれているものかということ。実に余計なことではありますが。


konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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