2011年09月27日

きれいでも買えない

ざっと20年以上前の教科書、15、6冊もあったでしょうか。驚いたのはどれもとてもきれいなこと、まるで新品同様。

40代の男性がお持込になりました。ご自身で使われた(というより使われなかった)もののようです。

残念ながら、評価をつけられません。殆どがいわゆる一般教養の教科書、参考書、その当時は「指定」とされていて、履修生は必ず購入するべき本でした。古本としてもドル箱商品。

たとえば『国際関係論』、あるいは『西洋哲学史』。その初版は更に20年ほど前に出て、何版も重ね、改版も出て、このころが使われた最後の時期ではなかったでしょうか。

しかし今では、いかにきれいな本でも、棚に差しておいて誰かが買っていくとは思えません。一応買い取り価格は申し上げましたが、ほとんど捨て値、ご売却いただけませんでした。

説明の主旨がうまく伝わらなかったようで「神田の専門店に持っていけば、買ってもらえるでしょうか」とお尋ねになります。しかしこれらは学術書というより学習書、まず期待できません。

むしろそれなら大型チェーン店にお持ちになってはどうかと、お勧めしました。そのきれいさで、もしかしたら小店より高い評価をされるかもしれませんから。

「すぐに売ればよかった」と述懐されていましたが、確かにあれくらいの美本が当時持ち込まれたら、高価お買いRIMG0265入れしていたはずです。

普段は逆のケース――売れる本なのに、状態が良くない――で頭を悩ますことの方が多いのですけれど。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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