2011年11月20日

お受けとめ

RIMG0625TPPというのがどんなものであるのか、今ひとつ良く分からないのですが、賛成、反対が大きく対立していることだけは伝わってきます。

自分なりの意見を持ちたいものだと、先日、NHKの討論番組を、つい見てしまいました。見終わっても依然として、良く分からないことに変わりないのですが。

大雑把に言えば農水省が反対、経産省が賛成という構図。それくらいは、新聞記事などからでも知ることが出来ます。

ただ双方、農業や保険医療が潰れて良いとは思っていないし、不況を克服できなくとも良いとは思っていません。しかし賛成派は反対派の懸念を払拭できない、反対派も賛成派の危機感を解消できない。深刻なジレンマです。

元官僚二人、学者一人、政治家二人という討論会でしたが、政治家の言葉がどうしても軽く聞こえてしまうのは、店主の偏見でしょうか。あるいは単に若そうだから。それもまた偏見ですが。

自由化で日本の農業が壊滅するという反対派の主張に対し、一番極端な状態を想定した試算でも、15%は残るから壊滅などありえない、と一人の政治家が反論したのは、さすがにご本人も後で反省したでしょうから、咎め立てしません。

けれども最後に話をまとめるように「ご意見を、しっかりお受け止めさせていただいて、慎重に進めてまいりたい」と話すのを聞いて、やはり不安が拭えませんでした。

「全ては交渉に掛かっている」というのが推進派の論拠なのに、その交渉力(のもとになる表現力)こそが、一番の弱点に見えるのですから。

今朝一件の宅買があり、それが交渉術をご専門とされた方のお宅。そこからつい、柄にもない話になりました。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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