2011年08月25日

編纂事業

古書組合も創立90年を超えて、そろそろ『百年史』の準備を始めたらどうかという組合員も現れました。

その中には『東京古書組合五十年史』の編集に関わった人たちもいて、というより専らその世代。今なお現役、つまり40年以上業界で活躍している元気な先輩方の声です。

そういえば「社史」というのが、古本の分野として幅を利かせた時代がありました。もともと非売品であったり、定価がついていても高額であったりして、古書としても良い値になっていたのです。

今では僅かな例外を除いて、見る影もありません。それは学校史なども同じこと。もっと言えば地方史なども同じ。

RIMG0027その僅かな例外のうちに入るかどうか『森永五十五年史』(森永製菓、昭29)が手に入り、中を眺めて楽しみました。

とりわけ第二部の写真録。ポスターや各種広告、そして商品そのものの図版を見ているだけで飽きません。身近な企業であるだけに、立派な風俗資料となっているからでしょう。

同社は2000年に『森永製菓100年史』を出していますが、本としての趣は、初めの方が数等上のような気がするのは、古本屋の勝手な思い入れでしょうか。

翻って我が『組合五十年史』もなかなか重厚な本です。内容、形態ともに、あれ以上のものを作るのは大変なこと。同じ思いからでしょう、近頃、新たな社史を出すところは、少なくなっているといいます。

どうする古書組合。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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