2011年10月26日

名もなき店

学生らしい男性が、店内に入ってくると、おずおず尋ねました。

「あのー、こちらは三栄コピーですか?」

RIMG0434「違いますよ、ここをもう少し行ったところです。でももう閉まってるんじゃないかな」時刻はちょうど、午後6時頃のことでした。

「そうですか、すいません」そう言うと表に出て、待っていた仲間に「違うって」。去っていく様を、いささか呆れながら見送りました。

先日は、お買い上げいただいたお客様が、一旦店を出てから戻ってこられて、「ところでここは、なんと言うお店ですか」と尋ねられます。名乗ってから、店の名刺をお渡ししました。

コピー屋さんと区別がつかないのは論外としても、店名が分らないのは小店にも責任があります。ついに今日まで、まともな看板を掲げることなく営業してきました。

それと比べて思うのは、漸く空きが埋まって営業を開始する、駅前の店のことです。お好み焼きの店が閉まってから、もう一年になろうとしています。

造作が始まったのは今月に入ってからでした。何が出来るのかと見守るうち、体裁が整うと、看板がついて「駒鉄」という名前が入り、つけ麺の店だと分りました。

10月30日がグランドオープンだそうで、数日前から盛んにビラ配りをしています。前の店もそうでしたが、何よりも先ず、店名を売り込むことに一所懸命です。

つけ麺の店としては店内が広く、ここにどれくらいの集客を見込んでいるのかと、余計な心配をしてしまいますが、この数日は、スタッフミーティングを繰り返している様子を目にします。

しかし、それほど熱心に売り込んだ名も、記憶に残るかどうか。何より証拠に、前のお好み焼きの店の名も、先ほどから思い出そうとして、どうしても思い出せません。

これはただ、店主の物忘れのひどさによるだけのことですが。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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